皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
8月の米消費者物価指数(CPI)が発表されましたが、インフレの根強さを示唆する内容でした。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)において、大幅な利下げの観測がやや後退しました。
NASDAQ-100は下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージに移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。
NYダウは上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行してきます。
アップルは、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)16」を20日に発売すると発表しました。ただ、独自の生成AI(人工知能)を搭載した新製品に対する懐疑的な見方が相場に影響した格好となりました。
純金利収入の見通しが厳しくなると公表した米金融大手JPモルガン・チェースの株価は大きく値を下げました。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化の恩恵を受け、同社は巨額の純金利収入を確保してきましたが、市場関係者の間では、景気の先行きが悪くなるとの懸念が浮上し、他行にも株安が波及しました。債券などの部門の収入が落ち込むとの見通しを示したゴールドマン・サックスも株安となりました。市場参加者の間では、ハイテク株から金融株などに資金が流れる足元の動きがいったん止まったとの見方が広がりました。
8月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%の上昇となり、伸びは5カ月連続で減速しました。一方、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%上昇と予想を上回りました。インフレの根強さも示唆する内容だったため、大幅な米利下げ観測がやや後退し、米長期金利の上昇が嫌気されました。
米大統領選のテレビ討論会では、富裕層に対する課税強化を掲げる民主党のハリス副大統領が、共和党のトランプ前大統領よりも勝っていたとの見方も相場の押し下げ要因となりました。
米労働省が発表した8月の卸売物価指数(PPI)の上昇率は前月比で0.2%と、市場予想を上回りました。ただ、前年同月比では1.7%と前月の2.1%から伸びが鈍化し、予想を下回りました。一連の統計を受けて来週のFOMCで0.50%の大幅な利下げが決定されるとの見方は後退しています。
17、18両日に開催されるFOMCでの利下げ決定が確実視される中、英紙や米紙などが報道で、0.50%の利下げの可能性を排除せず、大幅利下げ観測が再燃しました。米経済に追い風になるとの期待が高まりました。
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週間の概況
注目イベント
9月18日(水) 08:50(日本)8月貿易統計
9月18日(水) 15:00(英国)8月消費者物価指数
9月18日(水) 18:00(ユーロ圏)8月消費者物価指数
9月18日(水) 20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
9月18日(水) 21:30(米国)8月住宅着工件数
9月18日(水) 21:30(米国)8月建設許可件数
9月18日(水) 27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
9月18日(水) 27:30(米国)パウエルFRB議長、定例記者会見
9月19日(木) 20:00(英国)イングランド銀行(BOE)金利発表
9月19日(木) 20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
9月19日(木) 21:30(米国)9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
9月19日(木) 21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月19日(木) 23:00(米国)8月景気先行指標総合指数
9月19日(木) 23:00(米国)8月中古住宅販売件数
9月20日(金)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
9月20日(金) 08:30(日本)8月全国消費者物価指数
9月20日(金) 15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
9月20日(金) 23:00(ユーロ圏)9月消費者信頼感
9月23日(月)日本祝日(秋分の日の振替休日)
9月23日(月) 17:00(ユーロ圏)9月製造業購買担当者景気指数
9月23日(月) 17:00(ユーロ圏)9月サービス部門購買担当者景気指数
9月23日(月) 17:30(英国)9月製造業購買担当者景気指数
9月23日(月) 17:30(英国)9月サービス部門購買担当者景気指数
9月23日(月) 22:45(米国)9月製造業購買担当者景気指数
9月23日(月) 22:45(米国)9月サービス部門購買担当者景気指数
9月23日(月) 22:45(米国)9月総合購買担当者景気指数
9月24日(火) 17:00(独国)9月IFO企業景況感指数
9月24日(火) 22:00(米国)7月住宅価格指数
9月24日(火) 22:00(米国)7月ケース・シラー米住宅価格指数
9月24日(火) 23:00(米国)9月消費者信頼感指数
9月24日(火) 23:00(米国)9月リッチモンド連銀製造業指数
*今週は日米英の金融政策に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値39,265円 安値30,395円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値41,594ドル 安値38,354ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値19,952ドル 安値17,219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値3,230円 安値2,565円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は①から④の買いシグナルの意味を確認しました。
そして、今回の宿題は、あなたならどのシグナルでの仕掛けを重要視しますか?というものでした。
これをどのような目線で見るかによって、重要視するところが変わってきます。例えば、安く買えるという目線で見た場合は、④→①→②→③という順番になるでしょう。しかし、トレードにおいて安く買えることが一番大事なことかということを考えてみましょう。
トレードにおいては、安く買うことが大事なのではなく、トータルで勝つことが大事になります。安く買うことに重きを置いた場合、大局のトレンドが下降トレンドになっていたら、④のシグナルで買いと思い仕掛けても、結果的に戻り売りになり損失を積み重ねることになります。
では、どのような目線で見るかというと、「エッジ」という目線で見ていきます。「エッジ」という目線で言うと、一番明確にエッジがあるのは③になります。移動平均線が右肩上がりでその線上で押し目買いになっています。順番的には③→②→①→④となります。安く買う目線とは全く違う順番になります。個人投資家は安く買うことにこだわっている方が多いようですが、エッジという目線で見ると見方が変わってきます。
では、今週の宿題です。
今度は、売りシグナル4つがどこになるか、また、その意味も考えてみましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。