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2024-04-30 08:01:35

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週刊日本株式アウトルック

不安定な一週間、地政学リスクに下値で耐性みられるか

2024/4/15
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2024/4/15~4/19)

 今週(2024/4/15-4/19)の日経平均株価の予想レンジは38,000円-39,500円。東京株式市場はSQ(特別清算指数)算出を通過し、短期筋の動きが活発化する公算が大きい。イランのイスラエル攻撃を巡る地政学リスクを週初は織り込む展開が予想され、下振れスタートか。日経平均株価は3月安値(38,271円)付近を下値で意識し、3月以降で続く保ち合い相場を保てるかが焦点となる。


 国内では小売企業などの決算発表が一巡する。3月の訪日外客数(4/17)や3月全国消費者物価指数(4/19)など注目の経済指標もあるが、全体としては材料難の週となる。3月決算企業の本決算発表を先に控え手がけづらくなる中、為替市場や米国株の動向を材料に先物主導で振らされる場面が多くなりそうだ。円安が進行する中、政府・日銀の為替介入に対する警戒もくすぶる。


米国では、4月ニューヨーク連銀製造業景気指数や3月小売売上高、4月フィラデルフィア連銀景気指数など長期金利の動向に影響する指標がいくつか出てくる。ゴールドマン・サックスやジョンソン&ジョンソン、ネットフリックスなど主要企業の決算発表も出始めることから、景気動向と合わせて一喜一憂することになるだろう。週間ベースでは、米国株の地政学リスクに対する耐性がみられるかが重要なポイントとなりそうだ。



 日経平均株価(図表1)は3/22高値(41,087円)を起点に調整局面が続いている。下値では心理的節目の39,000円付近では押し目買いで底堅く推移する場面が目立つが、上値も重く伸び悩む。先週は狭いレンジの動きとなったが、終値ベースでは3/13安値(38,695円)を下回っておらず、年初からの上昇基調は保っている。


 今週初は大幅安スタートが予想されるが、終値ベースで3/13安値を保てるかが注目される。3/13安値を下回れば日柄調整がさらに長引く可能性が高くなる。


 一方、今週は25日移動平均線(39,704円 4/12)が上昇に転じる動きも予想され、4万円超えに浮上できるかも重要なポイントとなる。


 終値ベースでみた上値メドは、25日移動平均線、心理的節目(40,000円)、3/22高値(40,888円)、心理的節目(41,000円)などが考えられる。終値ベースでみた下値メドは、4/5安値(38,992円)、3/13安値(38,695円)、心理的節目(38,000円)、75日移動平均線(37,566円 同)などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2023/5/1-2024/4/12)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントは、2月機械受注(4/15)、3月貿易収支、3月訪日外客数(4/17)、2月第3次産業活動指数、3月首都圏マンション発売(4/18)、3月全国消費者物価指数(4/19)がある。


 企業決算の発表では、アークス、FPパートナー、松竹、SFoods、TKP、VRAIN、ベースフード、串カツ田中、メタリアル、ココナラ、バリューC(4/15)、ブロンコB(4/18)、アジュバンH、光世証、ゲンダイAG(4/19)が予定している。


 海外の経済指標の発表やイベントは、米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米3月小売売上高、米4月NAHB住宅市場指数(4/15)、中国3月小売売上高、中国3月固定資産投資、中国3月鉱工業生産、中国1-3月期GDP、独4月ZEW景況感指数、米3月住宅着工件数・米3月建設許可件数、米3月鉱工業生産・米3月設備稼働率(4/16)、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、米20年国債入札(4/17)、米4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米3月中古住宅販売件数、G20財務大臣・中央銀行総裁会議(ワシントン)(4/18)などがある。


 海外の企業決算の発表では、M&Tバンク、チャールズシュワブ、ゴールドマン・サックス(4/15)、ユナイテッドヘルス・グループ、ジョンソン&ジョンソン(J&J)、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、オムニコム・グループ、バンクオブニューヨークメロン(4/16)、トラベラーズ・カンパニーズ、USバンコープ、キンダーモーガン、アボット・ラボラトリーズ、ラス・ベガス・サンズ、ユナイテッド・エアラインズ(4/17)、ネットフリックス、ブラック・ストーン、コメリカ、キーコープ、スナップオン、ジェニュイン・パーツ、D.R.ホートン、シーゲイト・テクノロジー、マーシュ&マクレナン、TSMC(4/18)、プロクター&ギャンブル(P&G)、フィフスサードバンコープ、ハンチントン・バンクシェアーズ、アメリカン・エキスプレス、リージョンズファイナンシャル、シュルンベルジェ(4/19)などが予定している。

今週の注目銘柄!(4/15~4/19)

銘柄
コード
銘柄名 目標株価
(円)
ロスカット株価
(円)
注目ポイント
3401 帝人 1,700 1,390 合成繊維の大手。株価は昨年9月半ばの急落から、さえない動きが続いた。一方、今年も1~2月は軟調だったが、3月以降は様相が変わってきている。長らく右肩下がりの低調相場が続いたことで、ここ10年の安値圏にあり、中長期的にも投資妙味がありそうだ。PBRは1倍を大きく下回っており、出遅れ修正が続くことに期待する。上値抵抗線となりやすい75日移動平均線、200日移動平均線をいずれも上回っており、トレンド転換が想定される。徐々に水準を切り上げる動きから、4/10には大陽線を形成。RSI(14日)は過熱圏で勢いを示唆しており、昨年9月高値(1,635円)更新につながる展開が予想される。ターゲットは1,700円、ロスカットは1,390円
4026 神島化学工業 2,000 1,470 建材やマグネシウムの化成品などを手がける。今期は原材料高などが影響し、3Q時点で営業減益。一方、マグネシウム価格が3年ぶり安値との報道もあり、今後はコスト負担が和らぐ可能性も出てきた。建物の省エネ・高性能化ニーズが高まっているため、来期は建材の伸びにも期待したい。株価は昨年末に75日移動平均線を上方ブレイクしてから上昇が続いており、4/12には年初来高値を更新した。オシレータ系指標は上昇のピークを迎えておらず、ボリンジャーバンドでは+1σから+2σの間を中心に上昇するバンドウォークの状態にある。強い基調の継続により、もう一段の上昇が狙える水準と考える。ターゲットは2,000円、ロスカットは1,470円
6817 スミダコーポレーション 1,600 1,090 コイル専業メーカー。2月に今期ガイダンスを発表し、今期は2ケタ営業増益を見込む。前期はノートパソコンやスマホ向けなどが落ち込んだが、底打ちの観測が出てきている。バリュエーション面はPER、PBRともに割安感があり、配当利回りも4%台と妙味がある。株価は昨年9月以降に急落したが、11月に底打ちしてから1,100円 ~1,250円あたりで上下している。もみ合うなかでも、今年3月後半から75日移動平均線上での推移が定着しているため、下値への不安は後退してきたと考えられる。ボリンジャーバンドは収束しており、次のトレンドを探る段階に入った。ストキャスティクスは底値圏を脱して上昇が続いており、株価は勢い増す直前のタイミングと判断する。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,090円
7261 マツダ 2,100 1,600 市場予想を上回る米3月消費者物価指数(CPI)を受けて、為替市場では円安・ドル高が進んだ。その手前までは1ドル=151円近辺でこう着していただけに、目先のトレンドは円安との見方が強まるとみる。短期的には日本の介入も警戒されるが、現状では介入が入って円高に振れたとしても、一時的にとどまる公算が大きい。3月末の時点ではドル円は150円近辺で推移しており、前2024年3月期では円安が業績に大きく貢献したと見込まれる。円安がプラスとなる自動車株の中でも、為替が動いた際の短期的な反応は大きい。足元の株価に過熱感はなく、それでいて週足チャートでは26週移動平均線にサポートされた上昇トレンドが崩れていない。PERは一桁台でPBRは1倍割れと買い安心感もある。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,600円
7911 TOPPANホールディングス 4,400 3,450 印刷大手。通期見通しを下方修正して2月に大きく下げたが、水準を切り下げた後の下押し圧力は限定的で、しばらく安値圏でもみ合った。3月中旬に25日移動平均線を上回った後は動きが良くなっており、基調が上向きに転じている。直近では先端半導体部材を量産すると日本経済新聞で報じられて買われる場面があったが、同社の下方修正に関するリリースの中でも、エレクトロニクス事業分野においては半導体関連が好調で当初の想定を上回る見通しであることが示されていた。なお、2月の下方修正に関しては営業利益、経常利益見通しの引き下げのみで、純利益見通しは据え置いている。底固めは完了し、1月高値の4,307円に向けて戻りを強める展開を予想する。ターゲットは4,400円、ロスカットは3,450円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・4/12現在、プライム・スタンダード市場に上場、時価総額が150億円以上、PBRが1.5倍未満、PERが40.0倍未満、配当利回りが1.2%以上、株価が25日・200日移動平均線を上回っている中から、業績面や成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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