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≪株価は上昇余地"拡大"か≫決算発表が日経平均株価の追い風となる理由とは

2021/7/27

投資情報部 鈴木英之

米国株式市場では、主要3指標が連日で最高値を更新する中、日経平均株価は上値の重い展開です。
こうした中、上場企業の2021/4〜6期・決算発表シーズンが到来しました。
決算発表を経て、日経平均の上値余地は広がる可能性があると考えます。
その理由と、今後の企業業績の拡大余地について解説します。

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1米主要3指標が連日最高値を更新

日経平均株価は、7月第3週(7/19〜7/21)終値が27,548円00銭、前週末(7/16)比で455円08銭(1.6%)安、週足ベースで反落となりました。
7/20(火)は5日続落。米株安を受けて売りが優勢となった他、新型コロナウイルスの変異株拡大による景気鈍化懸念も強まり、軟調に。ファーストリテイリング(9983)など、値がさ株が総じて安い展開となりました。なお、日経平均株価の“5日続落”は2020年10月以来でした。
7/21(水)は米株の大幅高を追い風に上昇し、6日ぶりに反発。7/14(水)から7/20(火)にかけて5日間での下落幅が1,300円超となっていたことから戻りを期待する買いも増えました。
7/26(月)は一時28,000円を上回る場面もありましたが、中国当局による一部企業への規制強化で中国市場への不透明感が漂い、上値は重い展開に。傘下の投資ファンドで中国企業に資金を投じているソフトバンクグループ(9984)は年初来安値となりました。

一方、NYダウは、7月第3週(7/19〜7/23)終値が前週末比1.1%高、週足ベースで反発となりました。
7/20(火)は前日に今年最大の下落幅となった反動で、3日ぶりに反発。幅広い銘柄が買われました。
7/23(金)は過去最高値を更新し、初めて35,000ドル台を突破。S&P500指数もはじめて4,400ポイント台に。好決算銘柄が上昇した他、好業績期待の銘柄も買われ、主要3指標が揃って過去最高値を更新しました。なお、7/26(月)も主要3指標は5日続伸となり、過去最高値を更新しています。

図表1 日経平均株価の値動きとその背景

  日経平均株価 日米株式市場等の動き
終値 前日比
7/20(火) 27,388.16 -264.58 5日続落。終値ベースでは1/6以来、およそ半年ぶりの安値。米株安に加え、東京市場は連休を前に商いも低調。
7/21(水) 27,548.00 159.84 6日ぶりに反発。前日まで5日続落し、その間の下落幅が1300円を超え、短期的な戻り期待や値ごろ感からの買いが優勢に。
7/22(木) - - 休場(海の日)
7/23(金) - - 休場(スポーツの日)
7/26(月) 27,833.29 285.29 米株高を追い風に上昇し、一時、2万8,000円を上回る場面も。一方、中国当局の規制強化で中国市場を巡る不透明感から上値は重い展開に。
  • ※日経平均株価データ、各種資料をもとにSBI証券が作成。

図表2 日経平均株価(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/7/27 取引時間中。

図表3 NYダウ(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/7/27時点。

図表4 ドル・円相場(日足)と主要移動平均線・おもな出来事

  • ※当社チャートツールをもとに作成。データは2021/7/27時点。

図表5 当面の重要スケジュール

月日(曜日) 国・地域 予定内容 備考
7/28(水) 日本 7/15・16開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」  
    ★決算発表 エムスリー、サイバエジェ、アドバンテス、日産自
  アメリカ ★決算発表 フェイスブック、ボーイング、ファイザー、ペイパルホールディングス
7/29(木) 日本 ★決算発表 富士通、パナソニック、村田製、三菱電
  アメリカ 実質GDP(4−6月期、速報値)  
    新規失業保険申請件数  
    6月中古住宅販売成約  
    ★決算発表 アマゾンドットコム、エクソンモービル、アルトリアグループ
7/30(金) 日本 6月失業率・有効求人倍率  
    6月鉱工業生産  
    6月商業動態統計  
    ★決算発表 味の素、武田、豊田織、商船三井、JR東日本
  アメリカ 6月個人所得・個人支出  
    6月消費支出物価指数  
    ★決算発表 P&G、エクソンモービル、キャタピラー、アッヴィ
7/31(土) 中国 7月製造業PMI  
    7月非製造業PMI  
    7月コンポジットPMI  
8/2(月) 日本 7月自動車販売台数  
    7月消費動向調査  
    ★決算発表 塩野義、大塚商会、AGC、三菱重
  中国 7月Caixin製造業PMI  
  アメリカ 7月ISM製造業景況指数  
    米政府、中国企業59社への投資禁止を実施予定  
    ★決算発表 アリスタネットワークス
8/3(火) 日本 7月マネタリーベース  
    ★決算発表 住友化、協和キリン、花王、日本製鉄、JAL
  アメリカ 6月製造業受注  
    ★決算発表 アムジェン、ザイレム
8/4(水) 日本 ★決算発表 東レ、イビデン、トヨタ、ソフトバンク、ソニーG
  アメリカ 7月ADP雇用統計  
    7月ISM非製造業景況指数  
    ★決算発表 ゼネラルモーターズ、ブッキングHD、ウーバー
8/5(木) 日本 ★決算発表 東エレク、NTTデータ、シャープ、キッコーマン
  アメリカ 新規失業保険申請件数  
    6月貿易収支  
    ★決算発表 スクエア、ビヨンドミート、モデルナ、イルミナ
8/6(金) 日本 6月景気動向指数  
    6月毎月勤労統計調査  
    6月家計調査  
    ★決算発表 旭化成、大塚HD、東京海上、NTT、セコム
  アメリカ 7月雇用統計  
    6月消費者信用残高  
8/7(土) 中国 7月貿易収支  
  • ※各種報道、WEBサイト等をもとにSBI証券が作成。「予想」は市場コンセンサス。データは当レポート作成日現在。予定は予告なく変更される場合があります。

図表6 日米欧中央銀行会議の結果発表予定日

  2021年 2022年
日銀金融政策決定会合 9/22(水)、10/28(木)、12/17(金) 1/18(火)、3/18(金)、4/28(木)、6/17(金)、7/21(木)、9/22(木)、10/28(金)、12/20(火)
FOMC(米連邦公開市場委員会) 7/28(水)、9/22(水)、11/3(水)、12/15(水) 1/26(水)、3/16(水)、5/4(水)、6/15(水)、7/27(水)、9/21(水)、11/2(水)、12/14(水)
ECB(欧州中銀)理事会・金融政策会合 9/9(木)、10/28(木)、12/16(木) 1/20(木)、3/10(木)、4/14(木)、6/9(木)、7/21(木)、9/8(木)、10/27(木)、12/15(木)
  • ※日米欧中銀WEBサイトを基にSBI証券が作成。データは当レポート作成日現在。予定は予告なく変更される場合があります。 なお、ECB理事会は金融政策の議論・決定を行う会合の日程のみ掲載しています。日付は現地時間を基準に記載しています。

2決算発表を経て、日経平均の上値余地は拡大か

図表7は日経平均株価と予想PER10倍ライン、15倍ライン、20倍ラインの推移(過去5年)をグラフにしたものです。
日経平均株価は、2020年3月から2021年5月にかけてを除き、おおむね「予想PER10倍〜15倍の水準」で推移しており、その範囲からなかなか脱却できていません。

こうした中、東京市場は2021/4〜6期の決算発表シーズンを迎えています。
特に7/29(木)から8/13(金)にかけては連日多くの企業が決算発表を行い、最も多い日は8/6(金)の586社の予定です。なお、7/26(月)時点で発表された社数は僅かですが、事前の市場予想を上回る利益を発表した企業は多くあります。

このまま、好調な決算発表が続けば上場企業の予想EPS(1株利益)が上昇し、「予想PER10倍〜15倍の水準」自体が上昇されることが期待されます。
レンジ上限の予想PER15倍水準は2019/7末に26,600円台でしたが、現在は30,800円台です。仮に、日経平均株価が上記のレンジから脱出できなくとも、レンジ自体が上昇すれば上値余地は拡大するとみられます。

新型コロナウイルスの感染拡大初期となった2020/4〜6期は、小売・外食業にとどまらず、多くの企業で経済活動が停止し、大幅に業績が落ち込みました。そこを比較対象とする2021/4〜6期は“ベース効果”により、大幅増益や黒字転換になりやすいと考えられます。
逆に、2021/7〜9期以降は対前年同期比で、増益率の鈍化懸念により、決算発表後に利益確定売りに押される銘柄もありそうです。また、3月決算企業にとって今期は年度最初の四半期に過ぎないため、好業績でも業績予想を上方修正しないケースが多い傾向にあります。

日経平均採用銘柄の市場コンセンサスでは、予想純利益が今期24%程度増、来期9%程度増としています。
なお、来期はサービス、小売、陸運などの業種で“リベンジ消費”が本格化し、業績増益の継続が期待されます。

図表7 日経平均株価と予想PER

  • ※日経平均株価データをもとにSBI証券が作成。 期間:2016/8/1〜2021/7/26

図表8 主要な日経平均採用銘柄の決算発表予定日

発表予定日 コード 銘柄名
7/28(水) 2413 エムスリー
  7751 キヤノン(12月)
7/29(木) 6954 ファナック
  6702 富士通
  6752 パナソニック
  6503 三菱電機(13時)
7/30(金) 4502 武田薬品工業
  6902 デンソー(11時)
  8316 三井住友フィナンシャルグループ
  4568 第一三共(13時)
  2914 日本たばこ産業(12月)
  8411 みずほフィナンシャルグループ
  4503 アステラス製薬(12時)
  9022 東海旅客鉄道(16時)
7月下旬 9433 KDDI
  6501 日立製作所
8月上旬 7267 本田技研工業
8/2(月) 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ(16時)
8/3(火) 6367 ダイキン工業
  8058 三菱商事(14時)
  4689 Zホールディングス
  8031 三井物産(13時)
  4452 花王(12月)
8/4(水) 7203 トヨタ自動車
  6758 ソニーグループ
  9434 ソフトバンク
  8001 伊藤忠商事(13時)
  4543 テルモ
8/5(木) 4911 資生堂(12月)
  8035 東京エレクトロン
8/6(金) 9432 日本電信電話
  8766 東京海上ホールディングス
8/10(火) 9984 ソフトバンクグループ
  5108 ブリヂストン(12月)
8/11(水) 6178 日本郵政
8/12(木) 6098 リクルートホールディングス
8/13(金) 4901 富士フイルムホールディングス
  • ※各種報道、当社Webサイト等をもとにSBI証券が作成。 ※銘柄名横に時刻がある銘柄は15時以外に発表予定の銘柄です。また、「12月」とある銘柄は12月決算銘柄です。その他、記載のない銘柄は3月決算です。 ※記載の予定日時等は変更されることがありますので、ご注意ください。
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