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2021-04-15 19:37:28

マーケット > レポート > 出世株を探せ!新興株ウィークリー >  ≪逆行高の新興銘柄を探る≫全般下落局面の中、強さを見せた銘柄とは

≪逆行高の新興銘柄を探る≫全般下落局面の中、強さを見せた銘柄とは

2021/3/10
投資情報部 鈴木 英之

3月に入り、東京株式市場の流れに変化が出てきています。
世界的に景気回復期待が強まる流れの中、景気敏感株やバリュー銘柄の優位性が強まる一方、グロース銘柄の調整色が強まっています。これを受け、新興市場では東証マザーズ市場の弱さが目立っており、ジャスダック市場の下げは限定的になっています。

東証マザーズ市場はすでに本格的な調整局面に入っている可能性があり、低迷の長期化には要注意です。
そうした中、新興市場で上昇している銘柄には、どんな特徴があるのでしょうか。
新興市場における今後の物色方向を示唆するヒントはあるのでしょうか。

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1上昇が一服し、要注意局面の国内新興市場

世界における新型コロナウイルスのワクチン接種者数は3/9(火)時点で3億人を超えました。また、新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数は12月及び1月の60数万人台から、2月は約40万人台まで減少しています。

米国ではこうした世界的な新型コロナウイルス感染拡大のピークアウトに加え、行動制限などの緩和、追加経済対策の成立に向けた動きに対し、景気回復への期待感が強まり、長期金利(10年国債利回り)の上昇が加速しました。一般的に金利上昇局面はグロース銘柄に逆風、バリュー銘柄に追い風になると考えられており、グロース銘柄の構成比の高いナスダック市場の下落が目立ち始めています。なお、史上最高値からの下落率は3/9(火)時点でナスダック指数が10.5%で、逆にNYダウは最高値近辺を回復する動きになっています。

日本の株式市場もこれを反映した動きになっており、昨年来高値からの下落率は3/9(火)時点でTOPIX2.4%、日経平均株価4.7%、ジャスダック平均4.3%、東証マザーズ指数15.5%になっています。足元の東証マザーズ指数は情報通信分野のグロース銘柄の構成比が高くなっており、「ウィズ・コロナ」で活躍が期待される銘柄が多く、予想PERで数百倍まで買われていた銘柄も少なくありません。このため、ナスダック指数やグロース銘柄が下げる環境は、東証マザーズ市場の下げにつながりやすくなる傾向にあります。

図表2は、東証マザーズ指数の一目均衡表です。すでに「3役逆転」の形状となっており、弱気市場に入っている可能性が大きいと考えられます。足元は12/22(火)の1,128ポイントを終値レベルで維持しているため、底割れとはなっていませんが、ザラ場ベースでは割り込んでおり、さらなる下落が心配されるところです。

日本の新興株と米国の債券は、お互いに一見かけ離れた存在になっていますが、当面は密接な関係の中で動く可能性が強く、注意が必要でしょう。

図表1 おもな新興市場銘柄(時価総額上位10社)の値動き

コード 銘柄名 市場 株価(3/9) 3/2比 昨年末比 昨年来高値比
4385 メルカリ 東証マザーズ 5,280 -3.6% 15.4% -17.5%
6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ ジャスダックS 7,510 -8.1% -18.5% -21.0%
2702 日本マクドナルドホールディングス ジャスダックS 5,140 -2.3% 2.8% -18.0%
7564 ワークマン ジャスダックS 7,840 2.5% -10.9% -25.3%
4478 フリー 東証マザーズ 10,090 -9.5% -0.1% -21.8%
4816 東映アニメーション ジャスダックS 10,310 -2.3% 27.4% -14.0%
3923 ラクス 東証マザーズ 1,820 -1.6% -23.9% -31.8%
4483 JMDC 東証マザーズ 4,930 -4.6% -15.6% -21.1%
2782 セリア ジャスダックS 3,475 2.1% -8.3% -30.8%
2484 出前館 ジャスダックS 2,627 -11.7% -16.3% -37.5%
【ご参考】 日経平均株価 29,027.94 -1.3% 5.8% -4.7%
日経ジャスダック平均 3,796.32 -0.3% 2.1% -4.3%
東証マザーズ指数 1,154.01 -5.6% -3.6% -15.5%

  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。新興市場(東証マザーズ市場およびジャスダック市場)の時価総額上位10銘柄について、3/9(火)時点での各種騰落率を掲載。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

図表2 東証マザーズ指数(日足)・一目均衡表

  • ※SBI証券チャートツールを用いてSBI証券が作成。データは2021/3/10(火)取引時間中

図表3 株価上昇が大きかったおもな新興銘柄

コード 銘柄名 市場 株価(3/9) 3/2比 昨年末比
3689 イグニス 東証マザーズ 2,742 22.6% 89.2%
6425 ユニバーサルエンターテインメント ジャスダックS 2,820 13.6% 18.5%
3540 歯愛メディカル ジャスダックS 5,650 7.0% -10.5%
4934 プレミアアンチエイジング 東証マザーズ 7,760 5.1% -5.9%
6787 メイコー ジャスダックS 2,430 4.4% 26.2%
9436 沖縄セルラー電話 ジャスダックS 5,130 3.7% 15.3%
7826 フルヤ金属 ジャスダックS 6,740 3.4% 11.4%
7326 SBIインシュアランスグループ 東証マザーズ 1,337 3.1% 1.1%
9639 三協フロンテア ジャスダックS 3,815 3.0% -3.4%
  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。新興市場(東証マザーズ市場およびジャスダック市場)の時価総額上位100社以内の銘柄について、3/2(火)からの騰落率が大きい順に掲載。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

2新興株の下落局面で逆行高の新興銘柄は?

東京株式市場では、日経平均株価が2/16(火)に一時、30,714円まで上昇しました。
東証マザーズ指数も同じ日に1,340ポイントまで上昇し、そこが当面の高値になっています。
なお、ジャスダック指数は1営業日前の2/15(月)に短期的な高値を付けており、以降、国内株式市場は総じて下落局面となっています。

そうした中、2/16(火)以降、3/9(火)までの全般下落局面において、逆に株価が上昇したおもな銘柄は図表4の通りです。

値上がり率で圧倒的なトップになったのは、メディアのデジタル化を支援するINCLUSIVE(7078)で、ちょうど計測期間開始の前日に相当する2/15(月)に、第3者割当増資(割当先として堀江貴文氏)を発表しました。2/16(火)に1,400円となった株価は3/9(火)に4,090円(値上がり率192.1%)まで上昇しています。ただ、3/9(火)と3/10(水)は大幅続落に転じました。

値上がり率で第2位は、翻訳受託業務や翻訳ソフト開発に展開するロゼッタ(6182)でした。子会社が2/24(水)、仮想空間上に言語フリーの空間を実現するシステムを開発し、製品化したことを発表。3/3(水)には同製品を使ったサービスを5月から開始することを発表し、業績への貢献の期待が大きいことを表明しました。株価は2/16(火)2,063円から3/9(火)2,760円まで33.8%上昇しました。いったんは製品の将来性を織り込んだ形ですが、仮に製品の質が高く、消費者の評価が改めて高まるようであれば、将来買い直される可能性もありそうです。

値上がり率第3位のメイコー(6787)は、2/8(月)に本年度第3四半期の決算を発表し、3/8(月)の取引終了後には、ジャスダック市場から東証1部市場への指定替え申請を発表しました。決算発表直後の2営業日は冴えない動きでしたが、その後次第に上昇基調となりました。

当第3四半期累計の営業利益は4,141百万円(前年同期比)16.5%減でした。しかし、2020/10〜12期に限れば、前年同期比で50%の営業増益と計算されます。株価は業績回復を織り込んでいたことに加え、東証1部指定替えの好材料が加わり、大幅上昇になりました。なお、東証1部指定替えの条件は東証マザーズ銘柄に比べ、ジャスダック銘柄は厳しくなっています。このためか、ジャスダックから東証1部への指定替えは2019年6社、2020年1社に続き、2021年は同社が初と「狭き門」になっています。

なお、マザーズ市場から東証1部への指定替え銘柄数は2019年24社、2020年30社となっていました。東証の再編を踏まえ、東証マザーズから東証1部への指定替え条件も昨年11月以降厳しくなっています。ただ逆に、今年指定替え条件をクリアしてくる銘柄は、プライム市場への移行でも生き残る可能性が大きいとみられます。このため、指定替えを実現させた銘柄は、相応に市場で高い評価を得る可能性が大きそうです。

図表4 【ご参考】全般下落局面の中、逆行高している新興銘柄

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄 株価(円)(3/9) 騰落(2/16〜) 備考
7078 7078 7078 7078 INCLUSIVE(M) 4,090 192.1% 堀江貴文氏に第3者割当増資
6182 6182 6182 6182 ロゼッタ(M) 2,760 33.8% 翻訳対話システムのサービス開始を発表
6787 6787 6787 6787 メイコー 2,430 23.8% 東証1部への市場変更申請を3/8(月)に発表
6425 6425 6425 6425 ユニバーサルエンターテインメント 2,820 17.9% 統合型リゾート施設の損失を計上
4627 4627 4627 4627 ナトコ 1,421 15.3% 3/3に業績上方修正を発表
3991 3991 3991 3991 ウォンテッドリー(M) 1,564 13.5% 第1四半期は大幅増益
2705 2705 2705 2705 大戸屋ホールディングス 2,776 12.4% 売上減少ペースが緩和
2498 2498 2498 2498 オリエンタルコンサルタンツHD 2,583 12.3% 第1四半期で営業赤字減少。自社株買い継続
7638 7638 7638 7638 NEW ART HOLDINGS 1,172 12.0% 2/9に3Q決算発表。2/16から上昇傾向
9263 9263 9263 9263 ビジョナリーホールディングス 487 11.7% コミットメントライン契約の期限延長
  • ※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成。東証マザーズまたはジャスダック市場に属す時価総額100億円以上の企業のうち、東証マザーズ指数が年初来高値を付けた2/16(火)から3/10(火)までの値上がり率が10%以上の銘柄について、値上り率の大きい順に掲載しました。銘柄名右に(M)とあるのは東証マザーズ銘柄で、他はジャスダック銘柄です。「継続企業の前提」に疑義が生じている銘柄等については除外しています。図表4は客観的データの提供を目的に作成しており、銘柄の推奨は意図していません。「備考」は、当該銘柄の最近の動向等を示していますが、必ずしも株価変動を説明したものではありません。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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