SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-20 09:01:57

マーケット > レポート > サキモノ・オプションの『ココがPOINT!』

サキモノ・オプションの『ココがPOINT!』

2014/4/1

一目均衡表から相場展開を読み解く 〜いま取るべき投資戦略は?〜

日経平均概観

図表1:先週の日経平均株価の動向

先物・オプション取引が初めてのお客様

先物・オプション取引は分からない・・。
どのような取引なのかまずは知っておきましょう!

先物・オプション取引口座開設お申し込み画面へ

先物・オプション取引口座をお持ちのお客様

先物・オプション取引サイトへ

先週の日経平均株価は、3月20日終値比+471.80円と大幅高になりました。

24日(月)は、午前に発表されたHSBCの3月のPMI(中国製造業購買担当者景気指数)が48.1ポイントと2月確報値(48.5)から悪化したため、日経平均株価は一時伸び悩んだものの、後場に入ると一段高となり、出来高も29億株超と大幅高で引けました。

26日(水)は、3月権利付き最終日ということもあり、高配当銘柄中心に権利取りの動きも見られましたが、200日移動平均線に上値を抑えられる形となりました。

27日(木)は、権利落ち日で、日経平均株価で100円強の配当落ち予想でしたが、後場に入ると、先物主導で買いが入り、200日移動平均線を越えて引けました。

海外株式市場の影響で下げたところにはすかさず買いが入る堅調相場が続き、先週の日経平均株価は3月26日から3日続伸、TOPIXは3月24日から5日続伸となり、3月28日のNT倍率は12.39と前週末比-0.02で小幅に縮小しました。

日経平均株価を一目均衡表で考えると・・・

図表2:日経平均株価 一目均衡表

図表2は、日経平均株価の一目均衡表です。日経平均株価を一目均衡表で見た場合の相場の行方を考えてみましょう。

一目均衡表は、5本の線で構成され、一見複雑そうに見えますが、あまり難しいテクニカル指標ではありません。まずは、簡単に一目均衡表について解説しましょう。

多くのテクニカル分析の中で、一目均衡表が優れている点は、値幅、値段に加えて、時間軸でも判断できる点です。一目均衡表は多くのテクニカル分析のように「価格(値幅)」を分析するのは、もちろんのことですが、加えて「時間」も分析します。

まずは、一目均衡表を構成する5本の線について、解説します。

(1)基準線

・当日を含む過去26日の高値と安値の平均値。

・相場の基準となることから基準線と呼ばれ、相場の方向を見るために重視されます。

・基準線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断できます。

(2)転換線

・当日を含む過去9日の高値と安値の平均値。

・基準線に比べ、売買の短期的な均衡を表現し、相場の転換のタイミングを図る線。

・基準線より短いトレンドを示します。 ・トレンドの上昇局面では支持線、下落局面では抵抗線の位置にある場合が多くなります。

(3)先行スパン1

・転換線と基準線の平均値を当日を含めた26日後に先行させた線。

(4)先行スパン2

・当日を含む過去52日間の高値と安値の平均値を当日を含めた26日後に先行させた線。

・先行スパン1とこの先行スパン2に挟まれた空間を「雲」と呼びます。

・「雲」は26日先まで描画され、相場の今後を予測するときにも役立ちます。

(5)遅行スパン

・当日の終値を当日を含めた26日前に遅行させた線。

・遅行スパンがローソク足を上回っていれば、現在の株価が26日前の株価を上回り、上値が軽く、相場は強い状態であると考えられます。

・下回っていれば、上値が重く、相場は弱い状態であることを示します。

この5本の線を使って、様々な分析が出来るのが、一目均衡表です。

基本的な考えを、ご紹介いたしましょう。

(1)基準線と転換線

・一目均衡表の基準線と転換線の関係は、長期と短期の移動平均線と同じ。クロスが売買シグナルになります。

(2)ローソク足と雲

・「雲」のシグナルは単純明快!ローソク足が「雲」の上に抜けたら「買い」のシグナル、逆に「雲」の下に抜けたら「売り」のシグナル。

(3)遅行スパンとローソク足

・遅行スパンが26日前のローソク足を上抜けたら「買い」のシグナル、逆に下抜けたら「売り」のシグナル。

(4)三役好転(上記3つの複合)

・「転換線が基準線を下から上に抜け、ローソク足が雲の上にあり、遅行スパンがローソク足の上にある」状態が「三役好転」です。簡単に言えば、「雲の下にはローソク足も基準線も転換線もない」状態です。「三役好転」は一目でわかる最強の買いシグナルです。

それでは、2014年3月31日終値時点の日経平均株価データで、上記の(1)(2)(3)のテクニカル分析を行ってみましょう。簡単にするために、一目均衡表を分解して、それぞれの年初からのラインでグラフを作成してみました。

図表3:日経平均一目均衡表(1)基準線と転換線

横ばいの基準線を上から下に転換線が抜けています。基準線と転換線の関係からは、売りシグナルと判断できます。

図表4:日経平均一目均衡表(2)ローソク足と雲

3月31日に上昇して、ようやく終値ベースで先行スパン1を抜けてきたところです。先行スパン1、先行スパン2に挟まれた「雲」に入ったところです。「雲」も厚く、先行スパン1もしばらく上昇を続けるので、目先上値が重そうに見えます。

図表5:日経平均一目均衡表(2)遅行スパンとローソク足

遅行スパンがローソク足と重なっています。ローソク足の上昇が続くので、かなり株価が上昇しないと明確な「買い」シグナルには、なりにくい状態です。

図表6:日経平均一目均衡表

(1)(2)(3)の3つの分析から総合的に判断すると、日経平均株価は、一目均衡表では、買い転換したとは言い難く、まだ売りシグナルも継続中です。今後は、良くて「雲」の中の推移、悪いと「雲」の下に、再度沈みこむ可能性があり、テクニカル分析では、新規売(ショート・ポジション)によって利益を狙う局面と言えます。

一方で、今週は期末・期初を挟んだ週で、重要な経済指標の発表が多く、週末には米雇用統計が控えていることから、相場が大きく振れる可能性を秘めた週になります。そのため、新規売(ショート・ポジション)を行う際は、取引のタイミングにも気をつけましょう。

今週の注目のイベント

1日(火)
日本 消費税率5%から8%に引き上げ
日本 日銀短観(3月)
中国 製造業PMI(3月)
米国 ISM製造業景況指数(3月)

2日(水)
米国 ADP雇用統計(3月)

3日(木)
欧州 欧州中央委銀行(理事会)、ドラギ総裁会見
米国 ISM非製造業景況指数
米国 貿易収支(2月)

4日(金)
日本 「異次元金融緩和」から1年
米国 雇用統計(3月)

先物・オプション取引口座開設お申し込み画面へ

先物・オプション取引サイトへ

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
  • 必要証拠金額は当社SPAN証拠金(発注済の注文等を加味したSPAN証拠金×100%)−ネット・オプション価値(Net Option Value)の総額となります。
  • 当社SPAN証拠金及びネット・オプション価値(Net Option Value)の総額は発注・約定ごとに再計算されます。
  • SPAN証拠金に対する掛け目は、指数・有価証券価格の変動状況などを考慮の上、与信管理の観点から、当社の独自の判断により一律、又はお客様ごとに変更することがあります。
  • 先物・オプションのSPAN証拠金についてはこちら(日本証券クリアリング機構のWEBサイト)
  • 指数先物の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。市場価格が予想とは反対の方向に変化したときには、比較的短期間のうちに証拠金の大部分又はそのすべてを失うこともあります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。また、指数先物取引は、少額の証拠金で多額の取引を行うことができることから、時として多額の損失を被る危険性を有しています。
  • 日経平均VI先物取引は、一般的な先物取引のリスクに加え、以下のような日経平均VIの変動の特性上、日経平均VI先物取引の売方には特有のリスクが存在し、その損失は株価指数先物取引と比較して非常に大きくなる可能性があります。資産・経験が十分でないお客様が日経平均VI先物取引を行う際には、売建てを避けてください。
  • 日経平均VIは、相場の下落時に急上昇するという特徴があります。
  • 日経平均VIは、急上昇した後に数値が一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴を持っています。
    日経平均VIは、短期間で急激に数値が変動するため、リアルタイムで価格情報を入手できない環境での取引は推奨されません。
  • 指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。買方が期日までに権利行使又は転売を行わない場合には、権利は消滅します。この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、指数オプション取引は、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失を被る危険性を有しています。
  • 未成年口座のお客様は先物・オプション取引口座の開設は受付いたしておりません。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

国内信用デビュー&おかえりキャンペーン

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【当選確率最大+5倍!?】最大10万円が当たる!SBIセレクト買付応援キャンペーン

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.