前営業日トピックス
31日は、東京市場など大半のアジア市場が年末で休場だったことに加え、市場参加者も少ないことから、全般的に限定的な動きとなった。欧州時間でも主要市場であるドイツ市場が休場となる中、限定的な動きで始まったが、欧州主要株価指数が下落したこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。米国時間では、上昇が続いたユーロのポジション調整などからユーロが主要通貨に対して軟調な動きとなり、対ユーロで上昇したドルは対円で底固い動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)31日の東京市場では、株式市場が年末で休場となり新規材料に乏しい中、全般的に限定的な動きが続いた。
(2)欧州市場では、欧州主要株価指数が序盤から軟調な動きとなったこともあり、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。ドル/円は、一時103.00まで下落したものの、103円台では底固い動きとなった。その後、前日の当局者によるユーロ高牽制発言も意識され、ロンドンフィキシングに向けてユーロのポジション調整の動きが進み、ユーロは主要通貨に対して上値の重い動きとなった。ドルは対ユーロで上昇したことから、対円でも底固い動きとなった。一方、英国とEUの通商合意を受けて混乱が回避されたことから底固い動きとなり、ポンドは一時対ドルで2018年5月以来、対円で9/4以来の高値を更新した。
本日のトピックス
本日は、年末年始の休場明けとなるものの、日本や欧米での主要な経済指標の発表がないことから、限定的な動きが予想されている。その中で、先月後半に日経平均株価が30年ぶりの高値となり、米主要3指数がいずれも過去最高値を更新する動きとなったことから、年初の株式市場の動きが注目されている。