前営業日トピックス
アジア時間では、日本市場が休場となり、序盤は限定的な動きとなった。ただ、その後は欧州時間にかけてドル円・クロス円は底固い動きとなり、米長期金利の上昇も押し上げ要因となったが、上昇一服後は軟調な動きとなった。
米国市場では、欧州時間から米長期金利の低下が続いたことでドル売り・円買いが先行し、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。ドル/円は、欧州時間から下落が続いたものの、終盤にかけては米長期金利の低下が一服したことから底固い動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)日本市場が休場となり、新規材料に乏しいことから、アジア時間ではドル円・クロス円は限定的な動きとなった。欧州時間では、欧州主要株価指数が序盤から堅調な動きとなったことや、時間外取引で米長期金利が上昇したことから、ドル買い・円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、その後は米長期金利が低下に転じたことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。
(2)米国市場では、米国の経済指標の発表がなく新規材料に乏しい中、欧州時間から米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.348%から4.244%まで低下したことでドル売り・円買いが先行し、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。ドル/円は、欧州時間に付けたこの日の高値の150.77から150.30まで下落したものの、その後は米長期金利の低下が一服したことから底固い動きとなった。
本日のトピックス
今週の海外市場は、週明けから主要な米経済指標の発表が続くことから、米国の景気状況や金融政策の行方を予想する上で注目されており、結果を受けて思惑が交錯する可能性も考えられる。ここまで約2週間のドル/円は、高値圏で推移しているものの、上値の重い動きが続いていることから、指標結果を受けて現状の横ばいから目先の方向性が変わるのか注目したい。
本日は、1月新築住宅販売件数の発表が予定されており、中古住宅販売の低迷の影響で新築の需要が好調であることから、この流れが続くのか注目されている。また、上昇傾向が続いていた米長期金利が先週末に大きく低下していることから、米長期金利の動向にも注目したい。
2/26の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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0:00 | 米国 |
1月新築住宅販売件数
新築住宅販売件数は、米国内で販売された新築住宅件数(売買契約締結時点)を集計した経済指標であり、地域別の販売件数や販売価格、一戸建やコンドミニアム、集合住宅を含めた数字も発表されている。そして、景気動向の先行を見る上で注目されている指標の一つである。
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68.4万件 | 66.4万件 |
前回は市場予想を下回ったものの、2ヵ月ぶりの増加となった。3地域で前月から増加となったことが影響した。今回も増加が予想されており、底固さが示されるのか注目されている。 |