2025-07-13 19:20:47

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2024年9月4日

マーケットトピックス 2024年9月4日

前営業日トピックス

東京市場では、日経平均株価の上昇を受けて、ドル円・クロス円も序盤から堅調な動きとなった。しかし、午後に入ると日経平均株価が下げに転じてマイナス圏まで下落したことや、米長期金利が低下したことを受けて、ドル円・クロス円も軟調な動きとなった。

米国市場では、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなったものの、米金利が低下したことからドルは主要通貨に対して下落となり、さらに米経済指標が冴えない結果となったこともドルの圧迫要因となった。その後は値を戻したものの、米主要株価指数が軒並み下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円は終盤まで上値の重い動きが続いた。

米株式市場では、2日連続で最高値を更新したことを受けて、利益確定の売りが先行した。さらに、米経済指標が冴えない結果となったことも加わり、下げ幅を拡大した。また、週末に米雇用統計の発表を控えて積極的な売買が手控えられたことも影響した。 ダウ平均は、序盤から軟調な動きとなり、一時前週末比784ドル安まで下落した。引けにかけて下げ幅を縮小し、626.15ドル安(-1.51%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、577.33ポイント安(-3.26%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、日経平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前日比266円高まで上昇したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなり、ドル/円は序盤の146.66から147.21まで上昇し、8/20以来の高値を付けた。しかし、高値更新後は、時間外取引で米長期金利が低下したことや、日経平均株価が上げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円も下落に転じ、ドル/円は146.57まで下落した。

(2)午後に入り、日経平均株価がマイナス圏まで下落し、一時119円安まで下落したことから、ドル円・クロス円も軟調な動きとなり、ドル円は146.15まで下落した。ただ、欧州時間に米長期金利が持ち直したことから、ドルは底固い動きとなった。

(3)米国市場では、欧州市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。しかし、米金利が急速に低下したことからドルは主要通貨に対して下落となり、さらに8月の米ISM製造業景況指数が市場予想の47.5を下回る47.2となったことや、7月の米建設支出が-0.3%と2022年10月以来のマイナスに落ち込んだこともドルの圧迫要因となった。ドル/円は、序盤の高値146.29から145.10まで下落し、クロス円もドル/円の下落に連れて軟調な動きとなった。その後は値を戻したものの、米主要株価指数が軒並み下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円は終盤まで上値の重い動きが続いた。

本日のトピックス

前日の海外市場では、米経済指標が冴えない結果となったことや、米長期金利が低下したことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落となり、先週末の米PCEデフレーター発表前の水準近辺まで値を戻した。

ここからは、週末の米雇用統計に向けて、JOLTS求人件数、ADP、ISM非製造業景況指数と雇用関連の経済指標の発表が続く。雇用統計の年次改定で、米雇用者数が大幅に下方修正されたことで、雇用関連の経済指標や指数に注目が集まっている。本日は、JOLTS求人件数の発表が予定されており、結果を受けて敏感に反応する可能性も考えられる。

また、カナダ中銀の金融政策発表が予定されており、ここまで2会合連続の利下げを決定しており、今回さらに引き下げが予定されている。利下げ決定ならカナダ・ドルの一段の下落となる可能性もあり、結果に注目したい。

9/4の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

7月JOLT労働調査[求人件数]

JOLTS 労働調査(求人件数)は、米労働統計局が求人状況を測定するために実施する調査で、小売業や製造業など各業種の雇用データをもとに算出する統計。
810.0万件 818.4万件
前回は市場予想を上回ったものの、前月の結果が上方修正されたことから、前月から減少となった。4月から一旦上向きとなったものの、再び軟化となっており、今回は前月から減少が予想されており、再び軟化するのか注目されている。
今すぐFX口座を開設
FX取引サイトへ

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
  • 為替レートは、レポート作成にあたりSBIリクイディティ・マーケット社がBloomberg等のデータを参考に取得したレートであり、当社における実際の取引レートとは異なります。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

資産運用フェス2025

よくあるお問合せ
・口座開設の流れ
・NISA関連のお問合せ
・パスワード関連のお問合せ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 資産運用フェス2025

SBI証券はお客様の声を大切にしています