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2024-11-07 00:18:34

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2024年5月22日

マーケットトピックス 2024年5月22日

前営業日トピックス

東京市場では、序盤からドル円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、上昇していた日経平均株価が下落に転じ、午後にはマイナス圏まで下落したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。特に、豪中銀の議事要旨がタカ派ではなかったことから、豪ドルは主要通貨に対して下落した。

米国市場では、FRB理事が「追加利上げは恐らく不要とみている」としたこと受けて、米金利低下とともにドルは軟調な動きとなった。ただ、下げ一服後は底固い動きとなり、さらにFRB副議長が「長期間引き締めを維持する必要がある」との見方を示したこともあり、ドル/は終盤にかけて値を戻す動きとなった。

米株式市場では、主要株価指数は序盤から底固い動きとなった。ただ、米半導体大手の決算発表を22日に控えており、結果を見極めたいとの様子見ムードが強く、主要株価指数は小幅な上昇に留まった。その中で、ナスダックとS&P500は終値ベースで最高値を更新した。 ダウ平均株価は、序盤に28ドル安まで下落したものの、その後は底固い動きが続き、終盤には一時前日比99ドル高まで上昇した。引けにかけてやや上げ幅を縮小し、66.22ドル高(+0.17%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは、37.75ポイント高(+0.22%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、序盤からドル円・クロス円は堅調な動きとなった。日経平均株価が前日比276円高まで上昇したことや、仲値公示にかけて実需のドル買いが観測されたこともあり、堅調な動きが続いた。しかし、日経平均株価が上げ幅の大半を帳消しにしたことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。ドル/円は、序盤の156.14から156.50まで上昇した後は、156.39まで下落した。一方、豪中銀の議事要旨が公表されたが、予想ほどタカ派的ではなかったとの見方から豪ドルは下げ幅を拡大する動きとなった。

(2)午後に入り、日経平均株価がマイナス圏まで下落し、さらに下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。ドル/円は、米金利上昇もあり一時156.55まで上昇したものの、その後は軟調な動きとなった。

(3)米国市場では、米国の主要な経済指標の発表がない中、ウォラーFRB理事が「利下げには良好なインフレがあと数カ月必要」との見方を示したものの、「追加利上げは恐らく不要とみている」としたこと受けて、米金利低下とともにドルは軟調な動きとなった。ドル/円は、序盤の156.42から155.84まで下落したものの、156円台割れ近辺では底固い動きとなった。さらに、バーFRB副議長が「長期間引き締めを維持する必要がある」との見方を示したこともあり、ドル/円は終盤に156.25まで値を戻す動きとなった。一方、4月カナダの消費者物価指数がほぼ予想通りだったものの、カナダ中銀が重視しているトリム平均消費者物価指数が4ヵ月連続で鈍化していたことから、6月の金融政策決定会合での利下げ観測が高まったとの見方が広がり、カナダ・ドルは主要通貨に対して下落した。

本日のトピックス

米国市場では、本日から週末まで主要な経済指標の発表が続くことから、金融政策の行方を占う意味でも経済指標の結果が注目されている。その中で本日は、4月の米中古住宅販売件数の発表が予定されており、結果に注目したい。一方、本日もFRB高官の発言が予定されており、昨日も利下げに消極的な発言が相次いだことから、ドルが軟調な動きとなったことから、発言の内容には引き続き注目したい。また、エヌビディアの四半期決算の発表が予定されており、結果によって日米の関連銘柄に影響が出る可能性との見方が広がっていることもあり、こちらの結果にも注目が集まっている。

5/22の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

4月中古住宅販売件数

中古住宅販売件数は、所有権が移転した中古住宅の販売件数であり、米国の景気動向を見る上で重要視されている経済指標の一つである。所得やローン金利の動向に影響を受けることから、ローン金利動向やローン申請件数と関係も深い。
422万件 419万件
前回は市場予想を下回り、昨年2月以来の高水準となった前月の結果から縮小した。住宅ローン金利の高止まりに加え、物価上昇の影響が長期化していることが影響した。4月は、住宅ローン金利が昨年11月以来の高水準となる7.29%まで上昇していたことから、その影響が出ている可能性も指摘されている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

豪ドル/円は、5/2以降堅調な動きが続いており、直近では4/29に付けた2013年4月以来の高値の104.883に接近したものの、やや上値の重い動きとなっている。ここから一段の上昇となり、104.883の上抜けを試すのか、一旦調整となるのか注目されている。

目先の動きを見る上で注目されているオシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小しており、ここから両線がクロスして目先の軟調な動きを示唆する形状となるのか注目されている。一方、より短期の動きを見る上で注目されているストキャスティクスでは、両線がクロスして下向きとなっており、短期的に軟調な動きを示唆する形状となっている。

このことから、目先軟調な動きとなる可能性も考えられ、直近のトレンドラインや、一目均衡表の転換線を下抜けることが条件となる。ここを下抜ける場合、次の下値のポイントは一目均衡表の基準線となる。基準線は、現在101.328で横ばいが続いているが、24日までは横ばいが続くもののそれ以降は上昇となり、29日には102.56まで上昇することから、このタイミングでの下抜けには注意が必要となる。一方、上値のポイントは、直近高値の104.569となり、ここを上抜ければ104.883を試す動きも考えられる。

気まぐれ投資コラム

豪ドル/円とNZドル/円の価格差に注目

オセアニア通貨であり、隣国であるオーストラリアとニュージーランドは貿易上で深いつながりがある一方、金融政策でも連動する政策をとる傾向がある。また、それぞれの通貨である豪ドルとNZドルは、ドルや円に対して同じような動きになる傾向がある。

チャートは、約10年間の豪ドル/円とNZドル/円の価格変動と、価格差を表したチャートとなる。このチャートからも、対円でほぼ同じ様な動きとなっていることが見て取れる。

この10年間、豪ドル円とNZドル円の価格差は、最小で0.41円・最大で11.84円となっており、価格差が小さくなると拡大し、拡大すると縮小に向かう傾向がある。特に、価格差が10円近辺まで拡大する場合には、その後に縮小に転じる傾向がある。

直近では、豪ドル/円とNZドル/円の価格差は5/6には9.49まで拡大した後、現在は8.84円幅まで縮小している。ここから再び拡大する可能性もあるが、10円幅近辺まで上昇後は縮小に転じる傾向から、縮小に向かう可能性も考えられる。

豪ドル/円とNZドル/円では、豪ドル/円の方が高いことから、価格差が縮小するパターンとして
(1)豪ドル/円が下落してNZドル円が上昇する
(2)豪ドル円が下落してNZドル円が横ばい
(3)豪ドル/円とNZドル/円がともに上昇するが、NZドル/円の方が上昇幅が大きくなる
(4)豪ドル/円とNZドル/円がともに下落するが、NZドル/円の方が下落幅が小さくなる

という4つのパターンがある。豪ドル/円とNZドル/円の動きがほぼ同じ方向に推移する傾向が多いことから、(3)と(4)のパターンが現実的か。


価格差の拡大・縮小を狙った取引の場合、割高の通貨を買う、または売るという場合、相場が逆方向に動いた場合にはリスクとなる。あくまで狙いは価格差の拡大・縮小であることから、このような場合には両方の通貨をセットにして取引することが有効となる。「片方の通貨を買ってもう片方の通貨を売る(両社が同じような動きをするという傾向の場合)」、この場合価格が上昇しても下落しても、両者の価格差に変化があれば利益となる。このような取引をアービトラージ取引(サヤ取)という。

例えば、豪ドル/円とNZドル/円の価格差の縮小を狙い、
豪ドル/円の売りポジション1万通貨104.370(21日10時時点)とNZドル/円の買いポジションを1万通貨95.537(21日10時時点)同時に保有する。
証拠金は、豪ドル/円が41,688円、NZドル/円が38,174円となり、トータルは79,862円(5/21適用分)となる。

仮に、円安が進行して共に1円の上昇となった場合、豪ドル/円は-1万円、NZドル/円は+1万円となり、トータルは±0円となる。また、豪ドル/円が0.90円上昇、NZドル/円が1円の上昇となる場合では、豪ドル/円は-9千円、NZドル/円は+1万円となり、トータル+千円となる(思惑通り価格差が縮小)。そして、豪ドル/円とNZドル/円の価格差が5円幅縮小すると、トータル5万円の利益となる。ちなみに、気になるスワップポイントは、豪ドル/円が売りで-127円、NZドル/円は買いで+133円(21日時点)となり、スワップポンはマイナスとなっていない。

※出所:SBILMがデータを基に作成

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