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2024-03-29 15:56:46

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2021年8月5日

マーケットトピックス 2021年8月5日

前営業日トピックス

東京市場では、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比150円超下落したことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。しかし、その後は日経平均株価が5円安まで下げ幅を縮小したことから、欧州通貨や資源国通貨は対円で堅調な動きとなった。一方、ドルは注目されたADP雇用統計の発表を控える中、米長期金利が低下したことから、対円で上値の重い動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された7月の米ADP雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで、米国の雇用回復の遅れが懸念され、ドルは主要通貨に対して下落した。ドル/円は一時108.72まで下落し、5/26以来の安値を更新した。しかし、その後に発表された7月の米ISM非製造業景況指数が過去最高を記録したことを好感して、ドルは主要通貨に対して反発となった。さらに、クラリダFRB副議長のタカ派的発言を受けて、米長期金利が上昇したことも加わり、ドル/円は109.67まで上昇した。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで下落したものの、対円ではドル/円の上昇に連れ高となった。

米株式市場では、序盤に発表された7月のADP雇用統計が市場予想を大きく下回り、雇用回復の遅れが懸念されたことや、7月のISM非製造業景況指数が過去最高を記録し、早期のテーパリング期待が再燃したこと、さらにFRB副議長が早期の利上げの可能性に言及したことを受けて、米長期金利が上昇したことが圧迫要因となった。ダウ平均株価は、序盤から軟調な動きとなり、一時前日比325ドル安まで下落した。安値圏のまま、323.73ドル安(-0.92%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、序盤にマイナス圏まで下落したものの、その後は底固い動きが続き、19.25ポイント安(+0.13%)で終了、3営業日続伸となった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、前日の海外市場の流れを受けて、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、日経平均株価が下落して始まり、一時前日比153円安まで下落したことが影響した。ドル/円は、一時108.93まで下落したものの、前日の海外時間に付けた108.88が意識されて底固い動きとなった。

(2)その後、日経平均株価が5円安まで下げ幅を縮小したことや、米長期金利の上昇も加わり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、米国時間にADP雇用統計の発表を控えていたこともあり、ドルの上昇は限定的だった。一方、欧州通貨や資源国通貨は対ドルで堅調な動きが続いたことから、対円でも堅調な動きとなった。その後、上昇後に低下していた米長期金利が再び持ち直したことから、ドル/円は109.24まで上昇した。

(3)米国市場では、序盤に発表された7月の米ADP雇用統計で、雇用者数が市場予想を大幅に下回ったことから米国の雇用回復の遅れが懸念され、ドルは主要通貨に対して下落した。ドルは対円で一時108.72まで下落し、5/26以来の安値を更新した。一方、クロス円はドル/円の下落に連れ安となった。

(4)7月の米ISM非製造業景況指数が過去最高を記録したことを好感して、ドルは主要通貨に対して反発となった。さらに、クラリダFRB副議長が「2022年末までにFRBの利上げの条件が満たされる可能性がある」と発言したと伝わると、ADP雇用統計発表後に1.177%から1.125%に低下していた米長期金利の指標となる米10年債利回りが1.213%まで上昇したことも加わり、ドル/円は109.67まで上昇した。一方、欧州通貨や資源国通貨は、対ドルで序盤の高値から大きく下落したものの、対円ではドル/円の上昇に連れ高となった。その後は、米雇用統計を控えて様子見ムードが強まり、終盤まで狭いレンジ内の動きとなった。

本日のトピックス

昨晩発表されたADP雇用統計が市場予想を大幅に下回る伸びとなったものの、ISM非製造業景況指数が過去最高となり、前月6ヵ月ぶりの低水準に悪化した雇用指数も回復したことから、週末の米雇用統計の予想を難しくしている。その中で、米国時間に発表される7月のチャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連の指標結果が注目されている。

新規失業保険申請件数は、半数以上の州で失業保険の上乗せが前倒しで終了(本来の失効は9月末)していることや、ワクチン接種の進展などを背景に改善が予想されている。ただ、変異株の感染が拡大していることが影響しているとの見方もあり、改善は小幅に留まると見られている。米雇用統計の発表を翌日に控えていることから、限定的な反応も予想されているが、昨日市場予想と乖離したことから大きく動きが出たことから、市場予想と乖離する結果となる場合には、反応が大きくなる可能性も想定しておきたい。

一方、6月の米貿易収支の発表も予定されており、経済活動の再開を背景に、輸入の増加が続いていることから、赤字額の拡大が予想されている。

8/5の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

新規失業保険申請件数(7/31までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
38.2万件 40.0万件
前回は市場予想を上回ったものの、5/14までの週以来の高水準となった前週の結果からは減少した。ワクチン接種が進んでいることで雇用の改善傾向が見られるものの、変異株の感染が拡大していることもあり、改善は緩やかとなっている。今回は改善が予定されているものの、改善は小幅に留まると見られている。その中で、3週間ぶりに30万件台まで改善するのか注目したい。
21:30 米国

6月貿易収支

貿易収支は、米国から輸出された金額と米国へ輸入された金額の差額。米国では、輸出、輸入ともモノだけではなくサービス(運賃や保険、観光など)も含まれる。
-740億USD -712億USD
前回は市場予想を下回ったものの、予想の範囲内の結果となった。輸入が増加したことで赤字額が拡大したと見られている。今回は、赤字額の拡大が予想されており、経済活動の再開が進む中で、輸入が引き続き増加している可能性もあり、過去最大となった3月の750億ドルの赤字に近づくと予想されている。
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