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2021-09-22 15:12:22

マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  ≪9月の方向感を探る≫8月の動意銘柄が示唆する物色対象とは

≪9月の方向感を探る≫8月の動意銘柄が示唆する物色対象とは

2021/9/1
投資情報部 鈴木 英之

8月の月間騰落率は、日経平均株価+3.0%、TOPIX+3.1%、日経ジャスダック平均+0.8%、東証マザーズ指数+4.6%となりました。
9月相場はどうなるでしょうか。
過剰流動性を背景とした米国株の強い基調に変化はなく、東京市場もその追い風を受け、新興市場も戻りを試す場面になりそうです。
そこで今回は、9月の“物色対象”を8月動意銘柄の中から探ります。

なお、当ページにつきましてはSBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。ぜひ、ご視聴ください。

新興株ウィークリー新しいウィンドウで開きます。※YouTubeに遷移します。

執筆者のプロフィール
SBI証券 投資情報部長 鈴木 英之
・出身 東京(下町)生まれ埼玉育ち
・趣味 ハロプロ(牧野真莉愛推し)の応援と旅行(のりテツ)
・特技 どこでもいつでも寝れます
・好きな食べ物 サイゼリヤのごはん
・好きな場所 秋葉原
ラジオNIKKEI(月曜日)、中部経済新聞(水曜日)、ストックボイス(木曜日)、ダイヤモンドZAIなど、定期的寄稿も多数。

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1東証マザーズ指数は上昇率が際立つ展開に

8/24(火)〜8/31(火)の騰落率は、日経平均株価+1.3%、TOPIX+1.4%、日経ジャスダック平均+2.0%、東証マザーズ指数+5.9%でした。全般的に前週から続伸し、特に東証マザーズ指数の上昇率が際立つ状況でした。

米国市場は総じて堅調で、それに並行して日本株もようやく落ち着きを取り戻し始めたようです。
8月後半の米国市場ではナスダック指数がNYダウに対して優位となり、それを受けて東京市場では、東証マザーズ指数の上昇率が他の指数に対して優位となりました。

こうした中、新興市場の時価総額トップのメルカリ(4385)が反発局面にあります。業績が伸び悩むとの懸念から、8/24(火)の終値は5,100円と月内安値を付けていましたが、翌日に外資系証券会社のアナリストが投資判断を最上位に引き上げたことが好感されました。
医療データ分析のJMDC(4483)も上昇を継続。8/5(木)に好決算を発表し、上昇基調に転換。8/31(火)時点で、年初来高値水準となっています。

図表3の週間で「株価上昇が大きかった銘柄」については、今回より時価総額の基準を100億円に引き下げ(前回までは250億円)ました。
なお、「年初来」のデータがない銘柄は、いずれも2021年にIPOされた銘柄です。上値のシコリが少ないIPO銘柄が物色されやすい局面だったと言えそうです。

トップは企業向けクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を展開しているHENNGE(4475)でした。
株価は8/24(火)終値3,420円から8/31(火)4,850円まで41.8%も上昇。外国人持ち株比率の上昇報道(8/27)に加え、特定の企業や組織を狙い、マルウエア(悪意のあるプログラム)付きのメールを送りつける標的型攻撃の対策サービスを10月から始めると報道(8/30)されるなど、好材料が続きました。

この他、ネット広告の代理店で6月にソフトバンク(9434)の子会社になったイーエムネットジャパン(7036)も大きく上昇。ただし、同社については市場流動性に乏しく、乱高下しやすい状態にあるため注意が必要でしょう。

図表1 日経ジャスダック平均と東証マザーズ指数の推移

  • ※SBI証券チャートツールを用いてSBI証券が作成。 ※2020/12/30終値を1として指数化。 期間:2020/12/30〜2021/8/31(日足)

図表2 主な新興市場銘柄の値動き

コード 銘柄名 市場 株価(8/31) 週間 年初来
4385 メルカリ 東証マザーズ 5,440 6.7% 20.2%
4816 東映アニメーション ジャスダックS 16,710 8.2% 106.6%
2702 日本マクドナルドホールディングス ジャスダックS 5,250 -0.4% 5.0%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ ジャスダックS 6,090 -1.1% -33.9%
7564 ワークマン ジャスダックS 7,040 -1.9% -20.0%
4478 フリー 東証マザーズ 8,920 0.5% -0.4%
4483 JMDC 東証マザーズ 7,540 10.4% 32.2%
2782 セリア ジャスダックS 4,020 -1.7% 6.1%
7716 ナカニシ ジャスダックS 2,488 9.3% 9.8%
4194 ビジョナル 東証マザーズ 6,530 5.3% -
【ご参考】 日経平均株価 - 28,089.54 1.3% 2.4%
TOPIX - 1,960.70 1.4% 8.6%
日経ジャスダック平均 - 3,984.59 2.0% 7.1%
東証マザーズ指数 - 1,135.41 5.9% -5.1%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※新興市場(東証マザーズ市場およびジャスダック市場)の前月末時価総額上位10銘柄について、8/31時点での各種騰落率を掲載しています。
  • ※「週間」は8/24〜8/31の騰落率です。
  • ※個別銘柄の「年初来」は昨年末時価総額と8/31時点の時価総額の比較で、配当再投資や株式分割を反映しています。「-」は、昨年末時点で上場していない銘柄。指数の「年初来」は株価による単純計算です。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表3 8/24(火)〜31(火)で株価上昇が大きかった主な新興市場銘柄(時価総額100億円以上)

コード 銘柄名 市場 株価(8/31) 週間 年初来
4475 HENNGE 東証マザーズ 4,850 41.8% -40.9%
7036 イーエムネットジャパン 東証マザーズ 7,130 41.2% 221.9%
4074 ラキール 東証マザーズ 2,150 33.7% -
2158 FRONTEO 東証マザーズ 1,790 26.7% 190.1%
4075 ブレインズテクノロジー 東証マザーズ 2,699 26.2% -
3998 すららネット 東証マザーズ 2,753 26.0% -47.2%
2315 CAICA ジャスダックS 204 24.4% 42.5%
7370 Enjin 東証マザーズ 4,785 23.8% -
5759 日本電解 東証マザーズ 3,340 22.3% -
4176 ココナラ 東証マザーズ 1,800 21.7% -
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※新興市場(東証マザーズ市場およびジャスダック市場・前月末時価総額100億円以上)において、株価上昇率が大きい上位10銘柄を掲載。
  • ※「週間」は8/24〜8/31の騰落率です。
  • ※「年初来」は昨年末時価総額と直近時価総額の比較。「-」は、昨年末時点で上場していない銘柄。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

28月動意銘柄が示唆?「9月に動きそうな銘柄」を探る

9/1(水)の東京市場は、東証1部は総じて買いが先行の展開ですが、新興市場の多くは売りが先行となっています。
日経平均株価の9月の騰落率は、2017年+3.6%、2018年+5.5%、2019年+5.1%、2020年+0.2%と上昇傾向が続いています。東証マザーズ指数についても、9月騰落率は過去10年間の平均で+3.5%で、4月+6.0%、11月+4.4%に次ぐ好パフォーマンスとなっています。米長期金利の低下でグロース銘柄に買いが入りやすくなっており、9月の新興市場については前向きに考えてよいかもしれません。
では、物色的にはどう考えるべきでしょうか。
図表4および図表5の銘柄は、8月の新興市場で大きく変動した銘柄です。値動きが大きいということは、その銘柄の価格変動リスクが高まっていることを意味します。その背景を理解できれば、9月相場の物色対象を考える貴重なヒントになるかもしれません。

図表4 8月に大幅高した銘柄は?

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄名 株価
(8/31)
騰落(1ヵ月)
7089 7089 7089 7089 フォースタートアップス 3,305 116.4%
2158 2158 2158 2158 FRONTEO 1,790 65.6%
9272 9272 9272 9272 ブティックス 2,799 63.1%
6626 6626 6626 6626 SEMITEC(J) 8,500 61.6%
6034 6034 6034 6034 MRT 2,421 60.9%
7082 7082 7082 7082 ジモティー 2,890 56.5%
4475 4475 4475 4475 HENNGE 4,850 49.5%
7370 7370 7370 7370 Enjin 4,785 44.3%
6094 6094 6094 6094 フリークアウト・ホールディングス 2,300 43.5%
7036 7036 7036 7036 イーエムネットジャパン 7,130 42.6%
4837 4837 4837 4837 シダックス(J) 425 39.8%
3998 3998 3998 3998 すららネット 2,753 38.8%
  • ※Bloombergデータ・会社公表データをもとにSBI証券が作成。
  • ※「騰落(1ヵ月)」は7/30〜8/31の騰落率です。
  • ※銘柄名の右側に(J)と記載された銘柄はジャスダック上場銘柄。無印は東証マザーズ銘柄。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表5 8月に大幅安した銘柄は?

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 株価
(8/31)
騰落(1ヵ月)
4582 4582 4582 4582 シンバイオ製薬(J) 1,072 -46.6%
4193 4193 4193 4193 ファブリカコミュニケーションズ(J) 3,195 -27.1%
2138 2138 2138 2138 クルーズ(J) 1,343 -26.5%
6629 6629 6629 6629 テクノホライゾン(J) 1,340 -26.1%
4056 4056 4056 4056 ニューラルポケット 3,070 -23.1%
9326 9326 9326 9326 関通 1,153 -18.0%
8938 8938 8938 8938 グローム・ホールディングス(J) 1,290 -17.8%
6255 6255 6255 6255 エヌ・ピー・シー 736 -17.6%
7694 7694 7694 7694 いつも 2,487 -17.2%
7777 7777 7777 7777 スリー・ディー・マトリックス(J) 273 -16.0%
6027 6027 6027 6027 弁護士ドットコム 6,950 -15.9%
7094 7094 7094 7094 ネクストーン 3,310 -15.3%
  • ※Bloombergデータ・会社公表データをもとにSBI証券が作成。
  • ※「騰落(1ヵ月)」は7/30〜8/31の騰落率です。
  • ※銘柄名の右側に(J)と記載された銘柄はジャスダック上場銘柄。無印は東証マザーズ銘柄。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

以下、図表4、5でご紹介した銘柄から一部の銘柄について、その投資ポイントをご紹介します。

フォースタートアップス(7089)  スタートアップ企業を支援

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/3/9〜2021/9/1(日足)

■2022/3期は業績予想を上方修正
高い成長性を有し、社会にイノベーションをもたらすと期待されるスタートアップ企業に対して、人材資源の側面からさまざまな支援を行っています。

2022/3期は、主力の「タレントエージェンシー」部門において、第1四半期の受注が会社側の予想(3.7億円)を上回る5.7億円に拡大。同四半期の営業利益が前年同期比3.2倍の1.41億円となりました。これを受け、会社側は8/5(木)、通期の予想営業利益を1.8億円から4.5億円(前期比2.8倍)に大幅上方修正しました。

■信用規制や出来高縮小に注意
業績予想の上方修正を受け、株価は8/5(木)1,510円から、8/11(水)には一時4,255円まで急騰する展開となりました。その後はやや落ち着いた動きになっています。

業績予想上方修正後の通期営業利益4.5億円に対する第1四半期の営業利益進捗度は31%と“標準”の25%を上回っており、業績上積みに対する期待は続いているとみられます。10〜11月には業績に対する期待から買い直される場面もありそうです。
なお、当銘柄は信用取引の規制銘柄になっています。この他、出来高縮小時の売買など、取引注時には注意が必要です。

SEMITEC(6626) サーミスタ市場の拡大に期待感

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/3/9〜2021/9/1(日足)

■EV向けに拡大が予想されるサーミスタの大手
サーミスタとは、温度の変化によって電気の抵抗が変化する温度センサ(半導体)の一種です。自動車や空調など幅広い用途に用いられています。
サーミスタの市場規模は世界で1,500億円程度とみられていますが、環境保全や5Gの整備等で今後サーミスタが用いられる場面は増加することが見込まれており、着実な成長が期待されます。
同社はサーミスタの専業メーカーの一社です。競合他社は芝浦電子(6957)や、大泉製作所(6618)などがあります。
8/12(木)に2022/3期・第1四半期決算を発表。通期の予想営業利益を21億円から30億円に上方修正し、株価は8/12(木)の5,500円から8/31(火)には8,500円(年初来高値)まで54.5%も上昇しました。

■成長性への評価は織り込み不足の面も
2022/3期は同社に限らず、競合他社も大幅営業増益が期待され、サーミスタ市場が拡大傾向にあることを示唆しています。
なお、EV(電気自動車)の拡大で、車載市場のサーミスタ需要は2019年から2030年にかけて、数量ベースで7割程度増えると分析されています。

弁護士ドットコム(6027) 弁護士へのマーケティング支援サービスが中心

  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • 期間:2021/3/9〜2021/9/1(日足)

■「人材」と「オンライン診療」が主力
インターネットを通じた弁護士へのマーケティング支援サービスを中心に提供しています。主力サイト「弁護士ドットコム」は2.1万人の弁護士が登録し、有料でプロフィールや得意分野の登録を行うことができます。

株価は2020年10月の15,880円が高値でした。しかし、結果的に2021/3期は増収・減益に終わり、株価も下落傾向に。2022/3期・第1四半期の営業利益は改善。しかし、サイト訪問者数や有料会員数、登録弁護士数などの伸び悩みもあり、株価は8/17(火)に5,500円の安値を付けました。

■電子契約サービスの成長に期待
2022/3期・第1四半期は基本的計数が伸び悩んだものの、広告宣伝費の売上等で、四半期単位での営業利益は過去最高となりました。
弁護士が監修した電子契約サービスである「クラウドサイン」も着実に成長。同四半期の売上高は前年同期の2.2倍となる5.8億円まで拡大しました。

8/30(月)に富士キメラ総研が発表したレポートでは、同社の電子契約サービス(有償プラン)が導入企業数において、市場占有率トップとなりました。
紙と印鑑をクラウドに置き換える同サービスは、DX事業の中核であり、同社の魅力の1つと言えるでしょう。
9/1(水)にデジタル庁が誕生し、再び「デジタル庁関連」や「DX関連」として、注目される場面も出てきているようです。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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