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2024-03-30 00:59:48

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年3月24日

マーケットトピックス 2020年3月24日

前営業日トピックス

東京市場では、序盤ドル買いが先行したものの、上昇して始まった日経平均株価がマイナス圏まで下落したことや、米株価先物が大きく下落したことも影響し、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。午後には、日経平均株価が490円超の上昇となったものの、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続き、特にドルは欧州通貨やオセアニア通貨に対して上値の重い動きとなったこともあり、ドル/円も109.67まで下落した。

その後は値を戻したものの、米国市場ではFRBが量的緩和の拡充を発表したことを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。下げ一服後は、企業や金融機関などのドル買い需要が根強いこともあり、ドルは底固い動きとなった。さらに、米議会で経済対策の合意が近いとの報道を受けて、下落していた株価が大幅に下げ幅を縮小し、ドル円・クロス円も堅調な動きとなった。その後、米議会で経済対策をめぐる与野党が対立しているとの報道を受けて、米主要株価指数が再び下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円も上値の重い動きとなった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比960ドル安まで下落、2016年11月以来、約3年4ヵ月ぶりの安値となった。その後、52ドル安まで下げ幅を縮小したものの、終盤には再び下げ幅を拡大し582ドル安で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、18ポイント安で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)新型コロナウイルスの感染拡大に対する投資家の不安の高まりを背景に、リスク回避が意識されてドルは序盤から底固い動きとなった。米上院は、1兆ドル超の新型コロナウイルス対策法案の採決に向けた動議を否決したことや、序盤に19日と比べ280円高まで上昇していた日経平均株価がマイナス圏まで下落したこともあり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

(2)午後に入り、日経平均株価が上げ幅を拡大し、一時前週19日と比べ496円高まで上昇し、17000円台まで回復したものの、米株価先物市場でダウ先物が800ポイント超の下落となったこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、米国の第1・四半期がGDPマイナス成長に陥る可能性もあるとの見方も出ており、ドルは主要通貨に対して上値の重い動きとなり、ドル/円は109.67まで下落した。その後やや値を戻したものの、上値の重い動きとなった。

(3)G20財務相・中銀総裁による電話会議が開催され、新型コロナウイルスの世界経済への影響を抑えるために取り組む方針が改めて確認されたとの報道もあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。その後、FRBが緊急のFOMCを開き、新型コロナウイルスへの対応として無制限の量的緩和の導入を発表したことを受けて、米国市場の序盤にドルは主要通貨に対して下落した。さらに、米10年債利回りが0.810%から0.685%まで低下したこともあり、ドル/円は直前の高値の110.89から109.83まで下落した。ただ、アジア時間に付けた109.67が意識されたことや、依然として企業や金融機関などのドル買い需要が根強いこともあり、ドルは下げ一服後には底固い動きとなった。

(4)米民主党院内総務が経済対策で合意が近いと言及したとの報道を受けて、大規模経済対策への期待感が高まり、下落していた株価が大幅に下げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円も堅調な動きとなった。ドル/円は、米10年債利回りが0.872%まで急反発したこともあり111.60まで上昇、2/24以来の高値を更新した。しかし、米議会で2兆ドル規模の経済対策をめぐる与野党の対立が報道されると、投資家の不安心理が広がり、米主要株価指数が再び下げ幅を拡大し、ドル円・クロス円も上値の重い動きとなった。

本日のトピックス

米議会では、2兆ドル規模の経済対策が議論されているが、野党民主党の反対もあり合意には達していない。現時点では、米国の第1・四半期GDPがマイナス成長に陥る可能性があるとの見方がある一方、米政権が大規模な景気刺激策を実施すれば米財政赤字が拡大する可能性があるとの懸念もあり、米議会の動向とそれを受けたマーケットの動きに注目したい。

マーケットでは、リスク回避の動きに加え、月末、期末、年度末を控えた企業などの資産売却(現金化)の動きもあり、ドルへの需要は続くとみられる。ただ、ここにきて主要通貨に対してドルの上値がやや重くなっており、ドル/円でも111.50近辺で上値の重い動きとなっている。再びドル買いの動きが強まるのか、月末、期末、年度末を控えた動きが注目される。

本日の欧州市場では、ドイツやユーロ圏の3月の製造業PMIの発表が予定されている。新型コロナウイルスの影響が色濃く出ている可能性が高いことから、大幅な低下も予想されており、結果とマーケットの動きが注目される。一方、米国市場でも、3月の製造業PMI、2月の新築住宅販売件数、3月のリッチモンド連銀製造業指数の発表が予定されている、新築住宅販売件数は新型コロナウイルスの影響が出る前の2月の統計結果であり、先週末に発表された中古住宅販売が予想以上の増加となったこともあり、やや期待感もある。一方、製造業PMI、リッチモンド連銀指数は3月の統計データであり、ここまで3月のNY連銀指数が-21.5(2月は12.9)、3月のフィラデルフィア連銀指数が-12.7(2月は36.7)といずれも大幅低下となっていることから、予想以上の悪化を予想する向きもある。

3/24の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

2月新築住宅販売件数

新築住宅販売件数は、米国内で販売された新築住宅件数(売買契約締結時点)を集計した経済指標であり、地域別の販売件数や販売価格、一戸建やコンドミニアム、集合住宅を含めた数字も発表されている。そして、景気動向の先行を見る上で注目されている指標の一つである。
75.0万件 76.4万件
前回は市場予想を大きく上回り、2007年7月以来の高水準となった。ローン金利の低下や労働市場の堅調さが影響した。今回は、前月から若干の減少が予想されている。今回は2月の統計であることから、新型コロナウイルスの影響は小さい可能性もあり、先週末の中古住宅販売と同様に好調な結果となるとの見方もあり、結果に注目したい。
23:00 米国

3月リッチモンド連銀製造業指数

リッチモンド連銀製造業指数は、米国の12連邦準備銀行の1つであるリッチモンド地区連銀が発表している製造業指数。1993年から算出が開始されており、NY連銀、フィラデルフィア連銀が発表する指数と合わせて製造業の景況を確認できる。管轄はウェストバージニア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州、ワシントンDCなど。管轄地域は米国内生産の9.1%を占める。
-10 -2
前回は予想以上の低下となり、2018年9月以来の高水準となった1月の結果から大きく低下し、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。新規受注や出荷、雇用が冴えない結果となったことが影響した。今回は、3月の統計データであることから一段の低下が予想されており、先に発表されたNY連銀指数、フィラデルフィア連銀指数では、新型コロナウイルスの影響で大幅低下となってこともあり、結果が注目される。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート

豪ドル/円は、2009年2月以来の60円台割れから上昇に転じています。オシレーターのMACDでは、両線のクロスが間近となっており、クロスすれば目先の上昇を示唆する形状となることから、ここから一段の上昇となるのかどうか注目です。

目先の上値のポイントは、一目均衡表の基準線とみており、本日は67.161、明日25日には67.130となり、徐々に低下が見込まれています。基準線を上抜ける場合には、一段の上昇となる可能性も考えられます。一方、下値のポイントは62.77、ここを下抜ける場合には、再び60円割れを試す展開も考えられます。

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