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2024-03-29 14:43:50

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2021年2月5日

マーケットトピックス 2021年2月5日

前営業日トピックス

東京市場では、序盤にドルが主要通貨対して上値の重い動きとなったことから、ユーロやポンドなどのクロス円は底固い動きとなった。ただ、日経平均株価が下落して始まり、午後に下げ幅を拡大するなど、アジア株全般が下落したことから、リスク回避の動きが強まり、ドルと円が買われる動きとなった。欧州時間でもドルは欧州通貨などに対して上昇が続いたことから、対円でも堅調な動きが続いた。

米国市場では、序盤に発表された米雇用関連の経済指標が良好な結果となったことから、週末の米雇用統計に対する期待感が高まり、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。さらに、米国債利回りの上昇も加わり、ドルは対円で105.56まで上昇し、昨年11/11以来の高値を更新した。一方、英中銀の金融政策委員会で、マイナス金利の導入に否定的な意見が示されたことを好感して、ポンドは主要通貨に対して上昇した。特に対円では、144.37まで上昇し、昨年2/24以来の高値となった。

米株式市場では、序盤に発表された米新規失業保険申請件数が良好な結果となったことから、米国の雇用情勢は改善に向かっているとの見方を背景に、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなった。さらに、米国の追加経済対策への期待感も引き続き株価の押し上げ要因となった。ダウ平均株価は、序盤から堅調な動きが続き、一時前日比342ドル高まで上昇、高値圏を維持したまま332.26ドル高(+1.08%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは167.20ポイント高(+1.23%)で終了し、取引時間中、終値ベースの最高値を更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)東京市場では、このところドル高が続いた流れもあり、序盤からドル売りが先行した。ドルは、主要通貨に対して上値の重い動きとなり、ドル/円は一時105円台割れとなった。その後、日経平均株価が下落して始まったものの、ユーロやポンドなどのクロス円は対ドルで上昇したこともあり、底固い動きとなった。一方、ドラギ前ECB総裁がイタリアの首相に就くとの見通しであることが引き続き材料視され、ユーロは底固い動きが続いた。

(2)午後に入り、日経平均株価が下げ幅を拡大する動きとなったことや、アジア株が総じて下落したことを受けて、投資家のリスク回避の動きが意識され、ドルや円を買う動きが優勢となった。さらにドルが欧州通貨や資源国通貨に対して上昇したことから、対円でも堅調な動きとなった。さらに、欧州時間に入ってもドルは欧州通貨や資源国通貨に対して堅調な動きが続き、対円でも105.34まで上昇した。

(3)米国市場では、序盤に発表された米新規失業保険申請件数が予想以上に良好な結果となったことから、週末の米雇用統計に対する期待感が高まり、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。さらに、米国の追加経済対策に対する期待感を背景に、米長期債の指標となる米10年債利回りが1.16%台まで上昇したことも加わり、ドルは対円で105.56まで上昇し、昨年11/11以来の高値を更新した。一方、英中銀のMPC(金融政策委員会)で、マイナス金利導入のシグナルを送る意向はないとするなど、マイナス金利の導入に否定的な見方が示されたことを好感して、ポンドは主要通貨に対して上昇した。特に対円では、144.37まで上昇し、昨年2/24以来の高値となった。

本日のトピックス

本日は、米国では雇用統計の発表が予定されており、発表までは様子見ムードが強まる可能性も考えられる。統計では、景気動向を敏感に映す非農業部門雇用者数が前回のマイナスから増加に転じると予想されている。特に、ここまで発表された、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数、新規失業保険申請件数の結果がいずれも良好な結果となったことが好感され、米雇用統計への期待感を背景に、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなっており、結果が期待されている。市場予想も週明けの+5.0万人から+10.5万人に上方修正されるなど、マーケットの期待感も高まっている。予想以上の良好な結果となる場合には、米国の雇用情勢は改善に向かっているとの見方が強まり、ドル買いの後押しとなる可能性も考えられる。ただ、予想に反する結果となるようなら、下げ幅が大きくなる可能性もあるだろう。

2/5の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

1月非農業部門雇用者数

非農業部門に属する事業者の給与支払い帳簿をもとに集計された雇用者数。農業以外の産業で働く雇用者であり、経営者や自営業者は含まれない。
10.5万人 -14.0万人
前回は市場予想を下回り、6ヵ月連続の減少で昨年4月以来のマイナスとなった。新型コロナウイルスの感染急拡大が労働市場に大きな影響を与えたことが示された。特に、外食、娯楽関連の雇用の大幅減少が影響した。今回は、雇用増加が予想されているが、雇用関連指標の良好な結果が続いたこともあり、結果に対する期待感が高まっている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ユーロ/ドルは、サポートだった1.2053を下抜けて一段の下げとなっており、一目均衡表の雲下限近辺まで下落している。この近辺では底固い動きとなっていますが、ここから雲下限を下抜けて一段の下げとなるのか、雲下限ライン近辺で底固い動きが続くのか注目されている。

雲下限を下抜ける場合、一目均衡表では三役逆転(基準線転換線のクロス、遅行スパンの価格帯下抜け、雲の下抜け)の弱気シグナルとなる。さらに、オシレーターのMACDでは両線がゼロポイントを下抜けて乖離幅を拡大しており、下げ継続のシグナルとなっていることもあり、ここからの動きが注目される。

雲下抜けの場合には、一段の下げとなる可能性もあり、その場合は1.2053を下抜けたことによる下値目標の計算値の1.1898、さらにネックライン上の1.1995を下抜けたことによる下値目標の計算値の1.1729近辺まで想定される。

上値のポイントは1.2053となり、ここまで回復して底固い動きとなり、さらに、11日から再び下げが続く基準線を上抜ければ、基調転換となる可能性も考えられる。

気まぐれ投資コラム

2021年の米国の非農業部門雇用者数は改善でスタートするか?

本日、1月の米国の雇用統計の発表が予定されている。非農業部門雇用者数は、コロナ感染拡大の影響で今年3月(-137.3万人)と4月(-2078.7万人)にマイナスとなり、4月時点の累計では-2169.5万人まで悪化(雇用消失)した。しかし、その後は改善が見られたが、2020年は現時点(修正の可能性も)で937.4万人の雇用消失となり、リーマンショックなどの影響で2008年から2009年までの消失分の860.4万人(2008年が355.3万人、2009年が505.1万人のそれぞれ消失)を上回る結果となった。

リーマンショックによる雇用消失分の回復には、その後2014年5月までの約5年5ヵ月の年月を要した。今回の新型コロナウイルス感染拡大による雇用消失は、2015年11月から2019年までの約4年1ヵ月の雇用増加分が消失したことになっており、ここからマイナス分を回復するのにどのくらいの時間を要するのか注目される。

前回12月分は、予想外のマイナスとなり、新型コロナウイルスの感染再拡大により、一部で制限措置が講じられたことが影響したと見られる。今回(1月分)の非農業部門雇用者数は、4日現在で+10.0万人と予想されており、再び雇用増加が予想されているが、依然として小幅に留まり、雇用改善ペースの鈍化傾向が示されると見られる。その中で、感染拡大の影響が1月も続いていることから、前月に続きマイナスを予想する向きもあり、結果が注目される。

非農業部門雇用者数を予想する上で、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数の結果が参考にされているが、3日に発表された1月の結果では、前者が予想以上の増加となり、後者も雇用指数が昨年2月以来の高水準となったことから、雇用統計に対する期待感も高まっている。今週週明け時点の非農業部門雇用者数の市場予想は、+5.0万人予想だったが、ADP、ISM発表後の4日現在では、+10.0万人予想と上方修正されてる。

エコノミスト予想では、-25.0万人から+40.0万人の範囲が予想されており、広範な予想となっている。その中で、+5.0万人予想が全体の13%で最多、次いで+10.0万人予想が12%、+20.0万人予想が9%となっている。なお、マイナス予想は全体の19%となっている。

※出所:データを基にSBILMが作成

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