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2024-04-19 07:22:57

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年6月4日

マーケットトピックス 2020年6月4日

前営業日トピックス

東京市場では、序盤からドル円・クロス円は堅調な動きとなり、海外市場で付けた高値を更新した。しかし、仲値公示にかけては輸出企業のドル売り・円買いが観測されたこともあり、ドル円・クロス円は押し戻された。ただ、アジア株全般が上昇したことや、欧州主要株価指数が上昇して始まったこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。その後は上昇一服となり、円買い戻しの動きもあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。

米国市場では、ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数がともに予想以上の改善となったことが好感され、経済活動の再開で景気回復に向かうとの期待感が高まったことから、米主要株価指数が上昇となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、米国債利回りの上昇も加わり、ドル/円は一時108.98まで上昇し、4/9以来の高値を更新した。ただ、109円台の大台を前にやや上値の重い動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から堅調な動きとなり、終盤に一時前日比595ドル高まで上昇した。引けにかけてやや上げ幅を縮小したものの、527ドル高(+2.05%)で終了。一方、ハイテク株中心のナスダックは74ポイント高(+0.78%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場の堅調な流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。ドル/円は、海外市場の高値108.77を上抜けて一時108.85まで上昇し、ユーロ/円も121.80まで上昇し、海外市場で付けた高値を上回った。しかし、仲値公示にかけて輸出企業のドル売り・円買いが観測されたこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなり、ドル/円は108.42まで下落した。一部では経済活動再開に伴う新型コロナウイルスの感染拡大の第2波や、米中対立に対する警戒感も圧迫要因となったとの見方もあった。

(2)日経平均株価やアジア株全般が堅調な動きとなったことに加え、米株価先物が上昇したことも加わり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。さらに、欧州主要株価指数が堅調な展開で始まったことも下支え要因となった。

(3)欧州時間には円買い戻しもあり、ドル円・クロス円は米国市場序盤まで上値の重い動きとなった。米国市場では、5月のADP雇用統計が4月の過去最悪から大幅に回復したことや、5月のISM非製造業景況指数が2009年3月以来11年ぶりの低水準から改善したことが好感され、経済活動の再開で米国が景気回復に向かうとの期待感が高まったことから、米主要株価指数が上昇となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、米10年債利回りが0.683%から0.7675%まで上昇したことも加わり、ドル/円は一時108.98まで上昇し、4/9以来の高値を更新した。ただ、その後は109円台の大台を前にやや上値の重い動きとなった。一方、ドイツ政権が追加景気刺激策で合意との報道を受けてユーロは一段の上昇となり、対円で1/17以来、対ドルで3/12以来の高値を付ける動きとなった。また、カナダ中銀の金融政策発表で政策金利の据え置きが発表され、必要なら金融政策を調整する、大規模資産購入継続の可能性が示唆されたものの、マイナス金利導入に言及されなかったことからカナダドルは米ドルや円などに対して上昇した。

本日のトピックス

本日は、ECB理事会が予定されており、導入された7500億ユーロ規模のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)に関して規模拡大などが議論されるのか注目されている。マーケットでは、5000億ユーロ程度が増額されるとの見方もあり、増額が決定されるのかどうか、さらに増額の場合の規模などを見極めたい。一方、ドイツ連邦憲法裁判所がECBの量的緩和政策を一部違憲としたことに関して、理事会でどのような認識が示されるのかにも注目が集まっており、結果発表までは様子見ムードが強まる可能性も考えられる。

米国市場では、新規失業保険申請件数、失業保険継続受給者数と貿易収支の発表が予定されている。前者では申請件数の減少が続いており、継続受給者数は前回急増後初めて減少となった。一時的なレイオフから再雇用が進んだ可能性が示される結果となっており、今回も経済活動の再開に合わせて改善が進むのか注目されている。後者の貿易収支は4月の結果発表であり、改善が確認される前のデータであることから、悪化は織り込み済みであり、注目度はそれほど高くないだろう。

6/4の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

新規失業保険申請件数(5/30までの週)

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
180.0万件 212.3万件
前週は8週連続の低下となったが、依然として200万件を超える申請件数となった。急増からの新規申請件数は累計で4076万人に達した。経済活動の再開後も新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いていることが示された。今回は一段の減少が予想されており、200万人台を割り込むと予想されている。
21:30 米国

失業保険継続受給者数(5/23までの週)

1903.9万人 2105.2万人
前回は予想以上の減少となり、12週間ぶりの減少となった。経済活動再開とともに、一時的に失業した労働者の再雇用が始まっている可能性が示された。今回は、一段の減少が予想されており、経済活動の再開が広がり、再雇用の流れが進んでいることが示されるのか注目される。減少が続く場合には、経済の回復期待が高まる可能性もあるだろう。
21:30 米国

4月貿易収支

貿易収支は、米国から輸出された金額と米国へ輸入された金額の差額。米国では、輸出、輸入ともモノだけではなくサービス(運賃や保険、観光など)も含まれる。
-491億USD -444億USD
前回は、赤字額が予想を上回り、3ヵ月ぶりに拡大した。新型コロナウイルスの感染拡大で輸出が過去最大の減少率、輸入が11年ぶりに大きく落ち込んだことが影響した。4月は引き続き輸出が落ち込むと見られ、赤字額が拡大すると予想されているが、4月の統計結果であることから注目度は高くならないだろう。
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