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2024-04-20 02:59:28

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年10月2日

マーケットトピックス 2020年10月2日

前営業日トピックス

東京市場では、中国・香港市場が国慶節で休場となったことや、システム障害で東京証券取引所の取引が停止となったことから薄商いとなり、ドル/円は狭いレンジ内の動きとなった。一方、ユーロやポンドは対ドルで上昇したことから、対円でも堅調な動きとなった。

米国市場では、序盤に発表された米経済指標が良好な結果となったことを受けて、ドルは堅調な動きとなった。さらに、米国債利回りが上昇したことも加わり、ドル/円は105.73まで上昇した。その後、ムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長が、追加経済対策に関して電話会談を行ったが、合意に至らなかったとの報道を受けて、株価が下落したことから、、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から堅調な動きとなり、前日比259ドル高まで上昇した。その後、上げ幅を縮小して一時112ドル安まで下落する場面もあったが、終盤にプラス圏まで値を戻し、35.20ドル高(+0.13%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは159.00ポイント高(+1.42%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。その後、東京証券取引所でシステム障害が発生したことから、全銘柄の売買が停止されものの、為替市場への影響は限定的だった。その中で、仲値公示にかけ月初の実需の売買も観測されたが、東証の取引停止なども影響し、通常時と比べると取引高は少なく、値動きは限定的だった。

(2)東証の売買停止に加え、中国や香港市場が国慶節で休場となっていることも影響して市場参加者が少なく、ドル/円は105.41から105.56と狭いレンジ内の動きとなった。一方、ユーロやポンドは前日の海外市場の流れを引き継ぎ、対ドルで堅調な動きが続いたこともあり、対円でも堅調な動きとなり、特にポンド/円は136.64まで上昇した。

(3)欧州市場では、ユーロやポンドが対ドルで上昇したことから、ドルは対円でも上値の重い動きとなった。米国市場では、序盤に発表された米新規失業保険申請件数や、個人消費支出が予想より良好な結果となったことを受けて、ドルは堅調な動きとなった。さらに、米10年債利回りが9/11以来の高水準まで上昇したことも加わり、ドル/円は一時105.73まで上昇した。ただ、前日高値の105.80には届かなかった。一方、ポンドは主要通貨に対して上昇となり、一時対ドルで9/18以来、対円で9/10以来の高値を更新したものの、その後下落するなど乱高下となった。

(4)米ISM製造業景況指数が予想外の低下となったことや、追加の経済対策に関してムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長の電話会談が実施されたが、合意には至らなかったとの報道を受けて株価が上げ幅を縮小し、ドル円・クロス円も上値の重い動きとなった。終盤にかけては、米雇用統計を控えて様子見ムードも強まり、ドル/円は狭いレンジ内の動きとなった。

本日のトピックス

本日、米国時間に9月の米雇用統計の発表が予定されている。失業率は前月から改善が予想されているが、非農業部門雇用者数は伸び幅の縮小が予想されており、改善ペースの鈍化傾向が示されると予想されている。ただ、先に発表されたADP雇用統計では、市場予想を上回る伸びとなったこともあり、一部では非農業部門雇用者数も予想以上の伸びとなると予想する向きもあり、結果が注目されている。

雇用統計で、回復ペースの鈍化が示されるようなら、今後の米経済の回復にも影響が出るとの懸念が高まる可能性もあり、追加の経済対策など早期の合意が急がれるだろう。特に、今回は米大統領選前の最後の統計となることから、大統領候補の具体的な経済対策(早期の景気回復のための即効性のある政策など)にも注目が集まるだろう。

10/2の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

9月失業率

労働力人口に占める失業者の割合で16歳以上の男女が調査対象。失業中の場合、就業が可能な状態か、過去4週間以内に求職活動を行ったかどうかで失業者かどうか判断される。
8.2% 8.4%
前回は市場予想を下回る改善となり、4月に14.7%まで上昇した後は4ヵ月連続の低下となった。今回は、さらに低下が予想されているものの、改善のペースがより緩やかになると見られている。
21:30 米国

9月非農業部門雇用者数

非農業部門に属する事業者の給与支払い帳簿をもとに集計された雇用者数。農業以外の産業で働く雇用者であり、経営者や自営業者は含まれない。
85.0万人 137.1万人
前回は市場予想を上回る伸びとなり、改善が続いているものの、改善のペースは徐々に鈍化傾向となっている。依然として新型コロナウイルスの感染拡大前と比較して雇用者数は1000万人以上下回っている。今回は、改善ペースの縮小が予想されているが、先に発表されたADP雇用統計が予想以上の増加となったことから、一部では予想を上回る伸びを予想する向きもある。
23:00 米国

9月ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大消費者信頼感指数は、ミシガン大学が消費者にアンケート調査を行い、現況指数(現在)、期待指数(将来)など消費者マインドを指数化した経済指標である。速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施し、1964年の指数を100として算出する。コンファレンス・ボード(CB)が発表する消費者信頼感指数と共に消費者マインドを見る上で重要な経済指標である。
79.0 78.9
前回の速報値は、市場予想を上回り、3月以来6ヵ月ぶりの高水準となった。現在の景況感が4.6ポイント、先行き景況感が4.8ポイント改善したことが影響した。今回の確報値では、小幅な上方修正が予想されており、好調さが維持されると見られている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ドル/円は、9/21に付けた安値104.004からの上昇が続いたものの、ここにきてやや失速しており、一目均衡表の雲下限ラインを前にして、基準線近辺で上値の重い動きとなっています。相場の方向性を示すとされる基準線は横ばいが続いており、その動きに合わせるようにドル/円も横ばいが続いています。

一目均衡表の基準線は、現行105.475で横ばいが続いていますが、週明けには105.277まで低下となります。雲下限ラインを上抜けて一段の上昇となるのか、基準線の動きに合わせて軟調な動きとなるのか、ここからのドル/円の動きが注目されます。

気まぐれ投資コラム

雇用改善ペースの鈍化は続くのか?

本日米国の雇用統計の発表が予定されています。非農業部門雇用者数は、今年3月(-137.3万人)、4月(-2078.7万人)にマイナスとなり、4月時点で累計-2169.5万人まで悪化(雇用消失)しました。しかし、5月から改善が続いており、ここまで累計で-1108.4万人まで改善(雇用消失が縮小)しています。ただ、依然として過去5年弱の増加分が消失したことになっています。

今回(9月分)の市場予想は1日現在+86.8万人となっており、予想どおりの結果なら3ヵ月連続で伸び幅の縮小となります。今年の累計は-1021.6万人まで改善しますが、依然として1000万人を超える雇用が消失している状況が続き、雇用改善ペースの鈍化傾向が改めて懸念されそうです。

先に発表されたADP雇用統計が予想以上の伸びとなったことから、一部では期待感も出ています。エコノミスト予想では、-10.0万人から+180.0万人の範囲が予想されており、+80.0万人予想が全体の26%と最多、次いで+100.0万件予想が13%となっています。

※出所:データを基にSBILMが作成

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