前営業日トピックス
東京市場では、新規材料に乏しく米国市場が休場となることから、積極的な売買が手控えられ、ドル/円は上下22銭程度の狭いレンジ内の動きが続いた。一方、欧州通貨や資源国通貨は、日経平均株価が序盤から堅調な動きとなったことを好感して、ドルや円に対して堅調な動きとなった。その後は小動きの展開となったものの、欧州時間では再び堅調な動きとなった。
米国市場では、Labor Day(レイバーデー)の祝日で主要市場が休場となり、市場参加者も少ないことから、ドル円・クロス円は限定的な動きが続いた。
米株式市場はLabor Day(レイバーデー)の祝日のため休場
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京市場では、前週末の海外市場終盤の流れを引き継ぎ、ドルは序盤から主要通貨に対して上値の重い動きとなった。新規材料に乏しいこともあり、ドル/円146.03から146.25の狭いレンジ内の動きが続いた。一方、日経平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前週末比194円高まで上昇したことから、欧州通貨や資源国通貨は対円で堅調な動きとなった。
(2)午後に入り、日経平均株価が高値圏で推移したこともあり、クロス円は堅調な動きが続いたが、米国市場が祝日で休場となることから積極的な売買が手控えられ、ドル/円は狭いレンジ内の動きが続いた。欧州時間に入ると、欧州主要株価指数が軒並み序盤から上昇したことを受けて、欧州通貨を中心に堅調な動きとなった。ユーロ/円やポンド/円の上昇に連れてドル/円も堅調な動きとなった。
(3)米国市場では、Labor Day(レイバーデー)の祝日で主要市場が休場となり、市場参加者が少ないことからドル円・クロス円は限定的な動きが続いた。ドル/円は、欧州市場の流れを受けて、序盤から底固い動きとなり、146.37から146.50まで上昇したものの、その後は終盤にかけて146.47から146.50での狭いレンジ内の動きが続いた。
本日のトピックス
前日の米国市場がLabor Day(レイバーデー)のため休場だったことから新規材料に乏しく、東京市場でもやや限定的な動きとなっている。本日の米国市場では、製造業受注、耐久財受注の発表が予定されているが、耐久財受注は確報であることから、速報程のインパクトはなく、マーケットの反応は限定的と見られている。そのため、動く要素としては、休場明けの株式市場や債券市場での金利の動きが注目されており、両市場の動きに左右される展開が考えられる。ただ、ドル/円は引き続き146円台中盤近辺では上値の重い動きが続くと見られている。