皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
9月の米雇用統計が発表されました。非農業部門の就業者数が大きく伸び、失業率も低下したことで、労働市場の減速に対する過度な警戒感が後退し、景気後退(リセッション)を招かずにインフレが沈静化する「軟着陸(ソフトランディング)」が実現するとの見方が広がりました。まさに、ホームラン級の結果となり、株式市場の上昇につながりました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇相場の入口である第6ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージへ移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。
30日、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演し、今後の利下げについて言及しつつ、「あらかじめ決まった道筋をたどっているわけではない」と語り、質疑応答では「利下げを急ぐような状態ではない」とも述べました。市場関係者の間では、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げをするとの見方が強まり、株売りにつながりました。
イスラエル軍は、イランがイスラエルに向けて複数のミサイルを発射したと明らかにしました。反撃の可能性を示唆したため、中東情勢の一段の悪化が避けられないとの見方から、ハイテク株など幅広い銘柄の売りが膨らみました。一方、産油国からの供給混乱が生じるとの懸念から原油先物相場が上昇したことを受け、シェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連銘柄は買われました。
米民間雇用サービス会社ADPが2日発表した9月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が市場予想を上回りました。労働市場が急激に冷え込んでいるわけではないとの安心感が広がりました。
大規模なミサイル攻撃を受けたイスラエルは、近くイランに報復するとみられ、石油施設や核施設が標的になる可能性が報じられています。産油国からの石油供給に悪影響が生じるとの懸念が高まり、足元の原油先物相場は上昇基調が続きます。インフレ再燃リスクが意識され、米国の利下げペースが鈍るとの見方が広がりました。
1日から始まった米東海岸での港湾労働者によるストライキも相場の重荷となりました。食品や自動車などのサプライチェーン(供給網)の混乱による投資家心理の冷え込みを受け、株式市場の反落につながりました。
9月の米雇用統計では、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が前月比25万4,000人増と、伸びは8月の15万9,000人増から大きく拡大しました。市場予想も大幅に上回りました。失業率は4.1%で、前月から0.1ポイント改善しました。これを受け、労働市場の減速に対する過度な警戒感が後退しました。景気後退(リセッション)を招かずにインフレが沈静化する「軟着陸(ソフトランディング)」が実現するとの見方が広がりました。また米東海岸やメキシコ湾岸で1日始まった港湾労働者のストライキでは、労使が3日、賃金に関する暫定的な合意に達したと発表しました。スト終結で、サプライチェーン(供給網)の混乱を巡る懸念が後退しました。
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週間の概況
注目イベント
10月9日(水)15:00(独国)8月貿易収支
10月9日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
10月9日(水)23:00(米国)8月卸売売上高
10月9日(水)27:00(米国)FOMC議事要旨
10月10日(木)08:50(日本)9月国内企業物価指数
10月10日(木)21:30(米国)9月消費者物価指数
10月10日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月11日(金)08:50(日本)9月マネーストックM2
10月11日(金)15:00(独国)9月消費者物価指数
10月11日(金)15:00(英国)8月貿易収支
10月11日(金)21:30(米国)9月卸売物価指数
10月11日(金)23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数
10月14日(月)日本祝日(スポーツの日)
10月15日(火)13:30(日本)8月鉱工業生産
10月15日(火)13:30(日本)8月設備稼働率
10月15日(火)15:00(英国)9月失業保険申請件数、9月失業率
10月15日(火)18:00(ユーロ圏)10月ZEW景況感調査
10月15日(火)18:00(ユーロ圏)8月鉱工業生産
10月15日(火)21:30(米国)10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
*今週は米国の消費者物価指数に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けてきます。
重要な価格
高値39,990円 安値35,120円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値43,000ドル 安値39,978ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値20,762ドル 安値18,386ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,230円 安値2,593円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週の宿題を確認していきましょう。
グランビルの買いシグナルの「①」についてでした。「①」は、移動平均線がある程度の期間下降した後で、横ばい状態、もしくは少し上昇基調に転じたときに、移動平均線を価格が下から上に抜けてクロスしたところでした。そのゴールデンクロスしたところが買いシグナルとなりますが、成功しやすいケースと失敗になるケースの違いがどこにあるかを考えてみましょう、というものでした。
では、このゴールデンクロスするところを、ゴールデンクロスする側と、ゴールデンクロスされる側に分けて見ていきます。
ゴールデンクロスされる側は、移動平均線がある程度の期間下降した後で、横ばい状態、もしくは少し上昇基調に転じたところとなりますが、横ばいになっているよりも、上昇し始めている方が成功し易いということが分かります。一方で、ゴールデンクロスする側は、ゴールデンクロスされる側に向かって上昇していきますが、緩やかに上昇するよりも、上昇する角度が鋭角なほうが成功し易くなります。
ということは、この二つの動きがどうなっているかを見極めることによって、成功し易い、もしくは失敗につながるかもしれないということが判断できるようになります。
では、今週の宿題です。グランビルの買いシグナル「②」がどういうものだったのか、また、成功しやすいケースと失敗につながるケースの違いがどこにあるのかを考えてみましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析

ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。