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マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  ≪四半期決算で大幅増益≫好決算で株価上昇が期待される8銘柄とは

≪四半期決算で大幅増益≫好決算で株価上昇が期待される8銘柄とは

2021/11/17
投資情報部 鈴木 英之

日経平均株価は10/6(水)に付けた安値から11/16(火)の終値まで9.4%上昇し、同期間のTOPIXは6.4%上昇。日経ジャスダック平均は10/5(火)に付けた安値から11/16(火)の終値まで3.4%上昇、同期間の東証マザーズ指数は11.5%上昇しました。11/9(火)〜11/16(火)は、こうした上昇局面の一部と見受けられ、主要株価指数はいずれも上昇しました。(図表1)

この他に株価上昇の理由としては、中国の恒大集団問題への市場の反応が落ち着き始めたことに加え、衆議院選挙(10/31)や、上場企業の決算発表(10月下旬〜11月中旬)、テーパリング(量的緩和の縮小)を決定したFOMC(11/3)等、重要スケージュールの進捗で、投資家が次第にリスクを取りやすくなったことも考えられます。

当面は、決算発表の結果を受けて銘柄の選別を進めながら、全般的にも株高を指向する展開になりそうです。
では、新興市場ではどの様な銘柄が買われるのでしょうか。
そこで今回は、四半期(2021/7〜9期)決算で大幅増益の銘柄から銘柄を選びました。

なお、当ページにつきましてはSBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。ぜひ、ご視聴ください。

新興株ウィークリー新しいウィンドウで開きます。※YouTubeに遷移します。

執筆者のプロフィール
SBI証券 投資情報部長 鈴木 英之
・出身 東京(下町)生まれ埼玉育ち
・趣味 ハロプロ(牧野真莉愛推し)の応援と旅行(のりテツ)
・特技 どこでもいつでも寝れます
・好きな食べ物 サイゼリヤのごはん
・よくいくところ 京都
ラジオNIKKEI(月曜日)、中部経済新聞(水曜日)、ストックボイス(木曜日)、ダイヤモンドZAIなど、定期的寄稿も多数。

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1好決算銘柄を中心に上昇

冒頭でご説明した通り、新興市場では10/5(火)以降に上昇局面となり、東証マザーズ指数の上昇率が日経ジャスダック平均の上昇率を上回る状況となっています。
それ以前の株価下落局面では、東証マザーズ指数の下げが相対的に大きかったため、その反動が影響したものと考えられます。

11/9(火)〜11/16(火)の主な新興市場銘柄の動向(図表2)では、医療ビッグデータの構築・活用を行うJMDC(4483)の上昇が目立ちました。11/5(金)に決算と業績予想上方修正を発表し、11/8(月)〜11/9(火)には下げていましたが、それ以降は見直し買いから上昇しました。
また、医療施設型ホスピスのアンビスホールディングス(7071)も11/11(木)に発表された好決算を受けて買われました。
反面、減速装置のハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は大幅安となり、時価総額ランキングでの低下が目立ってきました。自動車産業減産の影響を受けることが想定され、今期業績予想を下方修正したことが懸念されました。

株価上昇が大きかった新興市場銘柄(図表3)では、専門性の高い新薬を開発するシンバイオ(4582)が大幅高。11/11(木)に第3四半期累計で黒字転換を発表したことが好感され、11/12(金)以降続伸基調となっています。同様に好決算を発表したSun Asterisk(4053)も上昇が加速しました。
なお、他の銘柄でも決算発表の内容を好感して上昇するケースが目立ちました。

図表1 日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数の推移

  • ※SBI証券チャートツールを用いてSBI証券が作成。 ※2020/12/30終値を1として指数化。 期間:2020/12/30〜2021/11/16

図表2 主な新興市場銘柄の値動き

コード 銘柄名 市場 株価(11/16) 週間 年初来
4385 メルカリ 東証マザーズ 6,900 0.6% 53.5%
4816 東映アニメーション ジャスダックS 17,910 -3.8% 121.4%
2702 日本マクドナルドホールディングス ジャスダックS 5,120 0.6% 2.4%
7564 ワークマン ジャスダックS 6,360 -2.3% -27.7%
4483 JMDC 東証マザーズ 9,000 13.8% 58.1%
4478 フリー 東証マザーズ 8,120 -2.8% -8.8%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ ジャスダックS 4,500 -10.7% -51.2%
4194 ビジョナル 東証マザーズ 8,900 -0.1% -
1407 ウエストホールディングス ジャスダックS 6,630 7.5% 81.6%
7071 アンビスホールディングス ジャスダックS 11,500 32.5% 133.9%
【ご参考】 日経平均株価 - 29,808.12 1.8% 8.6%
  TOPIX - 2,050.83 1.6% 13.6%
  日経ジャスダック平均 - 4,022.84 1.0% 8.2%
  東証マザーズ指数 - 1,175.73 5.7% -1.7%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※新興市場(マザーズおよびジャスダック)の前月末時価総額上位10銘柄について、11/16時点での各種騰落率を掲載。
  • ※「週間」は11/9〜11/16の騰落率。
  • ※個別銘柄の「年初来」は昨年末時価総額と11/16時点の時価総額の比較。「-」は昨年末時点で上場していない銘柄。
  • ※指数の「年初来」は株価による単純計算。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表3 11/9(火)〜11/16(火)で株価上昇が大きかった新興市場銘柄

コード 銘柄名 市場 株価(11/16) 週間 年初来
4582 シンバイオ製薬 ジャスダックG 1,401 50.6% 272.0%
4053 Sun Asterisk 東証マザーズ 3,280 44.1% 40.3%
4068 ベイシス 東証マザーズ 8,480 41.6% -
3496 アズーム 東証マザーズ 7,610 40.9% 61.7%
7353 KIYOラーニング 東証マザーズ 1,700 39.1% -46.3%
4499 Speee ジャスダックS 5,510 39.0% 88.0%
9467 アルファポリス 東証マザーズ 4,140 37.8% 16.5%
4435 カオナビ 東証マザーズ 3,065 35.8% -31.2%
3993 PKSHA Technolo 東証マザーズ 2,422 35.2% -5.0%
4054 日本情報クリエイト 東証マザーズ 1,374 33.8% -57.4%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※新興市場(マザーズおよびジャスダック・前月末時価総額100億円以上)において、週間の株価上昇率が大きい上位10銘柄を掲載。
  • ※「週間」は11/9〜11/16の騰落率
  • ※「年初来」は昨年末時価総額と11/16時点の時価総額の比較。「-」は昨年末時点で上場していない銘柄。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2好決算で株価の上昇が期待される新興市場の銘柄とは

日本では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあります。このまま収束に向かえば、東京株式市場では、自社株買いの増加等もあり、今後は日本株の出遅れ修正が本格化すると予想されます。

そうした中、新興銘柄の市場では決算発表が一巡し、その結果を受けて銘柄選別が行われ始めています。
そこで、今回は四半期(2021/7〜9期)決算で大幅増益となり、今後株価の上昇が期待される銘柄にスポットを当てました。

以下、全ての条件を満たした銘柄が図表4です。
(1)ジャスダック市場または東証マザーズ市場に上場。
(2)次の決算月の銘柄・・・3月、6月、9月、12月。
(3)アナリスト2名以上がカバーし、予想営業利益を公表している銘柄。
(4)2021/7〜9期の営業損益(前年同期比)が黒字転換。
または、営業利益が前年同期比で2倍以上で、増益率が今期市場予想増益率(10%超に限定)以上。

図表4 好決算で株価の上昇が期待される新興市場の銘柄

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 株価(11/16) 2021/7〜9期 今期予想
6324 6324 6324 6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ 4,500 黒転 1041.0%
7803 7803 7803 7803 ブシロード 2,079 黒転 390.9%
4479 4479 4479 4479 マクアケ 5,780 黒転 55.0%
7826 7826 7826 7826 フルヤ金属 10,930 386.2% 15.3%
6957 6957 6957 6957 芝浦電子 7,380 266.4% 54.1%
4051 4051 4051 4051 GMOフィナンシャルゲート 34,250 241.7% 36.4%
6890 6890 6890 6890 フェローテックホールディングス 4,290 151.4% 125.1%
4053 4053 4053 4053 Sun Asterisk 3,280 137.7% 43.8%
  • ※会社公表データ、BloombergデータをもとにSBI証券が作成。 2021/7〜9期の営業増益率(前年同期比)および今期の市場予想営業増益率(前期比)を掲載。

以下、図表4の銘柄について、ポイントをご紹介します。

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324) 小型・軽量・高精度の減速機が需要回復へ

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■小型・軽量・高精度の減速機で高シェア
産業用ロボットの関節部に使われる減速機などを製造。小型・軽量・高精度を特長とする当社の減速機が組み込まれた産業用ロボットは半導体ウエハ、自動車など幅広い分野での生産に用いられ、高いシェアを有しています。
2021/3期は第2四半期をボトムに、第3四半期・第4四半期と次第に受注が拡大。通期では売上高が1.2%減にとどまったものの、営業利益は8.65億円へ増加しています。

■2022/3期の業績予想下方修正で株価は下落加速中。
2022/3期の営業利益は第1四半期17.8億円(前年同期は1.5億円)、第2四半期は17.4億円(同2.1億円赤字)と回復傾向。半導体製造装置や産業用ロボット向けが好調なようです。
しかし、自動車減産の影響で通期の予想営業利益については、95億円から82億円に下方修正されました。
株価は10/22(金)以降下落基調でしたが、足元ではさらに下落が加速しています。
ただ、トヨタ自動車(7203)など自動車大手は今後「挽回生産」を本格化させる予定です。今期以降、2桁以上の増益が続く成長シナリオは維持されており、自動車増産が確認されれば、株価下落に歯止めがかかる可能性に期待したい所です。

ブシロード(7803) 新時代のエンターテインメントを創出する

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■トレーディングカード事業を祖業に事業を拡大
トレーディングカード(TCG)事業が祖業。IP(知的財産)を活用した各種コンテンツ、イベント、グッズなどの企画、開発、製造、販売を手掛けています。
中核のデジタルIP事業(2021/6期売上構成比75%)では、カードを使って対戦を楽しむトレーディングカードゲーム(TCG)部門の他、スマホゲームを手掛けるモバイルオンラインゲーム(MOG)部門、キャラクターグッズの企画・制作・販売などを手掛けるマーチャンダイジング(MD)部門、雑誌の制作・発行やTVの情報バラエティ番組の制作などを手掛けるメディア部門を抱えています。また、ライブIP事業(同25%)は、音楽ライブ等の事業を担う音楽部門、新日本プロレスリング(2007年に子会社化)などスポーツ興行等の事業を担うスポーツ部門から構成されています。
同社はIPデベロッパーという事業戦略を展開。ひとつのIPを複数のメディアで展開(メディアミックス)することで、シナジーを得ることを狙っています。

■逆風の中の業績予想上方修正
2022/6期第1四半期(2021/7〜9期)は、イベント開催が規制される中、TCG部門の好調で、営業利益13.2億円(前年同期は0.8億円の赤字)を確保したことは驚きでした。
これを受けて会社側は早くも、通期の予想営業利益を13→22億円に上方修正(11/12)。11/15(月)にはストップ高まで買われました。
今後は各種イベントの規制緩和等も追い風になりそうです。株価は上昇トレンドに転換した可能性もありそうです。

マクアケ(4479) クラウドファンディングを支援。先行投資の効果に期待。

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■購入型クラウドファンディングのプラットフォームを運営
サイバーエージェント(4751)の子会社(保有比率は約53%)で、2019/12に東証マザーズに上場。
購入型クラウドファンディングプラットフォームMakuakeの運営と、それを通じたマーケティング、PR、ファンの創出、資金獲得にかかる手段や機会の提供等を行っています。
Makuakeは新しいアイデア、優れた技術などを用いた製品、サービスの実現を希望する企業、個人(プロジェクト実行者)と、そのプロジェクトを支援する複数の個人など(プロジェクト支援者)をマッチングするサービスです。実行者は新製品やサービスをアピールし、クラウドファンディング(予約販売)を実施します。一方、支援者はプロジェクト情報と、支援額に応じて設定されたリターンを踏まえ、支援(購入代金の前払い)を行います。

■第4四半期は黒字転換。今期は大幅増益を予想
10/26(火)に2021/9期の本決算を発表。売上高46.2億円(前期比43.3%増)と増収を確保したものの、営業利益は3.29億円(同35.5%減)にとどまりました。
しかし、第4四半期(2021/7〜9期)に限れば営業利益1.28億円と黒字転換を果たしており、内容は悪くありません。
先行投資としての広告宣伝の効果が期待され、2022/9の会社予想営業利益は4.65億円(前期比41.3%増)を見込みます。

SBI証券企業調査部では、同社の今後の営業利益について2022/9期4.25億円、2023/9期4.64億円、2024/9期8.69億円を予想。11/2(火)付レポートでは、目標株価を7,000円で維持。投資判断を「中立」から「買い」に引き上げています。

フルヤ金属(7826) 工業用貴金属(プラチナグループ・メタル)に特化。有機EL発光材料でシェア90%。

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■プラチナグループ・メタルに特化
プラチナグループ・メタルの中でも加工の難しいイリジウム・ルテニウム等を原材料に使う貴金属製品メーカーです。
主要セグメントは以下。
(1)電子(2021/6期売上構成比17.7%)・・・ルツボ、ガラス向け溶解装置。
(2)薄膜(同27.8%)・・・HDDや半導体の薄膜形成に使うターゲット材。
(3)センサー(同10.8%)・・・半導体製造装置に付属する温度計。
(4)ケミカル(同35.3%)・・・貴金属化合物。回収・リサイクルも。

2022/6期は増収・増益の見込み。会社側は売上高423億円(前期比25%増)、営業利益118億円(同12.9%)、EPS1,119円49銭の計画です。そうした中、第1四半期(2021/7〜9期)は売上高118億円(前年同期比142.1%増)、営業利益47.4億円(同385.9%増・進捗率40%)と好調にスタートし、今後は上方修正も期待されます。

■有機EL用イリジウム化合物で世界シェア90%
プラチナグループ・メタルを南アフリカから安定調達し、製品に加工。さらに顧客が使用し摩耗した使用済み製品を回収し、再び再資源化できるのが大きな強みで、環境へも貢献しています。
2021年上半期から2025年下半期にかけて、約2倍に市場が拡大すると予想(フルヤ金属調べ)される有機EL市場で、同社は発光材用のイリジウム化合物で世界シェア90%(同社資料)を有しており、有機EL市場の成長を強く享受できることが期待されます。

11/16(火)終値10,930円を会社予想EPSで割って求められる予想PERは9.8倍。市場コンセンサスでは2023/6期に利益成長の鈍化を予想していますが、それでも割安感は強いと言えそうです。

芝浦電子(6957) EV(電気自動車)市場拡大で成長期待のサーミスタ最大手

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■EV向けに拡大が予想されるサーミスタの最大手

同社はサーミスタの専業メーカーで最大手。競合他社はSEMITEC(6626)や、大泉製作所(6618)などがあります。

サーミスタとは、温度の変化によって電気の抵抗が変化する温度センサ(半導体)の一種です。自動車や空調など幅広い用途に用いられています。
なお、サーミスタの市場規模は世界で1,500億円程度とみられていますが、環境保全や5Gの整備等で今後サーミスタが用いられる場面は増加することが見込まれており、着実な成長が期待されます。
11/8(月)に2022/3期・第2四半期決算を発表。2021/7〜9期の営業利益は14.18億円(前年同期比266.4%増)と急拡大。これを受けて会社側は通期の予想営業利益を41億円から50億円に上方修正し、株価は11/8終値の6,350円から11/12(金)には7,760円(年初来高値)まで22.2%も上昇しました。

■ライバルも大幅増益。サーミスタ市場は拡大の途中か
2021/7〜9期、同業のSEMITECは営業利益が前年同期比60.9%増の9.58億円に拡大。大泉製作所も同四半期の営業利益が2.56億円(前年同期の0.57億円赤字から黒字転換)と拡大しました。このことは、サーミスタ市場が拡大傾向にあることを示唆しています。
なお、EV(電気自動車)の拡大により、車載市場のサーミスタ需要は2019年から2030年にかけて数量ベースで7割程度増えると予想されています。

GMOフィナンシャルゲート(4051) さまざまなキャッシュレス決済のインフラ提供を手掛ける

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■決済端末の販売・情報処理サービスの提供が主業務

GMOインターネット(9449)グループの中で決済部門を担うGMOペイメントゲートウェイ(3769)の子会社(保有比率57.7%)。クレジットカード、デビットカード、電子マネー、ポイントなどによる対面型決済を行う決済端末や決済処理サービスの提供を手掛けています。
あらゆる業務、業態のキャッシュレス化を支援するキャッシュレスプラットフォーマーとして消費者と事業者にとって安心、安全で経済合理性が高い決済サービスを行っています。決済デバイスから決済センター、入金業務までをワンストップで提供。入金業務の多様化、事業環境の変化、ニーズに対応して順次サービスを拡張しています。さらに、ポイント決済やQRコード決済、ウォレット決済などをコアビジネスとする複数企業との提携を推進。2019年12月には、社内にある自動販売機やコーヒーマシンなどの支払いが社員証1つで可能になる新サービス「オフィスペイbyGMO」の提供を開始しています。

■第4四半期に営業利益が急拡大
2021/9期第4四半期(2021/7〜9期)は営業利益が1.23億円(前年同期比241.7%増)と急拡大。通期でも営業利益5.89億円(前期比30.1%増)の大幅増益につながりました。
2022/9期について、会社側は営業利益7.37億円(前期比25.1%増)を予想。市場は今後も2桁以上の利益成長が続くと予想しています。ただ、予想PERではやや割高感も強まっています。

フェローテックホールディングス(6890) 新興市場の有力半導体関連銘柄

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■コア技術で高シェア

1980年に米国企業の子会社として、コンピュータシール、真空シール、磁性流体の輸入販売を目的として設立。
現在は、アポロ計画から誕生した磁性流体と、冷熱素子サーモモジュールをコア技術とし、前者では65%、後者では36%の世界シェア(会社公表値)を有しています。当社の製品は電子機器や自動車、医療機器など幅広い分野で用いられています。
日本にとどまらず、中国、米国、欧州など世界に46の製造販売拠点を有し、約7,000人の社員を擁するグローバル企業です。海外売上高比率は約8割に達しています。
真空シールや石英製品など、当社の製品や技術は、半導体の幅広い分野で用いられています。8インチ以下の小口径シリコンウエハについては、原材料から製品まで一貫して生産できる体制にあります。

■今期はすでに業績予想を2度も上方修正
2022/3期は当初売上高1,050億円(前期比15.0%増)、営業利益150億円(同55.6%増)への拡大を見込んでいました。その後、8/13(金)に上方修正を発表し、営業利益は200億円の見通しになりました。
こうした中、2022/3期第2四半期(2021/7〜9期)、営業利益が59.16億円(前年同期比151.4%増)と拡大したことを発表。同時に通期の予想営業利益も225億円へと再増額修正されました。
市場コンセンサスでは、2023/3期、2024/3期ともに10%以上の売上高増、営業増益が予想されています。これに対して予想PERは7倍超(会社予想ベース・11/16現在)と、成長期待への評価は十分でないように感じられます。

Sun Asterisk(4053) 事業開発支援で成長

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/5/25〜2021/11/16(日足)

■事業開発支援で成長

2020年7月に東証マザーズに上場。デジタルを活用した新たな事業開発を行うクリエイティブ&エンジニアリングサービスと、人材紹介のタレントプラットフォームサービスが両輪です。
クリエイティブ&エンジニアリングサービスでは、専門チームが顧客の事業アイデア創出からプロダクト開発までを支援。ベトナムのハノイ、ダナン、ホーチミンに拠点を持つ子会社を活用したグローバルITチームが顧客のニーズに合わせた素早いプロダクト改善を実施し、成長プロセスを高速で実行することで事業価値の最大化を目指します。
また、タレントプラットフォームサービスでは、デジタライゼーションを促進する人材の育成と、就職の支援を手掛けます。

■市場では中期的に大幅増益継続を予想
2021/12期・第2四半期累計の営業利益は前年同期比42.6%増。さらに第3四半期(2021/7〜9期)の営業利益は3.47億円(前年同期比137.7%増)と加速。これにより、通期の会社予想営業利益は11→12.39億円に上方修正(11/10)されました。主力の事業開発支援への引き合いは活発なようです。

市場コンセンサスでは2021/12期に前期比43%の営業増益後、2022/12期に33%増、2023/12期に23%増の営業増益が予想されています。
株価は第3四半期の決算発表(11/10)を経て、急騰局面となりました。目先的には過熱感も出ていますが、中期的に高い成長が見込まれており、上昇傾向が長期化する可能性もありそうです。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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