10月相場は波乱となる可能性に注意したいと思います。10/1(木)は東証のシステム障害で全銘柄が売買停止という文字通り波乱のスタートとなりましたが、10/2(金)は米国より、トランプ大統領夫妻が新型コロナウイルスの感染について「陽性」とのニュースが伝わってきました。前日の米国株が上昇したこともあり、この日の日経平均株価は一時、9/30(水)終値(10/1終値は9/30終値と同一水準に設定)比180円高水準まで上昇しましたが、午後このニュースが入ると売りが膨らみ、結局155円安水準で取引を終えています。
現在、トランプ大統領の健康状態は良好とのことですが、今後は隔離状態に置かれるため、選挙活動には大きな制約がでてきそうです。ただ、米大統領選挙について、同国世論調査等を総合的に勘案すればバイデン氏が優勢であり、その意味では大勢に変化が生じる可能性は小さく、波乱は限定的になる可能性があります。
ただ、新型コロナウイルスは高齢者において重篤化しやすいので、トランプ大統領が74歳の高齢になっていることからも、油断はできないことになります。また、テレビ討論で近くにいたバイデン氏に万が一感染しているようなことになると、混迷に拍車をかけることになりそうです。新型コロナウイルスの感染拡大が郵便投票の利用に拍車をかけ、そのことがさらなる混乱助長につながる可能性にも留意したいところです。
10/2(金)の雇用統計(9月)の発表に続き、米国は決算発表のシーズンとなるため、もともと投資家はリスクを取りにくい季節となるとみられます。そのタイミングで、新型コロナウイルスへの現職大統領の感染という不透明な要因が生じ、今後さまざまなシナリオが想定されるため、当面は慎重な投資スタンスをとることが重要と思われます。
前向きな期待としては、トランプ大統領自身が新型コロナウイルスに感染したことで、過激な発言が後退し、新型コロナウイルスへの対応が妥当なものに近づいていく可能性も指摘されます。この場合、米国は新型コロナウイルスとの戦いで良い方向に向かっていく可能性が強まることになります。
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