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アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜著名投資啓蒙家クレイマー式ポートフォリオ構築術とは?〜

2015/12/07

先週の米国株式市場は、カリフォルニア州の銃撃事件、ECB(欧州中央銀行)の金融緩和策に対する失望で下げ、良好な雇用統計で反発、週間でほぼ横ばいを維持しました。「掉尾の一振」(年末の株高のことです)への期待を繋いだと言えるでしょう。

今回は元株式ファンドマネージャーで、米国の著名投資啓蒙家ジム・クレイマーのポートフォリオ構築術をご紹介いたします。彼が分散すべきとする5タイプの資産に沿って「アメリカNOW! 今週の5銘柄」が選んだ、「金」のSPDR ゴールド シェア、「配当利回りの高い株」としてL ブランズ、「成長株」のフェイス ブック、「思惑で動く株」ではブリストル マイヤーズ スクイブ、「経済が健全な地域の株」としてホーム デポをご紹介しています。

図表1:S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

※当社WEBサイトを通じて、SBI証券が作成

<先週の米国株式市場>
今週の米国株式市場は、上下に大きく振れましたが、週間では0.1%の上昇となりました。

2日(水)は国際的なテロ組織との関係が疑われたカリフォルニア州の銃撃事件で下げ、3日(木)はECB(欧州中央銀行)による追加緩和が市場期待を下回り、また、米ISM非製造業景況指数が低下したことから下落しましたが、4日(金)の米雇用統計で非農業部門雇用者数が21.1万人増と予想の20万人を上回る良好な数字だったことから大幅反発となりました。

ECBによる追加緩和策は、期間の延長(「16年9月まで」から「17年3月まで」へ)、中銀預金金利の引き下げ(「-0.2%」から「-0.3%」へ)が発表されましたが、一部で750〜800億ユーロへと拡大が期待されていた月額購入額は600億ユーロで維持されたため市場の期待を下回りました。

10/22ドラギ総裁の会見で大胆な緩和策への期待が膨らみましたが、その後に米国の12月利上げの可能性が高まっていたため、市場の期待を下回る措置にとどめたのは妥当な判断であったと思われます。

(1)米国の利上げに配慮してバランスを取った(大幅なドル高を防ぐ)、(2)ユーロ圏経済に対する自信の表れ、(3)今後に緩和の弾薬を残した、と捉えられネガティブな面ばかりではなかったと評価されます。

<今週の米国株式市場>
4日(金)の大幅反発で、「掉尾の一振」(年末の株高のことです)への期待を繋いだと言えるでしょう。

年末の株高が期待されますが、株価が上昇とならないリスク要因として原油価格の動向があげられるでしょう。WTI原油価格が40ドルを割れて大きく下落する場合、株式市場へのネガティブな影響が懸念されます。4日(金)のOPEC(石油輸出国機構)総会では、生産目標の設定が見送られました。米国のシェールオイルの生産量が十分には減少していないため、減産が合意される可能性は低いというのが大方の見方でしたが、加盟国間の溝が深いことのみが露呈した形となりました。

今週の経済指標では、8日(火)の11月中国貿易統計では、輸出(前年比-11.6%、前月同-18.8%)、輸入(同-5.0%、前月同-6.9%)とのマイナス幅の縮小、11日(金)の11月米小売売上高では、前月比+0.3%(前月は同+0.1%)が見込まれています。

(今週の5銘柄)

今回は米国の著名投資啓蒙家ジム・クレイマーのポートフォリオ構築術をご紹介いたします。11/25のCNBC「マッド・マネー」新しいウィンドウで開きます。(「ポートフォリオではこれを防御しなさい」(Guard against this in a portfolio))で、個人投資家が自身で株式のポートフォリオを作る場合のアドバイスとして、紹介されたものです。米国の個人投資家向けの話ですが、日本の投資家にも十分参考になると思われます。

(1)ジム・クレイマーのポートフォリオ構築術

まず、分散して投資することが重要だとしています。分散は最低10銘柄、最大15銘柄までとしています。

これくらいの銘柄であれば、個々の銘柄をフォローして、「ホームワーク」(決算リリース等を読んで会社の業況を把握すること)も可能だとしています。米国株の場合1株から取引できるため、投資資金の多寡にかかわらず10銘柄のポートフォリオを作るのは可能です。

そして、分散するときの視点として、以下の5つの特徴をもつ銘柄に分散することを勧めています。

1. 金(Gold)
2 . 配当利回りの高い株(A dividend-paying stock with high yield)
3. 成長株(Growth stocks)
4. 思惑で動く株(Speculative stocks)
5. 経済が健全な地域の株(Stocks from a healthy geography)

こうすることによって、「感情」(personal emotions)に対する防御になるとしています。どのような相場つきでもポートフォリオのどれかが物色されている状態が期待され、パニックになることを防いで冷静な判断ができる環境を作るのが目的のようです。

プロのファンドマネージャーで、投資理論に精通し、投資経験を積んでも、最後に残る問題が常に冷静な判断ができるかという心理面のように思います。これは、洋の東西、プロ・アマを問わずのようです。

(2)具体的に銘柄を考えてみました

今回クレイマーは具体的な銘柄に言及していませんので、「アメリカNOW! 今週の5銘柄」が彼のアドバイスに沿って具体的に銘柄を考えてみました。


1. 金

「保険」の意味で入れることを勧めています。リスク資産が全面安になるようなときに効果が期待できます。組入れのイメージは、最大1割です。ただ、足元では政策金利の引き上げが意識される中、金利がつかない金の魅力は低下傾向が続いています。個人的には少なめでよいのではないかと思います。


2. 配当利回りの高い株

当社WEBサイトの「米国株スクリーナー」で、(1)予想配当利回り3%以上、(2)ROA(総資産純利益率)10%以上、(3)予想売上成長率がプラス、(4)S&P500指数採用の条件でスクリーニングを行い、図表2の結果を得ました。

この中から「アメリカNOW! 今週の5銘柄」でも何回かご紹介した、L ブランズ(LB)を取り上げます。同社は女性向け下着のヴィクトリアズ・ シークレットを主力事業とする会社です。扱っている商品は非常に柔らかいのですが、経営が非常に堅い会社で、配当支払いに熱心なことで有名です。

同社の11年から14年のリターンを検証すると、株価は10年末の30.73ドルから14年末の86.55ドルへ2.8倍になっています。さらに、4年間に特別配当を8ドル、普通配当を5.41ドル支払っています。株価を2時点の仲値の59ドルとすると年平均5.7%、14年末の86.55ドルに対しても同3.9%の配当利回りに相当します。

配当利回りの高い銘柄は株価の値上りは見込みにくいことが多いのですが、L ブランズは高水準の配当支払いに、成長性を持ち合わせた特異な会社として注目できます。長期投資の対象として魅力の高い銘柄だと言えるでしょう。

※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。


3. 成長株

何が成長株かについては、PERが高い株だとしています。「株価=EPS×PER」で、株価はEPSとPERに分解できます。PERが高いというのは、市場が将来のEPSの成長が高いと考えているということです。ですから、PERが高い銘柄が成長株と考えてよいとしています。

成長株を選ぶときのポイントは、事業への参入障壁が十分に高いことだと考えられます。成長する市場ですから、参入を考える企業が多いと思われるためです。

その点で注目できるのは、インターネットの各カテゴリートップ企業である、SNSのフェイスブック(FB)、検索のアルファベット(GOOG)、通販のアマゾン ドットコム(AMZN)です。インターネット産業には、一般に「ネットワーク効果」があると言われます。サービスを利用するユーザが増えると、それ自体の効用や価値が高まる効果のことです。グローバルでトップシェアを取っていること自体が参入障壁を築くことになり、さらに強くなる傾向が期待されます。

また、参入障壁が高く成長市場だという点では、ビザ(V)マスターカード(MA)も良く当てはまると言えるでしょう。2社でグローバルの電子決済市場(クレジット・デビットカード)でのシェアは9割(中国を除く)を超えており、実質的に新たな参入は難しくなっているためです。両社に関して詳しくは、当社WEBサイトに11/11掲載の「ビザ、マスターカードに再び脚光!!「スクエア」上場で」をご参照ください。

また、世界展開を着々と進める小売のコストコ(COST)もこのカテゴリーの候補として注目できるでしょう。


4. 思惑で動く株

思惑で動く(スペキュラティブな)株を入れるというのは、投資のアドバイスとしてあまり聞いたことがないですね。しかし、個人投資家のポートフォリオは往々にしてこのようなタイプの株だけで占められることもあるので、こういう株を持つのは良いけれども、配当株や成長株にも分散した上でということを言っているように思います。リスクはあるけれどもうまくいけばハイリターンが期待できて、興味をそそるような株という意味のようです。

このような株としては、現在ではブリストル マイヤーズ スクイブ(BMY)があげられるでしょう。がん免疫治療薬オプジーボの適応拡大によって成長が期待されています。もちろん、適応拡大が適わない可能性もありますし、副作用で思うように使用が広がらないリスクもあるわけですが、現在の期待が実現すれば、高い投資リターンが見込めるでしょう。

尚、同社については、11/30掲載の「アメリカNOW! 今週の5銘柄 〜ジム・クレイマーが「月(つき)まであがる」と言う銘柄とは?〜」もご参照ください。

また、オンデマンドの動画配信で世界的な成長が期待されているネットフリックス(NFLX)、電気自動車や家庭向け蓄電池で成長が期待されているテスラ モーターズ(TSLA)、自動車の自動運転関連で注目されるモービルアイ(MBLY)なども「思惑で動く株」に該当すると考えられます。


5. 経済が健全な地域の株

米国の個人投資家向けに話しているので、経済が健全な地域(米国外)の株を入れるというのが本来の意味です。ただ、現在は世界を見渡して相対的に経済が堅調であるのが米国のため、米国の内需株がよいでしょう。

住宅市場回復の恩恵を受ける住宅建設のDRホートン(DHI)、ホームセンター最大手のホーム デポ(HD)、自動車販売好調で業績が回復するゼネラル モーターズ(GM)などが注目できるでしょう。

図表2:高配当利回り銘柄のスクリーニング

銘柄名 事業内容 株価
(12/4)
予想配当
利回り(%)
ROA
(%)
予想売上
成長率(%)
Lブランズ(LB) 女性向けアパレル 99.50 4.0 14.1 5.3
ペイチェックス(PAYX) 給与・人事業務のアウトソース 53.70 3.1 10.5 7.4
T ロウ プライス グループ(TROW) 資産運用 76.00 4.8 23.0 4.5
メイスリッチREIT(MAC) ショッピングモールのREIT 79.00 4.6 14.5 16.0

注:時価総額の大きい順に並べています。

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

今週の注目銘柄

買付 チャート 銘柄 株価
(12/4)
予想PER
(倍)
ポイント
買付チャートSPDR ゴールド シェア(GLD) 104.02ドル-・金地金に投資して金の国際価格(LBMA金価格)に連動するように運用されるETF(上場投資信託)です。NYSEアーカ取引所に上場しています。

・総経費率は0.4%、純資産は225億ドル(11/25)です。円建てで保有したい場合には、東証に上場している「SPDRゴールド・シェア (1326)」になります。
買付チャートL ブランズ(LB) 99.47ドル23.8 ・女性向けアパレルのヴィクトリアズ・シークレットとボディケア用品のバス&ボディ・ワークスを主力とする会社です。今回は、配当利回りが高い銘柄として取り上げています。

・11/18発表の8-10月期決算は、主力2事業とも既存店売上が好調で、売上が前年同期比7%増、純利益は同24%増となりました。

・12/3発表の11月売上でも既存店売上が前年比7%増と堅調を維持、また、これと別建てのオンライン売上が8-10月期7%増から同12%増と加速していることがポジティブです。
買付チャートフェイスブック(FB)106.18ドル37.0 ・15年12月期の売上は前年比40%増が見込まれている米国の代表的な成長企業です。月間利用者数が世界で15.5億人(7-9月期)に達するSNSを運営し、その「ネットワーク効果」から高い参入障壁を築いていると評価されます。

・7-9月期には1日当たり動画視聴者数が前年の10億人から80億人に急増、同社の定期広告主は9月時点で250万社と、2月から25%増加しています。広告市場でのシェア拡大が期待されます。
買付チャートブリストル マイヤーズ スクイブ(BMY)69.11ドル30.2 ・米国のバイオ医薬品大手の一角です。小野薬と共同でがん免疫治療薬開発の先頭に立っていることが注目されています。小野薬と共同開発していた米メダレックスを09年に買収、日本・韓国・台湾以外のがん免疫治療薬オプジーボ(物質名:ニボルマブ)の開発・商業化に関する権利を取得しています。

・7-9月期決算は、売上が前年同期比4%増、EPSは同13%減でしたが、市場予想をそれぞれ6%、12%上回りました。オプジーボは、米国では14年12月に悪性黒色腫の治療薬として承認され、売上は1-3月期0.4億ドル、4-6月期1.2億ドル、7-9月期3.1億ドル(売上構成比7.5%)と急増しています。今後は適応拡大による業績拡大への貢献が期待されています。
買付チャートホームデポ(HD) 134.53ドル21.8 ・米国最大のホームセンターで、今回は世界的に見て経済が健全な地域の内需株という観点から取り上げています。

・8-10月期決算は来店客数増により売上が前年同期比6.4%増と2-7月期の4.3%増から加速しています。既存店売上は同5.1%増、EPSは同17%増で市場予想を3%上回りました。

・同社CEOは「DIYの個人、プロとも来店が増加して、幅広い地域・商品分野で成長が見られる」として、業績の安定が窺えます。

・米住宅市場の好調を背景に株価は上昇基調の持続が期待されます。

注:予想PERはブルームバーグ集計のコンセンサス予想EPSによります。フェイス ブック、ブリストル マイヤーズ スクイブは16年12月期、L ブランズ、ホーム デポは17年1月期です。

※会社資料、ブルームバーグデータをもとにSBI証券が作成

主要イベントの予定

日付 経済指標・イベント 企業決算
7日(月)・ドイツ鉱工業生産(10月)
8日(火)・中国貿易収支(11月)
・ユーロ圏実質GDP(7-9月、改定値)
オートゾーン
9日(水)・日本機械受注(10月)
・中国消費者物価指数(11月)
コストコ ホールセール
10日(木)・中国新規銀行融資(11月) 15日までに発表アドビ システムズ
11日(金)・米国ミシガン大学消費者信頼感(12月、速報)
・米国小売売上高(11月)
12日(土)・中国鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資(11月)
14日(月)・日銀短観(12月)
15日(火)・ドイツZEW景況感(12月)
・ニューヨーク連銀製造業景況指数(12月)
・米消費者物価指数(11月)
・米FOMC(米連邦公開市場委員会)(16日まで)
オラクル
16日(水)・ユーロ圏消費者物価指数(11月)
・NAHB住宅市場指数(12月)
・米住宅着工・許可件数(11月)
・米鉱工業生産(11月)
・米政策金利
フェデックス
17日(木)・ドイツIFO企業景況感指数(12月)アクセンチュア
18日(金)・中国住宅価格(11月)
・日本政策金利
レナー、カーマックス、カーニバル

※ブルームバーグデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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