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小次郎講師の週間チャート分析レポート
パウエルFRB議長、物価安定と雇用最大化からは遠ざかる可能性があると明言!?NYダウは第4ステージ(下降期)を継続!
パウエルFRB議長、物価安定と雇用最大化からは遠ざかる可能性があると明言!?NYダウは第4ステージ(下降期)を継続!
更新:2025/4/22
週間変動ランキング (TOP5)
取引日:2025/4/14~2025/4/18
1 原油ETFリセット付証拠金取引 2,706 89 3.40% 2,732 2,548
2 日経225マイクロリセット付証拠金取引 34,685 1,016 3.02% 34,924 33,610
3 日経225リセット付証拠金取引 34,685 1,005 2.98% 34,922 33,614
4 DAX®リセット付証拠金取引 21,298 531 2.56% 21,525 20,776
5 FTSE100リセット付証拠金取引 8,284 178 2.20% 8,342 8,082
皆さん、こんにちは。
トランプ米政権が相互関税の対象から電子機器類を一旦除外する方針を示し、税率緩和への思惑からマーケットに安心感が広がりました。11日には、トランプ大統領は相互関税の対象からスマートフォンやパソコン、半導体製造装置などを除外しました。13日にラトニック米商務長官が半導体関連に絞った新たな関税を発表すると明らかにしました。米国への製造移転を急いでいた企業の負担が軽減される可能性があるとして、電子機器メーカー各社の株価が上昇しました。また、米経済への打撃が和らぐとの期待から米国債を買う動きも見られました。14日の米債券市場で10年物国債の利回りは一時4.35%台と前週末比で0.14%程度低下(債券価格は上昇)する場面がありました。
米通信会社によると、中国政府は国内航空会社に対し、米ボーイングの航空機を受け取らないよう命じました。トランプ米政権の高関税政策に絡んだ報復措置とみられます。米中対立を受け、売上高に占める中国比率が一定程度ある企業群が売られました。
パウエル氏は講演で、トランプ米政権の高関税政策が影響し、米連邦準備制度理事会(FRB)が掲げる物価安定と雇用最大化の目標達成から「遠ざかる」と明言しました。景気先行き不透明感が強まる中、様子見姿勢を続ける考えを表明しました。利下げ再開が遅れるとの見方が広がりました。
中国向け人工知能(AI)半導体が米政府の輸出規制対象となったことが嫌気され、半導体大手エヌビディアが反落しました。
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週間の概況
注目イベント
*今週は米国のベージュブック に注目しましょう。
2025/4/23 13:30 2月第三次産業活動指数
2025/4/23 20:00 MBA住宅ローン申請指数
2025/4/23 22:45 4月製造業購買担当者景気指数
2025/4/23 22:45 4月サービス部門購買担当者景気指数
2025/4/23 22:45 4月総合購買担当者景気指数
2025/4/23 23:00 3月新築住宅販売件数
2025/4/24 08:50 3月企業向けサービス価格指数
2025/4/24 21:30 3月耐久財受注
2025/4/24 21:30 新規失業保険申請件数
2025/4/24 23:00 3月中古住宅販売件数
2025/4/25 08:30 4月東京都区部消費者物価指数
2025/4/25 23:00 4月ミシガン大学消費者態度指数
2025/4/29 祝日(昭和の日)
2025/4/29 22:00 2月住宅価格指数
2025/4/29 22:00 2月ケース・シラー住宅価格指数
2025/4/29 23:00 3月JOLTS求人件数
2025/4/29 23:00 4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
チャート分析による銘柄診断
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
日経225分析
日経225は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ 第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。 ・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。 ・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値38,287円 安値30,000円 ※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ 第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。 ・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。 ・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値42,860ドル 安値36,000ドル ※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
NASDAQ-100は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ 第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。 ・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。 ・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値20,371ドル 安値16,000ドル ※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
- 移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ 第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。 ・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。 ・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
重要な価格
高値3,184円 安値2,370円 ※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
まずは、先週の宿題から見ていきましょう。このステージが変化するときに、それぞれのステージの期間に着目し、気づいた点を挙げてみましょう、というものでした。
いかがでしょうか。ステージの変化においてはトレンドが続くとステージは変化が少なく、トレンドが無いときにはステージの変化が早いという点が挙げられますね。
さらに細かい点は、今後しっかりと解説していきます。
今週はステージ移行が起きる理由について見ていきましょう。
価格が上昇するときや下降するときに、価格と3本の移動平均線がどのような関係になっているかを図で表示しています。
価格が安定して上昇しているとき(=上昇トレンド)は、一番上に価格、次いで移動平均線の「短期・中期・長期」の並び順となります。
逆に、価格が安定して下降しているとき(=下降トレンド)は、一番下に価格、そして移動平均線が下から「短期・中期・長期」の並び順になっています。
価格が安定して上昇しているときの並び順と、価格が安定して下降しているときの並び順は逆になっています。そして、その並び順が逆になっていく過程でステージが変化していきます。
来週は、そのステージの変化について解説していきますが、今週も宿題を出します。上昇トレンドから下降トレンド、下降トレンドから上昇トレンドへの移行の際のステージと移動平均線の並び順について考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方 (簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ (優位性) が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ (優位性) があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯 (おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格および短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- 3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA (指数平滑移動平均線) を利用しています。
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