皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米労働省が発表した新規の失業保険申請件数は市場予想を上回る増加を見せ、雇用の逼迫が和らぐ兆しが示されました。FRBが年内に利下げを行うとの見方が強まったことで米長期金利が低下し、株式市場は上昇しました。
NASDAQ-100は下降相場の終焉である第5ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けてくれば上昇相場の入口である第6ステージに逆行します。
NYダウは下降相場の終焉である第5ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けてくれば上昇相場の入口である第6ステージに逆行します。
日経225は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくれば下降トレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜けてくれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
原油ETFは下降相場の入口である第3ステージを維持しています。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は、6月の次回金融政策会合で示す自身の政策金利見通しについて、年内の利下げ回数をゼロとする可能性に言及しました。これを受け、低下傾向にあった長期金利が上昇しました。ただ、市場関係者の間では、発言の背景について、FRBのパウエル議長が利上げの可能性を打ち消した中、市場が一方向に傾くのを避けるためバランスを取ったのだろうと指摘しました。
米金融市場では、景気があまりに強いためにFRBが利下げに踏み切れず、金利の高止まりによる悪影響が広がることへの懸念が強くなっています。このため、失業者の増加といった「悪いニュースが良いニュースとして受け取られる状態」が続いています。
足元の米雇用情勢の軟化を受け、FRBが年内2回の利下げを実施するとの見通しが引き続き相場を支えています。一方、翌週に控える4月の米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めたいとの思惑に加え、インフレ再燃への警戒感も相まっています。
開設はこちら(無料)
ほぼ即時口座開設が可能
(メンテナンス時間除く)
取引サイトへ
取引時間AM8:30~翌AM6:00(夏時間AM5:00)日本の祝日も取引可能!
取引口座へ入金(振替)
平日14:30までの振替指示なら
翌営業日の取引開始前に完了!
週間の概況
注目イベント
5月15日(水)18:00(ユーロ圏)1-3月期四半期GDP
5月15日(水)18:00(ユーロ圏)3月鉱工業生産
5月15日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
5月15日(水)21:30(米国)4月消費者物価指数
5月15日(水)21:30(米国)4月小売売上高
5月15日(水)21:30(米国)5月ニューヨーク連銀製造業景気指数
5月15日(水)23:00(米国)5月NAHB住宅市場指数
5月16日(木)08:50(日本)1-3月期四半期実質GDP
5月16日(木)13:30(日本)3月鉱工業生産
5月16日(木)21:30(米国)4月住宅着工件数
5月16日(木)21:30(米国)4月建設許可件数
5月16日(木)21:30(米国)5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
5月16日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月16日(木)22:15(米国)4月鉱工業生産
5月17日(金)18:00(ユーロ圏)4月消費者物価指数
5月17日(金)23:00(米国)4月景気先行指標総合指数
5月21日(火)18:00(ユーロ圏)3月貿易収支
*今週は日欧のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値41,500円 安値35,690円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値40,500ドル 安値37,041ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値19,000ドル 安値16,165ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,500円 安値2,935円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週はダマシ対策について見ていきましょう。
もし、しっかりした上昇トレンドができているならば、S%Dが20%を超えた時には、%Kはそれよりも上にあり、さらに上を目指しているはずです。ところが、もみ合い相場では、S%Dが右肩上がりの状態でも、%Kはすでに下げ出しているのです。
これは、ストキャスティクスと同じく、異なる3つの時間軸を用いる移動平均線大循環分析や一目均衡表にも共通しています。トレンドの形成が明確な時には異なる3つの時間軸に基づく指標が同じ方向を向いて上がります(または下がります)が、もみ合い相場では、それが一致しません。つまり、そのことからトレンド形成ともみ合い相場の違いを言い当てられるのです。
仕掛ける直前に%Kが明らかに反転したら、例えば買いであれば、%Kが下げだしたら、それはもみ合いの証拠ですから注文は取りやめます。
また、仕掛けた直後にそういう反転が起きたら、それはダマシですから即座に手仕舞いします。もちろん、いったん見送った後に%KとS%Dが同じ方向に動き出したなら、それが急騰または急落の後でない限り仕掛け直すことになります。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析

ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。