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2024-03-28 22:21:37

マーケット > レポート > 福の神レポート〜来年NISA開始前に役立つ投資手法を半歩先読みでご紹介〜

福の神レポート

来年NISA開始前に役立つ投資手法を半歩先読みでご紹介

2013/11/8

● レポートの結論
2014年のNISA開始前に、年内の軟調相場で役立つ投資手法や仕込み方を考えよう!!

● レポートのポイント
・ 年内の株式市場をとりまく「三重苦」の需給懸念
・ 一転、年明け相場は「トリプルメリット」で好発進期待!
・ それなら、NISA開始前の年内に投資を検討すべき銘柄は?役立つ投資手法を半歩先読みでご紹介!!

年内の株式市場をとりまく「三重苦」の需給懸念

2013年10月11日の福の神レポート「年内に控える3つの需給懸念と制度変更」で年内の需給懸念の三重苦について、解説しましたが、やはり日経平均株価の上値は重たかったようです。

「三重苦」

1

2013年5月高値の信用買い残の解消懸念

2

エクイティファイナンスの増加

3

証券優遇税制廃止による駆け込み売り(来年開始のNISA対応)

図1:日経平均株価(日足・6ヶ月)

  • 当社WEBサイトより、SBI証券投資調査部にて作成

米国の政府機関一時閉鎖問題の解決などから、10月23日には14,800円目前までの高値をつけましたが反落。上値を切り下げ、下値を切り上げる三角保ち合いが続いています。特に7-9月期の決算発表が集中した10月末から11月初旬にかけては、値動きがより小さくなっています。

株価上昇派の論拠である企業業績についても、全般は好調なものの、電機のソニー(6758)、自動車の日産自動車(7201)など事前の予想を大きく裏切り下方修正する銘柄や、業績好調、上方修正ながら事前にアナリストの予想コンセンサスに届かず、失望売りを浴びる銘柄などがあり、”好業績=株高”と素直に上昇相場とはなり難そうな相場展開となっています。

既に、新規上場については年内に上場承認されたものが9社(2013年11月5日現在)と続々発表されていますが、決算発表が一段落すると、既存上場銘柄の公募や売り出しが数多く発表されそうな状況となっています。好業績で株価が堅調な銘柄こそ、大株主も高値で売りたいはずです。本来買われそうな銘柄でもエクイティファンナンスが発表されると、需給悪化で一時的ではありますが、大きく売られるので保有者にとってはショックが大きいので注意しましょう。年内のエクイティファイナンスを考えた場合、12月の初旬までは、発表の可能性はありそうです。

年末の"三重苦"から"トリプルメリット"へ

年末(12月末)は外国人投資家の決算月となり、クリスマス休暇も始まるので、今後はヘッジファンドなど外国人投資家の買いの手も鈍りがちになりそうです。逆に2013年は海外株式と比較しても相対的にパフォーマンスの良かった日本株のポジション調整の売りが懸念される状態となりそうです。
そんな中で、買い手として期待されるのは、アベノミクス相場で復活してきた個人投資家です。 しかし、証券業界で今、最もホットな話題がNISA(少額投資非課税制度)です。証券会社はNISA口座の囲い込みに躍起となっています。テレビCMや、新聞・雑誌の広告、「○○のNISA」「NISAは△△で」などの広告が巷にあふれる状況なのです。

通常は、、、

Q;「いつ買うの?」
A:「今でしょ!」なのですが

しかし、現在に限っては、、、

Q;「いつ買うの?」
A::「NISA口座で来年でしょ!」なのです!

また、先ほど上げた需給懸念の三重苦に関しては、来年になれば解消されそうです。

1

2013年5月高値の信用買い残の解消懸念
→6ヶ月を経過して、制度信用の期日は越えてしまいます。あと、もう少しです。

2

エクイティファイナンスの増加
→年末・年始を挟むスケジュールは、考えにくいのと、証券優遇税制廃止に絡む大株主の売り需要もなくなります。

3

証券優遇税制廃止による駆け込み売り(来年開始のNISA対応)
→期限を迎えてしまいます。

逆に好材料として考えられるのは、年末商戦の盛り上がりです。今年の夏のボーナスは3年ぶりに増加したとの報道がありましたが、冬のボーナスに関しても、5年ぶりに増加が予想されているようです。また、来年4月に消費税増税が予定されており、駆け込み需要も想定されます。その年末商戦の結果が判明するのが、2014年1月です。経済指標の好転などファンダメンタルの改善が期待出来そうです。

また、需給面についても、

2013年11月5日から空売り規制が緩和されましたが、いきなり「東京株式市場で売買代金に占める空売りの比率が前週末比5.7ポイント高い29.2%に急上昇。2012年9月6日以来、約1年2カ月ぶりの高水準だった。」との報道があるように、年末相場に向けて軟調な地合いとなれば、規制の緩和もあり、大きく空売り残高が増えそうです。しかし、ヘッジファンドや証券会社の自己の場合、信用取引ではなく、「借株」してきた株式を売却することがほとんどです。3月決算企業の場合、貸し先である大株主が3月末には一旦返却を求めるケースが多いのです。だから、その前の1月または2月に空売りしていた銘柄を買い戻して一旦返却する動きが考えられます。

買いの主体としても、待機資金が潤沢なNISA口座での個人投資家の買いとともに、新年度相場入りの外国人投資家の参戦、が期待出来そうです。

年末までの「三重苦」に対して、年明け以降は以下の「トリプルメリット」となる可能性があります。

年明け以降のトリプルメリット
1

年末商戦の盛り上がりなどファンダメンタルの改善

2

買い主体として、NISA口座での個人投資家と、新年度相場入りの外国人投資家に期待

3

空売り規制緩和による年末までの空売りの増加と年度末に向けた買戻し

そこで、NISA開始前に役立つ投資手法を半歩先読み

そこで、「三重苦」により年末までの軟調相場となれば、年明け以降の「トリプルメリット」相場を期待してじっくりと安値を仕込むチャンスとなりそうです。
検討すべき銘柄は、年末相場で大きく売られた銘柄(空売りが溜まっていそうな銘柄)と、来年NISA口座で個人投資家が買いそうな銘柄です。

これから売られる銘柄は、また12月の「福の神レポート」で紹介するとして、今回はNISA口座で買われそうな銘柄をご紹介いたしましょう。
NISA口座での株式投資には、以下の三つのタイプがありそうです。

●コツコツじっくり「配当・株主優待」重視タイプ
●やっぱり有名な株主優待銘柄に投資タイプ
●ちょっと冒険「売買益」重視タイプ

今回の福の神レポートでは、この3つのタイプで、NISA口座での1年間の上限である100万円でポートフォリオを作成いたしました。

コツコツじっくりの「配当・株主優待」重視タイプ

ポートフォリオ1 〜無名だけど実力派銘柄にじっくり投資戦略〜

PER・PBRなど株価指標面で割安感のある予想配当利回り(1株あたり)が3%以上の高配当銘柄で株主優待がある銘柄を、配当・株主優待のインカムゲインを主目的にじっくり中・長期投資で保有。

NO.

銘柄
コード

銘柄名

市場

株数

株価

投資
金額
(円)

1株あたり
予想
配当金

配当
利回り

時価総額
(億円)

1

3153

東証1部

100

423

42,300

13

3.07%

92

2

2662

東証1部

100

660

66,000

20

3.03%

51

3

9619

東証1部

100

682

68,200

24

3.52%

170

4

7552

東証1部

100

742

74,200

22.5

3.03%

176

5

7561

東証1部

100

758

75,800

24

3.17%

83

6

2681

東証1部

100

922

92,200

32

3.47%

499

7

3817

東証1部

100

1,093

109,300

40

3.66%

167

8

3607

東証1部

100

1,102

110,200

40

3.63%

53

9

4746

東証1部

100

1,426

142,600

45

3.16%

133

10

6419

東証1部

100

1,907

190,700

60

3.15%

421

  • 当社WEBサイトをもとに投資調査部作成。株価は2013年11月6日終値基準。1株あたりの予想配当金は、東洋経済新報社予想より掲載。

−銘柄選定条件−
投資金額:20万円未満
市場:東証1部上場
時価総額:500億円未満
実績PBR:1.0倍以下
予想PER:11倍以下
株主優待有無:有

以上の条件で2013年11月5日終値基準で検索すると16銘柄が選択され、その中から、総投資金額が、約100万円となるように業種分散なども考慮してSBI証券投資調査部が選択した10銘柄でポートフォリオを構築。
総投資金額:約97万円

ポートフォリオ2 〜やっぱり有名な株主優待銘柄に投資戦略〜

NO.

銘柄
コード

銘柄名

市場

株数

株価

投資
金額
(円)

1株あたり
予想
配当金

配当
利回り

時価総額
(億円)

1

3048

東証1部

1

49,850

49,850

1,000

2.01%

848

2

9861

東証1部

100

1,131

113,100

20

1.77%

747

3

8267

東証1部

100

1,338

133,800

26

1.94%

11,059

4

2811

東証1部

100

1,678

167,800

22

1.31%

1,678

5

9202

東証1部

1,000

208

208,000

3

1.44%

7,209

6

2702

ジャスダック

100

2,706

270,600

30

1.11%

3,599

  • 当社WEBサイトをもとに投資調査部作成。株価は2013年11月6日終値基準。1株あたりの予想配当金は、東洋経済新報社予想より掲載。

−銘柄選定条件−
配当利回り:1.0%以上
時価総額:500億円以上
その他:当社保有口座数上位30銘柄以内

SBI証券の保有口座数上位30銘柄(2013年10月31日現在)のうち、株主優待を行っている銘柄から、業種分散などを考慮して、総投資金額が約100万円になるように、投資調査部が6銘柄を選定し、ポートフォリオを構築。
総投資金額:約94万円

ちょっと冒険「売買益」重視タイプ

ポートフォリオ3 〜ちょっと冒険「無配・低位株」の分散投資戦略〜

短期的な大幅な値上がりを期待するには、株価変動(ボラティリティ)の高い無配の低位株への分散投資を行う。ポートフォリオ全体ではなく個別銘柄ごとに、損切り・利食いラインを設定して、短期的な値上がり益を狙う。

NO.

銘柄
コード

銘柄名

市場

株数

株価

投資
金額
(円)

1株あたり
予想
配当金

配当
利回り

時価総額
(億円)

1

8922

マザーズ

400

147

58,800

-

無配

409

2

8175

東証1部

400

151

60,400

-

無配

254

3

3103

東証1部

1,000

61

61,000

-

無配

341

4

3864

東証1部

1,000

88

88,000

-

無配

291

5

4028

東証1部

1,000

88

88,000

-

無配

355

6

5805

東証1部

1,000

112

112,000

-

無配

345

7

9132

東証1部

1,000

114

114,000

-

無配

295

8

6796

東証1部

1,000

123

123,000

-

無配

351

9

1919

東証1部

1,000

137

137,000

-

無配

277

10

9726

東証1部

1,000

157

157,000

-

無配

413

  • 当社WEBサイトをもとに投資調査部作成。株価は2013年11月6日終値基準。1株あたりの予想配当金は、東洋経済新報社予想より掲載。

−銘柄選定条件−
投資金額:20万円未満
時価総額:250億円以上500億円未満
株価:50円〜200円
配当金:無配

以上の条件で2013年11月6日終値基準で検索すると13銘柄が選択し、その中から総投資金額が約100万円となるように業種分散なども考慮して選択した10銘柄でポートフォリオを構築。
総投資金額:約100万円

やっぱり、いつものコレ

今回作成した3つのポートフォリオは、極端に異なった投資戦略によって構築したものです。

NISA口座での株式投資については、ちょっと冒険「売買益」重視タイプの投資家よりも、コツコツじっくり「配当・株主優待」重視タイプの投資家が圧倒的に多そうです。

SBI証券の株主優待検索を活用すれば、ご紹介した銘柄以外にもコツコツじっくり「配当・株主優待」重視タイプの投資家が好みそうな銘柄を検索することが可能です。

その中から、お客様それぞれの相場観・投資金額に合った銘柄を選択して、年内に軟調な相場展開となったときに、じっくりと通常口座で安値を仕込んでみては、いかがでしょうか?

「人の行く裏に道あり花の山 いずれをいくも、散らぬ間に行け」

NISA口座で来年買われそうな銘柄を半歩先読みして、通常口座で年内にじっくり安値で仕込んでみては?


「銘柄選定の根拠(基準や前提)」
銘柄選定条件で検索した結果を元に、投資金額・業種分散などを考慮して、投資調査部で選定

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

ご注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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