前営業日トピックス
東京市場では、日経平均株価が序盤から390円超上昇したものの、その後に上げ幅を縮小したことや、時間外取引で米長期金利が低下したことを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。対円では、週末のポジション調整のドル売りも観測され、一時126.69まで下落したものの、下げ一服後は値頃感の買い戻しも入り、底固い動きとなった。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで上昇したこともあり、対円でも底固い動きが続いた。
米国市場では、序盤に発表された米個人支出が堅調な結果となったことから景気後退観測が和らぎ、ドルは堅調な動きとなった。ただ、インフレの鈍化傾向が示されたことで、過度な利上げ期待が後退したことから、ドルは上値の重い動きとなった。さらに、その後に発表された5月ミシガン大学消費者信頼感指数が低下したこともドルの圧迫要因となった。しかし、ロンドンフィキシングに向けてドル買い・ユーロ売りが観測されたことから、ドル/円は堅調な動きとなった。ただ、その後は週末であることや、米国市場の3連休を控えて薄商いとなったことから、ドルは限定的な動きが続いた。
米株式市場では、4月の米PECコア・デフレーターの伸びが鈍化したことで、インフレ加速への過度な警戒感が和らいだことが好感された。さらに、米個人支出が市場予想を上回ったことも支援材料となり、主要株価指数はは軒並み大幅上昇となった。ダウ平均株価は、序盤から堅調な動きとなり、一時前日比576ドル高まで上昇した。引けにかけて高値圏を維持したまま、575.77ドル高(+1.76%)で終了、6営業日続伸となった。一方、ハイテク株中心のナスダックは、390.48ポイント安(+3.33%)で終了し、3営業日続伸。
米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京市場では、日経平均株価が上昇して始まり、一時前日比391円高まで上昇したことで、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、日経平均株価が上げ幅を200円以上縮小したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、時間外取引で米10年債利回りが低下したことから、ドルは主要通貨に対して下落となり、ドル/円は126.68まで下落した。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで上昇したこともあり、クロス円も底固い動きとなった。
(2)午後に入り、新規材料に乏ししことから、ドル円・クロス円は限定的な動きが続いているが、日経平均株価が底固い動きとなったこともあり、底固い動きが続いている。さらに、欧州主要株価指数が堅調な動きとなったことも加わり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。
(3)米国市場では、序盤に発表された個人支出が堅調な結果となったことから、景気後退観測が和らぎ、ドルは堅調な動きとなった。ただ、インフレの鈍化傾向が示されたことで過度な利上げ期待が後退し、米長期金利が低下したことから、ドルの上値は限定的となった。さらに、その後に発表された5月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が速報値から下方修正されたこともドルの圧迫要因となった。しかし、ロンドンフィキシングに向けてドル買い・ユーロ売りが観測され、低下していた米長期金利も上昇に転じたことから、ドル/円は126.81から127.25まで上昇した。
(4)その後、米国市場の3連休を控えて米債券市場が短縮取引で取引が終了となったこともあり、徐々に薄商いとなり、ドルは限定的な動きが続いた。
本日のトピックス
欧州市場では、ユーロ圏の経済指標やドイツの消費者物価指数の発表が予定されており、結果に注目したい。ただ、マーケットの反応は限定的と見られているものの、市場予想と乖離する結果となるようなら、やや過敏な反応になる可能性も考えられる。
一方、本日の米国市場は、Memorial Day(メモリアルデー)のため株式や国債のほかNYMEXを含むCMEグループの各取引市場が終日休場となる。そのため、市場参加者が少なくなることから、限定的な動きが予想されている。