2025-07-16 10:29:22

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マーケットトピックス 2024年6月18日

前営業日トピックス

東京市場では、序盤から円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとったものの、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時860円超下落したこともあり、リスク回避の動きが意識され、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。欧州時間では下げが一服し、米金利上昇したこともあり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米国市場では、序盤の発表された6月のNY連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことが好感され、ドルは底固い動きとなった。ただ、NY連銀指数が7ヵ月連続のマイナスとなったことや、158円台を前に値頃が意識されたことから、ドルの上値は限定的となった。さらに、FRB高官の発言が圧迫要因となり、ドルは終盤に軟調な動きとなった。

米株式市場では、主要株価指数は、序盤からやや軟調な動きとなったものの、政治の不透明感から下落が続いていたフランス株が反発したことや、AIの需要が高まるとの期待感を背景に買いが優勢となり、主要株価指数は終盤にかけて堅調な動きが続いた。 ダウ平均は、序盤に前週末比157ドル安まで下落したものの、その後は堅調な動きが続いて一時250ドル高まで上昇した。引けにかけて上げ幅を縮小し、188.94ドル高(+0.49%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、168.14ポイント高(+0.95%)で終了し、終値ベースで6営業日連続の最高値更新となった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、序盤から円売りが先行してドル円・クロス円は堅調な動きとなったものの、日経平均株価が前週末比700円超下落したことから、投資家のリスク回避の動きも強まり、ドル円・クロス円はやや軟調な動きとなった。ドル/円は、序盤の157.31から157.66まで上昇したものの、その後は157.29まで下落した。ただ、仲値公示にかけて実需のドル買いも観測され、再び157.53まで値を戻した。

(2)午後に入り、日経平均株価が下げ幅を拡大した、一時864円安まで下落したこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。日本の株式市場終了後に円買いが優勢となり、ドル円・クロス円は一段の下げとなり、ドル/円は157.16まで下落した。ただ、その後は下げが一服したことや、時間外取引で米長期金利が上昇したことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

(3)米国市場では、欧州時間の流れを引き継ぎドルは序盤から堅調な動きとなった。さらに、6月のNY連銀製造業景気指数が市場予想の-10.0を上回る-6.0となったことも好感され、ドル/円は序盤の157.80から157.96まで上昇した。ただ、NY連銀指数が7ヵ月連続のマイナスとなったことや、158円台を前に値頃が意識されたことから、ドルは上値の重い動きとなった。さらに、FRB高官が「今年は1回の利下げが適切だと思う」、「データ次第では2回の利下げ、あるいは利下げなしもあり得る」としたこともドルの圧迫要因となり、ドル/円は終盤に157.68まで下落した。

本日のトピックス

ドル/円は、4/29に一時160円台乗せとなったものの、その後は158円台近辺で上値の重い動きが続いている。昨日も、一時157.96まで上昇したものの、158円台乗せとはならずに失速となった。158円台では、政府・日銀の介入警戒感が根強いこともあり、この近辺では売りが厚くなっている。また、昨日FRB高官から「今年は1回の利下げが適切だと思う」としたものの、「データ次第では2回の利下げ、あるいは利下げなしもあり得る」と、年内1回以下の利下げの可能性が示されたこともあり、やや上値の重い動きとなった。

先週、重要なイベントが終了したこともあり、急速な動きにはなり難いと見られており、経済指標の結果を受けて動きが出る場合でも一時的な動きに留まると見られている。本日の米国市場では、5月の米小売売上高、5月の米鉱工業生産の発表が予定されているが、翌日の米国市場が休場となることもあり、市場予想と大幅に乖離しなければ、限定的な動きに留まると見られている。

6/18の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

5月小売売上高(前月比)

小売売上高は、米国商務省が百貨店やスーパーの売上調査を基にして発表している指標である。個人消費はGDPの約70%を占めており、小売売上高は個人消費の動向を見る上で重要な経済指標の一つであり、米国経済に与える影響も大きいため注目されている。
0.3% 0.0%
前回は市場予想を下回り、前月比横ばいとなった。金利上昇に伴う借り入れコストと債務増加により、消費者が慎重な姿勢を示していることが示された。また、13項目のうち7項目で減少となった。今回は、前月から伸びが予想されているが、引き続き慎重な姿勢が維持されるのか注目したい。
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