2025-07-12 19:28:14

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マーケットトピックス 2024年9月18日

前営業日トピックス

東京市場では、序盤から堅調な動きとなったものの、日経平均株価が大幅下落となったことから円買いが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。その後は株価が下げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円は値を戻す動きとなったが、欧州時間に入っても上値の重い動きが続いた。

米国市場では、序盤に発表された8月の米小売売上高が予想外に増加し、FOMCでの大幅利下げ観測が後退したとの見方から、米金利上昇とともにドルも主要通貨に対して上昇した。その後、米主要株価指数が下落に転じたことから、やや上値の重い動きが見られたものの、終盤まで金利上昇が続いたこともあり、ドルは上げ幅を拡大した。

米株式市場では、8月の米小売売上高が良好な結果となったことで、米景気の先行き期待が広がり、序盤から買いが先行した。ただ、ダウ平均が史上最高値を更新したことで利益確定の売りが優勢となった。さらに、FOMCの結果発表を見極めたいとの思惑も上値を圧迫し、主要株価指数はマイナス圏まで下落したものの、ナスダックとS&P500はプラス圏を回復して終了した。 ダウ平均は、序盤から堅調な動きとなり、前日比213ドル高まで上昇して史上最高値を更新した。ただ、その後は下落に転じて一時151ドル安まで下落する場面もあったが、終盤には下げ幅を縮小して15.90ドル安(-0.04%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、一時マイナス圏まで下落する場面もあったが、35.93ポイント高(+0.20%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。しかし、上昇して始まった日経平均株価が下落に転じて下げ幅を拡大し、一時前週末比753円安まで下落したことで投資家のリスク回避の動きも加わりドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は、序盤の高値141.21から140.32まで下落した。

(2)午後に入り、日経平均株価が378円安まで下げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円は値を戻す動きとなり、ドル/円は、140.81まで値を戻したものの、欧州時間まで上値の重い動きが続いた。

(3)米国市場では、序盤に発表された8月の米小売売上高が市場予想の-0.2%に対して0.1%と予想外の上昇となったことで、FOMCでの大幅利下げ観測が後退したとの見方から、米金利上昇とともにドルも主要通貨に対して上昇した。ドル/円は、序盤の140.55から141.99まで上昇、その後に米主要株価指数が軒並み下落に転じてマイナス圏まで下落したことから、やや上値の重い動きが見られたものの、終盤まで金利の上昇が続いたこともあり、ドル/円は142.31まで上げ幅を拡大した。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで下落したものの、ドル/円の上昇に連れて対円では堅調な動きとなった。

本日のトピックス

昨日の米経済指標は、軒並み良好な結果となったことから、FOMCでの大幅利下げ観測が後退し、米金利上昇とともにドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。FOMCでは、利下げが確実視されているものの、利下げ幅が注目されていたが、0.25%の利下げが優勢となったと見られている。

本日の海外市場では、欧州や英国の8月の消費者物価指数の発表が予定されており、今後の金融政策の行方を見極める上で注目されており、結果が注目される。一方、米国では、住宅着工件数とFOMCの結果発表が予定されており、結果を受けて相場が大きく動く可能性もあり、注目されている。

金利先物市場では、年内のFRBの0.25%の利下げを4.6回織り込んでおり、9月では利下げを1.6回織り込んでいる。そのため、今回のFOMCで0.50%の利下を決定するとの見方も根強い。ただ、エコノミスト予想では、0.25%の利下げが全体の91%、0.50%の利下げが8%となっている。そのため、仮に0.50%の利下げが決定される場合には、ドルの下振れ幅が大きくなる可能性が考えられる。一方、予想通り0.25%の利下げが決定された場合でも、声明やパウエルFRB議長の発言で年内の追加利下げ観測が高まる場合には、ドル相場への影響も大きくなる可能性が考えられることから、発表と会見での発言内容に注目したい。

9/18の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

8月住宅着工件数

住宅着工件数は、建設が着工された民間住宅の着工件数を集計した経済指標で、家電製品などの個人消費との相関性も高いことから、景気動向を見る上で重要な指標である。また、天候の影響を受けやすいという面もある。
132.0万件 123.8万件
前回は市場予想を下回り、2020年5月以来の低水準となった。一戸建て住宅が2020年4月以来の低水準となり、ハリケーンの影響が反映していたと考えられる。今回は、前月の反動で増加が予想されており、どこまで改善するのか注目されている。
翌3:00 米国

FOMC

FOMC(Federal Open Market Committee 連邦公開市場委員会)は、米国における金融政策の最高意思決定機関で、公開市場操作の方針を決定する委員会である。メンバーはFRBの議長、副議長を含7名の理事と、ニューヨーク連銀総裁、地区連邦準備銀行の総裁4名の計12名から構成されている。
5.00%-5.25% 5.25%-5.50%
FOMCでは、0.25%の利下げが織り込まれているが、一部では0.50%の利下げを予想する向きもある。ただ、先週の消費者物価指数で前年比が2021年2月以来の2.5%となったものの、コア指数が前月比で予想を上回ったことや、住居費の伸びが高まったことで、大幅利下げの可能性は低下したと見られている。
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