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2024-11-13 20:56:41

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2024年9月27日

マーケットトピックス 2024年9月27日

前営業日トピックス

東京市場では、ドル円・クロス円は序盤からやや上値の重い動きとなったものの、日経平均株価が序盤から大幅上昇となったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きが続いた。ドル/円は145円台乗せとなったものの、その後は上値の重い動きとなった。ただ、欧州主要株価指数や米株価先物が上昇したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された米経済指標が良好な結果となったことを受けて、米金利上昇とともにドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。しかし、その後は月末・四半期末を控えたロンドン・フィキシングに伴うドル売りが観測されたことから、ドルは一時下落する場面もあったが、下げ一服後は再び堅調な動きとなった。

米株式市場では、序盤に発表された米経済指標が良好な結果となったことで、米経済の底堅さが示されたとの見方から主要株価指数は上昇して始まった。ただ、その後は米長期金利の上昇が影響して上げ幅を縮小したものの、終盤まで底固い動きが続いた。 ダウ平均は、序盤から堅調な動きとなり、一時前日比309ドル高まで上昇した。ただ、終盤には上げ幅をやや縮小し、260.36ドル高(+0.62%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、108.08ポイント高(+0.60%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の堅調な動きが一服し、ドルは序盤から上値の重い動きとなった。その後、スポ末・期末で実需の売り・買いが交錯したことから、やや上値の重い動きとなる場面があったものの、日経平均株価が序盤から大幅上昇となり、一時前日比960円超上昇したことから、リスク選好の動きからドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ドル/円は、序盤の安値の144.44から144.95まで上昇した。

(2)午後に入り、円売りが優勢となり、ドル/円は一時145円台乗せとなったものの、定着できずに失速した。ただ、日経平均株価が一段の上昇となり、1055円高まで上昇したことから、ドル円・クロス円は底固い動きが続いた。また、欧州株や米株価先物の上昇を受けてドル円・クロス円は堅調な動きとなったが、米金利の低下もありドル/円は高値の145.20から144.15まで下落した。

(3)米国市場では、欧州時間の円買いの動きが一服し、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。さらに、序盤に発表された米新規失業保険申請件数が21.8万件(予想22.3万件)、耐久財受注が0.0%(予想-2.7%)となり、ともに予想より良好な結果となったことを受けて、米金利上昇とともにドルは主要通貨に対して堅調な動きとなり、ドル/円も序盤の144.11から145.21まで上昇した。しかし、その後は月末・四半期末を控えたロンドン・フィキシングに伴うドル売りが観測されたことから、ドル/円は一時144.51まで下落する場面もあったが、下げ一服後は再び144.80台まで値を戻した。

本日のトピックス

東京市場では、日経平均株価が序盤から堅調な動きとなったことや、円売りが優勢となったことを受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ドル/円は、145円台まで上昇しており、145円台を維持できるのか注目されている。日本では、自民党総裁選挙の投開票が予定されており、結果が注目されている。特に、新総裁の会見での今後の方針などが円相場に影響する可能性もあり、会見にも注目したい。

海外市場では、8月の米PCEデフレーター、9月のミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されており、前者はFRBが金融政策を決定する上で注目している指標の一つであることから、結果やそれを受けたマーケットの反応に注目したい。一方、後者は注目の指標だが、確報であることから、速報や予想から大きく乖離しなければ反応は限定的と見られている。また、本日も複数の金融当局者の発言が予定されていることから、発言の内容にも注目したい。

9/27の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

9月ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大消費者信頼感指数は、ミシガン大学が消費者にアンケート調査を行い、現況指数(現在)、期待指数(将来)など消費者マインドを指数化した経済指標である。速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施し、1964年の指数を100として算出する。コンファレンス・ボード(CB)が発表する消費者信頼感指数と共に消費者マインドを見る上で重要な経済指標である。
69.4 69.0
前回の速報は市場予想を上回り、4ヵ月ぶりの高水準となった。1年先の期待インフレ率が2020年12月以来の低水準となったことが影響した。今回の確報は、速報から上方修正が予想されており、特に期待インフレ率が修正されるのか注目したい。
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