皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
日米の金融政策が発表されました。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、ややタカ派的な結果となりましたが、パウエル議長の記者会見では、それほどタカ派的ではないという見方もあったようです。日銀は政策を現状維持としましたが、来月から国債購入金額を減額する予定であると発表しました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは下降相場の入口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
日経225は上昇期である第1ステージから下降相場の入口である第3ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けてくれば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
原油ETFは下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。
5月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、前年同月比上昇率が3.3%、食品・エネルギーを除くコア指数の上昇率が3.4%となり、いずれも市場予想を上回る減速となりました。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が高まりました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利は現状維持で据え置きとなりました。参加者の政策金利見通し(中央値)では24年中に「1回」の利下げ予想を示しました。年3回の利下げという3月時点の予想から大きく後退し、市場で優勢だった年2回との見方と比べてもタカ派的な予想変更となりました。ただし、FOMC後の記者会見で、パウエル議長はこの日発表されたCPIを「(インフレ鈍化という)正しい方向への一歩」と評価し、今後の利下げの道筋は経済データ次第との考えを繰り返し述べたことで、過度にタカ派に傾いたようではないとの見方から、S&P500やナスダック総合指数は史上最高値を更新しました。
テスラ社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対する560億ドル(約8兆8,000億円)の報酬支払いが株主総会で承認される見通しとなりました。
13日発表の5月の米卸売物価指数(PPI)は前月比で0.2%下落し、市場予想に反してマイナスとなりました。週間の新規失業保険申請件数は市場予想を上回り、雇用の伸びが鈍化していることを示唆しました。今週の米経済指標は、景気の悪化傾向を示す内容のものが相次ぎ、経済状況に業績が左右されやすい小売りや製造業の下落が続く一方で、今後も強い成長が見込まれるIT企業に買いが集中していました。
米ミシガン大学が14日発表した消費者調査によると、6月の景況感指数は前月から低下し、市場予想も大幅に下回りました。
日本銀行は14日の金融政策決定会合で、政策金利を0-0.1%程度に誘導する金融市場調節方針を維持しました。また、月間6兆円程度としている長期国債の買い入れを減額する方針を決定しました。ただ、具体策は次回の7月会合で決めるとしましたが、植田和男総裁は記者会見で減額は相応の規模になるとの見解を示しました。
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週間の概況
注目イベント
6月19日(水)米国休場(ジェーンティーンス)
6月19日(水)08:50(日本)5月貿易統計
6月19日(水)15:00(英国)5月消費者物価指数
6月19日(水)17:00(ユーロ圏)4月経常収支
6月19日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
6月19日(水)23:00(米国)6月NAHB住宅市場指数
6月20日(木)20:00(英国)イングランド銀行(BOE)金利発表
6月20日(木)20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
6月20日(木)21:30(米国)5月住宅着工件数
6月20日(木)21:30(米国)5月建設許可件数
6月20日(木)21:30(米国)6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
6月20日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月20日(木)23:00(ユーロ圏)6月消費者信頼感
6月21日(金)08:30(日本)5月全国消費者物価指数
6月21日(金)17:00(ユーロ圏)6月製造業購買担当者景気指数
6月21日(金)17:00(ユーロ圏)6月サービス部門購買担当者景気指数
6月21日(金)17:30(英国)6月製造業購買担当者景気指数
6月21日(金)17:30(英国)6月サービス部門購買担当者景気指数
6月21日(金)22:45(米国)6月製造業購買担当者景気指数
6月21日(金)22:45(米国)6月サービス部門購買担当者景気指数
6月21日(金)22:45(米国)6月総合購買担当者景気指数
6月21日(金)23:00(米国)5月景気先行指標総合指数
6月21日(金)23:00(米国)5月中古住宅販売件数
6月24日(月)17:00(独国)6月IFO企業景況感指数
6月25日(火)08:50(日本)5月企業向けサービス価格指数
6月25日(火)14:00(日本)4月景気一致指数・4月景気先行指数
6月25日(火)22:00(米国)4月住宅価格指数
6月25日(火)22:00(米国)4月ケース・シラー米住宅価格指数
6月25日(火)23:00(米国)6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
6月25日(火)23:00(米国)6月リッチモンド連銀製造業指数
*今週は英国の金融政策に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値41,190円 安値36,723円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値40,500ドル 安値37,202ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値20,000ドル 安値16,954ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,511円 安値3,000円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は小次郎講師流チャート分析をマスターするための5箇条を確認しました。
もう一度、①から⑤を確認してみましょう。ノートにさっと書くことが出来れば合格です。
では、再確認します。
①計算式を覚える
②計算式の意味を理解する
③計算式をもとにそのテクニカル指標がどこを見ているかを知る
④売買サイン(買いなのか、売りなのか)を学ぶ
⑤売買サインの理屈を知る
では、この基本を胸に刻みながら、移動平均線を学んでいきましょう。
移動平均線は、「チャート分析は移動平均線に始まり、移動平均線に終わる」だとか、「移動平均線を制する者がチャート分析を制する」などと言われているインジケーターです。
では、まずは、①の計算式を覚えましょう。
つまり、5日移動平均線であれば5日間の終値を足し算し、それを5で割って求めます。計算式はこの上なく単純です。
仮に、日経225の価格が下記の推移をしたとしましょう。
1日目・・・・38,000円
2日目・・・・38,500円
3日目・・・・39,000円
4日目・・・・38,500円
5日目・・・・39,000円
では、計算していきましょう。まずは回答を見る前にご自身で計算しましょう。
計算式は簡単ですね。
計算式:(38,000円+38,500円+39,000円+38,500円+39,000円)÷5日間
回答は38,600円ですね。では、ここで宿題です。②の計算式の意味を考えてみましょう。
なぜ、移動平均線を計算するのか、その意味が分かると移動平均線をより深く理解することができるようになりますよ。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析

ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。