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2024-03-29 20:17:26

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年11月5日

マーケットトピックス 2020年11月5日

前営業日トピックス

米大統領選の開票が始まり、バイデン氏が優勢との見方から米株先物が上昇となり、投資家のリスク志向の動きからドルや円が売られる動きとなった。しかし、その後、激戦州でトランプ大統領が健闘していることが明らかとなり、米株先物が一転して急落し、ドルが買い戻される動きとなった。ドルは欧州通貨などに対して上昇したことから、対円でも堅調な動きとなり、一時10/26以来の105円台乗せとなる場面もあった。ただ、上昇一服後は上値の重い動きとなり、ドル/円は再び104円台まで下落する動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された米経済指標が冴えない結果となったことから、ドルは上値の重い動きとなった。さらに、米主要株価指数が序盤から大きく上昇となり、投資家のリスク選好の動きが強まったことがドルや円の圧迫要因となった。ドルは対円で欧州時間に104.15まで下落したものの、値頃感の買いも根強く底固い動きとなった。終盤には、上昇していた米主要株価指数が上げ幅を縮小する動きとなったことから、ドル円・クロス円もやや上値の重い動きとなった。

米株式市場では、米大統領選で民主党のバイデン氏が優勢と伝えられる中、上院は共和党が過半数を維持するとの見方から、政策を実現するのは難しいとの見方から、増税や規制強化への懸念が後退し、主要株価指数は序盤から堅調な動きとなった。しかし、トランプ米大統領が法廷闘争に持ち込むとしたことが報道されたことから、混乱が続くとの懸念から主要株価指数は上げ幅を縮小する動きとなった。ダウ平均株価は、一時前日比820ドル高まで上昇したものの、その後は上げ幅を縮小し、367.63ドル高(+1.34%)で終了、一方、ナスダックは430.21ポイント高(+3.85%)で終了した。

米ドル/円

 

(1)米大統領選の開票が進み、結果に対する思惑が交錯したことから、ドル円・クロス円は序盤から乱高下となり、やや方向感に乏しい動きとなった。前日の海外市場の株高を受けて、日経平均株価が序盤から11/2の終値と比べて400円超の上昇となったものの、米大統領選の開票結果を見極めたいとの思惑もあった。その後、バイデン氏が選挙人獲得数を伸ばしたことから、バイデン氏が勝利するとの思惑から米株先物が上昇してリスク選好の動きからドルや円が売られた。

(2)米大統領選の開票が進み、トランプ大統領が予想外に健闘している結果を受けて、ダウ先物が一転して急落し、マイナス圏まで下げ幅を拡大したことを受けて、リスク回避の動きが意識され、ドルや円が買われた。さらに、ドルが欧州通貨や資源国通貨に対して上昇したことを受けて、対円でも105円台乗せとなり、105.34まで上昇した。ただ、米長期金利が低下したことを受けて、ドル/円は失速して104.75まで下落した。

(3)欧州時間には、下落して始まった欧州主要株価指数が上昇に転じたことや、米株価先物も堅調な動きとなったことも加わり、ドルや円が売られた。ドルは欧州通貨や資源国通貨に対して下落したこともあり、対円でも上値の重い動きが続き、一時104.15まで下落した。

(4)米国市場では、アジアや欧米の株価上昇を背景に、投資家のリスク選好の動きからドルや円が売られた。序盤に発表された米ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が市場予想を下回る結果となり、景気回復ペースの鈍化が懸念されたことが上値を抑える要因となった。さらに、米大統領選や議会選挙に対する思惑が交錯していることもドルの圧迫要因となった。一方、米ダウ平均株価が一時前日比800ドル超上昇したことが好感され、ユーロ/円やポンド/円などのクロス円は堅調な動きとなった。ただ、終盤に米主要株価指数が上げ幅を縮小する動きとなったことから、クロス円も引けにかけてやや上値の重い動きとなった。

本日のトピックス

米国の大統領選は、投票日翌日の11/4になっても勝者が決定しておらず、バイデン氏が優勢であるものの、トランプ大統領が一部で集計を巡り法廷闘争に乗り出すとしている。そのため、マーケットでは混乱が続くとの懸念が高まっており、投資家のリスク回避の動きが意識される展開も予想される。

一方、欧州では、英国とEUの通商交渉で、EU側のバルニエ首席交渉官が、英国との間に極めて深刻な相違があるとしたことで、合意に対する懸念が意識され、ポンドは上値の重い動きとなっている。交渉の期限が迫っていることから、交渉状況などに関連する報道や要人発言には注目したい。

米国時間では、新規失業保険申請件数、FOMCの結果発表が予定されており、前者は減少が続くと予想されているものの、依然として緩やかな減少が維持されるとみられており、予想の範囲内の結果なら反応は限定的だろう。後者は、政策の現状維持が予想されており、声明やその後のパウエルFRB議長の会見で、大統領選の混迷や新型コロナの感染者数の再拡大による経済への影響に対する見解が注目される。さらに、低金利政策継続に関する見通しなどの発言にも注目したい。

11/5の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

新規失業保険申請件数(10/31までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
73.5万件 75.1万件
前回は予想を上回る減少となり、失業保険継続受給者数も5週連続の減少となったものの、依然として緩やかな回復が続いていることが示された。一方、今回も両指標とも減少が予想されているが、小幅な減少に留まると予想されており、反応は限定的だろう。
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