2025-07-01 20:12:45

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マーケットトピックス 2024年6月6日

前営業日トピックス

東京市場では、日本の金利が低下したことを受けて、序盤から円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。その後、日経平均株価が前日比490円超下落したことから、上値の重い動きとなる場面もあったが、円売りが続いたことからドル円・クロス円は堅調な動きが続いた。

米国市場では、序盤に発表された5月の米ADP雇用統計が市場予想を下回ったことを受けて、米金利の低下とともにドルは上値の重い動きとなった。ただ、その後に5月の米ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ると、一転してドルは堅調な動きとなった。上昇一服後は上値の重い動きが続いた。

米株式市場では、序盤に発表された米雇用関連の指標で労働需給の緩和が示されたことを受けて、FRBの利下げ先送りへの警戒感が和らぎ、主要株価指数は堅調な動きとなった。特に、半導体大手が大幅高となったことを受けて、ハイテク株中心のナスダックは上昇幅を拡大して2%近い上昇となった。ダウ平均は、上昇して始まったものの、その後下落に転じて一時前日比162ドル安まで下落した。ただ、その後は再び堅調な動きとなり133ドル高まで上昇したが、引けにかけて上げ幅を縮小して96.04ドル高(+0.25%)で終了。一方、ナスダックは330.86ポイント高(+1.96%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、日本の10年債利回りが序盤から低下し、5/22以来の低水準まで低下したことから円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、日経平均株価が490円超下落したことから、やや上値の重い動きとなる場面もあったが、仲値公示にかけて実需のドル買いが観測されたことを受けて、ドル円・クロス円は一段の上昇となった。ドル/円は、序盤の154.78から155.59まで上昇した、

(2)午後に入り、上昇が一服したものの、米長期金利が高止まりしたこともあり、ドルは底固い動きとなった。さらに、欧州時間まで円売りが続いたこともあり、ドル/円は156.30まで上昇するなど、クロス円も堅調な動きとなった。

(3)米国市場では、序盤に発表された5月の米ADP雇用統計が市場予想の17.5万人を下回る15.2万人となり、今年1月以来の低い伸びとなったことを受けて、米金利の低下とともにドルは上値の重い動きとなった。その後、5月の米ISM非製造業景況指数が市場予想の51.0を上回る53.8となると、一転してドルは堅調な動きとなった。ドル/円は、ADP発表後の安値の155.70から156.48まで上昇したが、前日高値の156.49には届かずに失速し、その後は上値の重い動きとなった。一方、カナダ中銀が政策金利の引き下げを発表し、さらに総裁が追加利下げの可能性に言及したことから、カナダドルは主要通貨に対して下落した。

本日のトピックス

米国の主要な経済指標の発表が続くものの、週末の米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強まっており、さらに来週には米国の消費者物価指数、FOMCが控えていることもあり、限定的な動きが続いている。また、FOMCを控えたブラックアウト期間で米当局者の発言が規制されていることもあり、積極的な売買が手控えられている。当面は、米国の金融政策の行方(利下げの開始時期)が注目されており、来週のFOMCまでは一方的な動きにはなり難いと見られている。

本日の海外市場では、ECB理事会の結果発表が予定されており、政策金利の引き下げが予想されており、昨日のカナダ中銀の利下げに続いて利下げに動くのか注目されている。また、米国市場では、新規失業保険申請件数、非農業部門労働生産性の発表が予定されている。昨日の指標結果を受けた動きがそれほど大きくなかったことから、引き続き限定的な動きも予想されている。ただ、非農業部門の単位労働コストの結果が注目されており、結果次第で金融政策の思惑が交錯して動きが出る可能性もあり、注目したい。

6/6の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

第1四半期単位労働費用(前期比年率)

なし
4.9% 4.7%
前回の速報は市場予想を下回ったものの、前期から上昇となり、昨年3月以来の高水準となった。労働コストの上昇を受けて、インフレの高止まりのリスクが示された。今回の確報は、速報から上方修正が予想されており、予想通りの結果なら金融当局のインフレ抑制のハードルが高まる可能性も考えられる。
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