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2024-04-23 10:43:36

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は4万円台でどこまで上値を試せるか、半導体関連以外の動向がカギ

2024/3/4
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2024/3/4〜3/8)

 今週(2024/3/4-3/8)の東京株式市場は堅調な展開が続きそうだ。日経平均株価の予想レンジは40,000円-40,800円。4万円台でどこまで上値を試せるか、半導体関連以外の動向がカギとなる。
 パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長による米上下院銀行委員会(3/6-7)での証言があり、タカ派的かハト派的な内容かが焦点となる。中国で全国人民代表大会(全人代)開幕、スーパー・チューズデー、ECB定例理事会(ラガルド総裁定例記者会見)、米雇用関連指標の発表、メジャーSQなど重要イベントが目白押し。良くも悪くも変動率が高まる可能性が高く、3月相場では重要週となる。
 米長期金利の程よい低下は、半導体関連株だけの上昇にとどまらず、グロース系の業種や銘柄の上昇が強くなる展開が予想され、良好な地合いが継続する公算が大きい。一方、極端な米金利低下はドル安・円高につながり、日経平均先物への売り圧力が強まる展開が予想されるため、金利動向には細心の注意を払いたい。
 週末のメジャーSQに向けて上昇が続く場合、SQが需給面の節目になるとの意識度合いが強まり、SQ当日は波乱の値動きも想定される。

 日経平均株価(図表1)は5日移動平均線(39,351円 3/1)や10日移動平均線(38,944円 同)などの短期線をサポートに過熱感なく上昇基調が続いている。
 25日移動平均線(37,527円 同)からの上方かい離率は6.4%に拡大。3/1の陽線は連騰のあとに形成したものではなく、2/22の陽線に上値遊びが続いたあとの動きであり過熱感を生じさせるものではない。

 終値ベースの上値メドは、2023年7月高値から同年10月安値までの下落幅に対する3倍返しとなる40,207円、2023年12月安値から1月高値までの上昇幅を1月高値からの上昇幅とみた40,785円、心理的節目の41,000円などが考えられる。
 一方、短期的な下値メドは、5日移動平均線、10日移動平均線、心理的節目の38,500円、心理的節目の38,000円、25日移動平均線などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2023/5/1-2024/3/1)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントは、2月マネタリーベース、10-12月期法人企業統計(3/4)、2月都区部消費者物価指数、10年国債入札(3/5)、2月都心オフィス空室率(3/7)、メジャーSQ、1月家計調査、1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査(3/8)がある。

 企業決算の発表では、内田洋、泉州電(3/4)、ロックフィール(3/5)、Casa、ハウテレビ(3/6)、積水ハウス、アイル、楽天地、Bガレージ(3/7)、カナモト、クミアイ化、シーイーシー、日駐、鳥貴族HD、フリービット、HEROZ、gumi、トビラシステム、エッジテクノ、B&P、メディ総研(3/8)が予定している。

 海外の経済指標やイベントは、中国で全国人民代表大会(全人代)開幕、米1月製造業受注、米2月ISM非製造業景況指数、スーパーチューズデー(3/5)、米2月ADP雇用統計、米1月雇用動態調査(JOLTS)求人件数、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言(下院金融委員会)(3/6)、中国2月貿易収支、ECB定例理事会(ラガルド総裁定例記者会見)、米1月貿易収支、米1月消費者信用残高、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言(上院銀行委員会)(3/7)、米2月雇用統計(3/8)、中国2月生産者物価指数、中国2月消費者物価指数(3/9)などがある。

 主な米企業決算の発表では、キャンベル・スープ(3/6)、ブロードコム、コストコ・ホールセール、クローガー(3/7)などが予定している。

今週の注目銘柄!(3/4〜3/8)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1419

4,800

3,880

ローコスト住宅を手掛けており、俳優の松平健さんによるコマーシャルが印象的。住宅業界では価格が高騰するなか、今後はローン金利の上昇が懸念される。ただ、同社については月次実績をみると受注が低迷しているというほどでもない。加えて金利上昇の観測が強まるほど契約の駆け込みも想定されるため、底堅い業績に期待したい。株価は今年1/11に上場来高値4,325円をつけたあとは日柄調整のもみ合い基調にある。2023年以降でみても、昨年10月安値3,125円以降でみても、上昇トレンドは崩れておらず、足元は再び高値更新を伺う動きとなっている。現水準でも配当利回りが4%を超え、信用倍率は0.5倍台と好需給。高値更新を通じてさらなる上昇を予想する。ターゲットは4,800円、ロスカットは3,880円

4088

3,000

1,790

産業ガス2位、医療用酸素で首位。加工食品・農業、医療機器、ケミカル等でM&A戦略を推進している。同社は2/9、2024年3月期3Q累計(4-12月)の連結営業利益は498億円(前年同期比20.3%増)だったと発表した。市場コンセンサスを上回る着地に株価は好反応を示した。各種コストの上昇に対応した収益構造の改善が進展したことで、半導体市場の低迷や中国における景気減速などのマイナス影響をカバー。前年度の業績に大きな影響を与えた木質バイオマス発電事業における発電燃料の海上輸送コスト低下なども寄与したもよう。決算好感後も高値もみ合いが続いており、一段高への期待は強い。長期波動に過熱感なく、2018年1月高値2,543円を超えれば、台替わりの上値余地が生じる公算が大きい。ターゲットは3,000円、ロスカットは1,790円

6141

4,120

3,030

NC旋盤・マシニングセンタ(MC)で最大手格。2024年12月期の通期の連結営業利益は570億円(前期比5.3%増)を見込む。年間配当は100円(前期は90円)を予定している。開発・製造・販売・修理復旧の各分野での活動を通じ、さらなる企業価値の向上に努めるとしている。想定為替レートは1米ドル140円、1ユーロ150円。株価は2023年に入ってから加速度的に上昇している。2月中旬からは上昇の勢いは減速しているが、押しが浅く10日移動平均線をサポートに再加速の可能性が高い。2007年高値4,120円に向けて上昇継続がメインシナリオか。ターゲットは4,120円、ロスカットは3,030円

7670

1,300

920

塗料などを扱う専門商社。自動車生産の回復から今期(2024年3月期)の業績は好調に推移。3Q時点で営業利益の通期進ちょく率も80%を超えており、上振れの可能性も十分にある。今期は創立80周年の記念配当を実施する予定であり、このこともあって配当利回りは4%を超える。3月に入ったばかりのため、権利取り狙いの買いが期待できそうだ。株価はここ数日は高値圏でもみ合っていたが、3/1の場中に空飛ぶクルマ開発のSkyDriveとサポーター契約を締結したと発表。これが刺激材料となり上場来高値を更新した。過熱感から下げる場面があっても配当狙いの買い支えが期待でき、もうしばらく買い優勢の展開が続くと予想する。ターゲットは1,300円、ロスカットは920円

9041

5,300

4,300

関西が地盤の私鉄大手。2/14の3Q決算発表時に通期見通しを下方修正しており、純利益の見通しが引き下げられた。発表を受けた翌2/15の株価は下落。ただ、この日にボトムを打った格好となり、翌日以降は水準を切り上げている。1月中旬から2月前半にかけての動きが弱かったことから、下方修正は悪材料出尽くしと受け止められた。修正に関しても、純利益の引き下げは特損計上の影響。国際物流分野での減益を見込む一方、運輸、ホテル・レジャー部門で増益を見込むことから、営業利益見通しは据え置いている。テクニカル面では、2/15に75日移動平均線を割り込んだところで売りが一巡し、2/29には25日移動平均線を明確に上回った。週足でも13週・52週移動平均線を上回っており、上向きの基調が強まると予想する。ターゲットは5,300円、ロスカットは4,300円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・3/1現在、プライム・スタンダード市場に上場、時価総額が100億円以上、PERが23.0倍未満、PBRが4.0倍未満、配当利回りが1.0%以上、今期増収・増益予想(日経予想)、株価が10日・25日・75日移動平均線を上回っている中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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