2025-07-04 13:29:08

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マーケットトピックス 2024年7月18日

前営業日トピックス

東京市場では、日経平均株価や米長期金利の上昇を受けて、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。ただ、上昇一服後は上値の重い動きとなり、さらに日経平均株価が下落に転じて下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円も下げ幅を拡大した。

米国市場では、ドル円・クロス円は序盤から底固い動きとなった。その後、FRB理事が「利下げが正当化される時期に近づいている」と発言したことを受けて、ドルは一段の下落となる場面もあった。その後は底固い動きとなったものの、終盤にかけて米金利が低下したことからドル/円は再び上値の重い動きとなった。

米株式市場では、FRBの利下げ観測に加え、米企業の決算内容を好感した買いが優勢となった。ただ、半導体の対中規制強化を検討との報道を受けてハイテク関連株が売られ、ナスダックは大幅下落となった。 ダウ平均は、序盤から堅調な動きとなり、一時前日比267ドル高まで上昇した。終盤まで高値圏を維持したまま、243.60ドル高(+0.59%)で終了し、過去最高値を3日連続で更新した。一方、ナスダックは512.41ポイント安(-2.77%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、序盤から日経平均株価が前日比191円高まで上昇したことや仲、値公示にかけて実需のドル買いが観測されたことからドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。さらに、時間外取引で米長期金利が上昇したことも加わり、ドル/円は序盤の158.30から158.60まで上昇した。

(2)上昇一服後は、米金利が低下に転じたことや、午後に入り、日経平均株価が急速に下落し、一時220円安まで下落したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなり、さらに米国の半導体の対中規制強化を検討との報道を受けて日米の通商摩擦への懸念からリスク回避の円買いが強まったことも加わり、ドル/円は156.09まで下落した。

(3)米国場では、アジア時間からの円買いの流れが一服しており、ドル円・クロス円は序盤から底固い動きとなった。その後、ウォラーFRB理事が「最近のデータで2%の物価目標達成にさらに自信が持つことができた」「利下げが正当化される時期に近づいている」などと発言したことを受けて、ドルは一段の下落となる場面もあった。ドル/円は、序盤の156.74から156.16まで下落したものの、その後は底固い動きが続いた。ただ、終盤にかけて米金利が低下したことからドル/円は再び上値の重い動きとなり、一時156.05まで下落して6/12以来の安値を付けた。なお、序盤に発表された6月の米住宅着工件数が135.3万件(予想130.0万件)と市場予想を上回るなど、米経済指標が軒並み良好な結果となったものの、マーケットの反応は限定的だった。

本日のトピックス

FRBの利下げ観測や、米国の半導体の対中規制強化を検討との報道を受けて米中通商問題への懸念から、リスク回避の円買いの動きなどもあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いており、ドル/円は東京時間で一段の下げとなっており、一時155円台前半まで下落して6/7以来の安値を付けた。

また、FRB高官が「利下げが正当化される時期に近づいている」と発言したこともあり、金利先物市場では、9月のFOMCでの0.25%の利下げを完全に織り込んでおり、年内0.25%の利下げ2.5回分を織り込んでいる。161円台をつけていた7月上旬では年内1.8回分の利下げが織り込まれていたが、9月の利下げ観測が高まったことや、年内の2回以上の利下げ観測が高まったこともあり、ドルは引き続き上値の重い動きが続くと見られている。

本日の海外市場では、ECBや南ア中銀の金融政策発表が予定されており、共に政策金利の据え置きが予想されているが、総裁の発言や声明などで今後の政策に関するヒントがあるのか注目されている。また、米国市場では、新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数の発表が予定されているが、昨日の住宅関連の経済指標が良好な結果となったものの、反応は限定的だったことから、本日も同様な動きか。ただ、昨日大幅下落したナスダックなど株価の動きや金利動向にも注目したい。

7/18の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

新規失業保険申請件数(7/13までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
23.0万件 22.2万件
前回は市場予想を下回り、5/24までの週以来の低水準まで改善した。一方、失業保険継続受給者数は10週ぶりの減少となり、労働市場の鈍化の一服感が示された。今回は、再び増加が予想されており、鈍化傾向はまだ続くと見られている。
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