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2024-04-15 02:21:29

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週刊日本株式アウトルック

日経平均はバブル時高値を前に微調整か、米長期金利を横目に神経質な展開

2024/2/19
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2024/2/19〜2/22)

 今週(2024/2/19-2/22)の日経平均株価の予想レンジは37,700円-38,500円。東京株式市場は先週に続いて4日立会い。国内企業の決算発表が一巡し、個別材料が少なくなる。宇宙関連やAI関連などのテーマ株物色や、決算プレーで値動きの大きさに慣れた短期資金がグロース市場へ資金を振り向ける展開も予想される。
 一方、上昇基調にある米長期金利(米10年債利回り)の動向に神経質になる一週間となりそうだ。米物価指標の予想よりも強いデータに債券市場が敏感に反応しており、株式市場は上値への警戒感が台頭する公算が大きい。金利上昇によるドル高・円安は日本株には企業業績面での追い風となるが、日経平均株価はバブル時高値を前に半導体関連を中心に不安定な側面も見え隠れしている。
 イベントでは2/21に予定されている米半導体メーカーのエヌビディアの決算発表が大きな注目を集める。この決算を東京市場で消化する2/22は三連休前でもあるだけに、指数の振れ幅が大きくなる場面もありそうだ。

 日経平均株価(図表1)は水準を一段と切り上げる加速度的な動きとなっている。2/16は高寄りから上値を伸ばす動きもみられたが、バブル時高値(38,915円)を前に伸び悩む展開となった。ローソク足はやや上ヒゲの長い陰線を形成し、十字足に準じる動きとなった。基本的には上目線は継続となるが、目先的には過熱感も強く、10日移動平均線(37,086円 2/16)に向けての調整は許容する必要があろう。

 上値メドは、1989年12/29終値(38,915円)、89年12/29高値(38,957円)、心理的節目の39,500円、心理的節目の40,000円などが考えられる。下値メドは、心理的節目の38,000円10日移動平均線、25日移動平均線(36,421円 同)、心理的節目の36,000円、1/26安値(35,687円)、1/18安値(35,371円)などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2023/5/1-2024/2/16)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表は、12月機械受注(2/19)、1月首都圏マンション販売(2/20)、1月貿易収支、1月訪日外国人客数(2/21)、1月百貨店売上高(2/22)がある。

 企業決算の発表では、フィスコ、岡部(2/19)、プラネット、キタック(2/22)が予定している。

 海外の経済指標は、1/30〜1/31開催分のFOMC議事録(2/21)、米2月製造業購買担当者景気指数、米1月中古住宅販売件数(2/22)、独2月IFO企業景況感指数(2/23)などがある。

 主な米企業決算の発表では、ウォルマート、ホームデポ、メドトロニック、センターポイント・エナジー、エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントン(2/20)、エヌビディア、アナログ・デバイセズ、ベリスク・アナリティックス、ガーミン、エクセロン、ナイソース(2/21)、モデルナ、キューリグ・ドクター・ペッパー、エンタジー、ニューモント、ドミニオン・エナジー、プール、パイオニアナチュラルリソーシズ、パシフィックガス&エレクトリック(2/22)などが予定している。

今週の注目銘柄!(2/19〜2/22)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4971

5,550

3,910

電子基板向けの薬品を手がける。2/14に本決算を発表。前期は営業減益だったが、今期は一定の回復を見込む。ただ、期初だけに保守的な計画と考えられ、市場は今後の上方修正期待を株価に折り込んでいく可能性がある。株価はここ数カ月は上げ下げを繰り返しながら下値を切り上げる動きとなっており、上手く過熱感を抑えている。2/15は決算を受けて安く始まったが、75日移動平均線を割れずに切り返し、上場来高値を更新した。2/16は反動安で陰線となったが、押し目買いの好機だろう。上場来高値を更新した直後であり、上値に対する期待は大きい。ターゲットは5,550円、ロスカットは3,910円

6095

1,050

680

医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営するほか、医師求人情報ポータルサイトやオンライン医療相談サービスなどを展開する。今1Qが前年同期比で増収増益となったことが好感され、2/14はストップ高となった。営業利益は通期計画10億円に対して、1Qで5億円を達成している。上期偏重の傾向はあるものの、前2023年9月期は1Q時点での通期計画に対する進ちょく率が31%であったことを踏まえると、1Qで50%というのは好調に映る。中長期の株価は下落トレンドが続いている。それだけに、決算を受けてしっかり上げ切ったことは特筆される。見切り売りは相当程度こなしたとみて良いだろう。大底脱出を期待した買いが入ると予想する。ターゲットは1,050円、ロスカットは680円

6331

5,000

3,180

石油・化学装置などを手がけるエンジニアリング会社。好業績、低バリュエーションから株価が堅調に推移している。1/31に通期の純利益見通しを引き上げると発表したことで、直近の予想PERは5倍台に低下。PBRも0.8倍台であり、現在のマーケット環境では引き続き注目されやすい。前述の上方修正を受けて翌営業日の2/1は窓を開けて上昇。昨年来高値を更新した。その後は利益確定売りが出たが、25日移動平均線を下回るとすかさず買いが入っている。日経平均株価が史上最高値に迫る水準である一方、同社は1993年に付けた上場来高値14,000円に対し現状は7割安。今期は純利益が過去最高を更新する見通しであることを踏まえると、今後の上値余地は大きいと考える。ターゲットは5,000円、ロスカットは3,180円

8233

2,700

1,980

昨年は8月中旬辺りまでは右肩上がりで推移した一方、年後半は利益確定売りに押されて下げ基調が続いた。昨年12/25の3Q決算発表時には通期の見通しを上方修正したが、流れが向いていない中、好反応は限定的となった。しかし、今年に入ってガラッと動きが良くなっている。1月に入って早々に2,000円台を回復すると、1/19には2,127円まで上昇。急ピッチの上昇にいったん調整が入ったが、25日移動平均線近辺で鋭角的に切り返すと、先週は2,200円台まで水準を切り上げてきた。週足では26週移動平均線を明確に上に抜けている。引き続きインバウンド消費に対する期待が高まる中、上昇に弾みがつく展開を予想する。ターゲットは2,700円、ロスカットは1,980円

9020

10,100

8,400

1/31の3Q決算発表時に1:3の株式分割を発表。市場はこれを好感し、発表を受けた2/1はギャップアップスタートから上げ幅を広げて大幅高となった。この日の高値が8,996円まであり、昨年9/15につけた昨年来高値8,949円を更新した。上昇した後も材料出尽くしとはならず、2/6には9,325円まで水準を切り上げた。3Q決算発表時には通期の業績および期末配当の見通しを引き上げており、分割を実施する3月末に向けて買われやすい流れが継続するだろう。足元では利益確定売りも出てきて9,000円を割り込んでいるが、ここからは節目の1万円や2015年につけた上場来高値の12,815円を目指す展開を想定している。ターゲットは10,100円、ロスカットは8,400円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・2/16現在、プライム市場に上場、時価総額が150億円以上、PERが40.0倍未満、PBRが4.0倍未満、配当利回りが0.5%以上、株価が25日・75日移動平均線を上回っている中から、業績面や成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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