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2024-03-29 17:26:26

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2019年6月21日

マーケットトピックス 2019年6月21日

前営業日トピックス

前日の米FOMCの声明などを受けて、7月末にも利下げに踏み切るとの見方が広がったことを受けて、ドル/円が下落した海外市場の流れが一服、東京市場では序盤から小動きの展開となった。しかし、米長期債利回りが低下し、日米金利差が縮小観測を背景に、ドル売り・円買いが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。 その後、黒田日銀総裁の会見を受けて、米国債利回りが上昇したこともあり、ドル円・クロス円は値を戻した。
米国市場では、序盤に発表された6月のフィラデルフィア連銀景況指数が2月以来の低水準となったことや、5月景気先行指標総合指数が市場予想を下回る結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、イランによる米無人偵察機撃墜に関して、トランプ米大統領が「非常に大きな間違いを犯した」と発言したことを受けて、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は、一時107.21まで下落し、1/3以来の安値を付けた。その後、無人偵察機撃墜は個人的なミスだった可能性と指摘されたことで警戒感が和らぎ、さらに米主要株価指数が堅調な動きとなったことが下支え要因となった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の米国市場でのFOMCの結果を受けて、ドルが下落となった動きが一服、序盤から底固い動きとなった。日経平均株価は序盤から堅調な動きとなったものの、米10年債利回りが1.9719%まで低下し、2016年11月以来の低水準をつけたことで、ドル売り・円買いが優勢となった。ドル円は、一時107.56まで下落し、今年1/4以来5ヵ月半ぶり安値をつけた。

(2)下げ一巡後は、底固い動きが見られ、日銀金融政策決定会合の結果発表では、政策の現状維持が発表され、上値の重い動きとなったものの、反応限定的となった。その後、一時107.50割れとなる場面もあったが、1.97%台まで低下していた米10年債利回りが2%台に回復したこともあり、ドル買い・円売りとなりドル円・クロス円は反発となった。さらに欧州主要株価指数や、米株価先物の上昇も下支え要因となった。

(3)6月のフィラデルフィア連銀景況指数や、5月景気先行指標総合指数が冴えない結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。また、2%台を回復していた米10年債利回りが再び1.9735%まで低下したこともドルの圧迫要因となった。さらに、イランによる米無人偵察機撃墜に関して、トランプ米大統領が「非常に大きな間違いを犯した」とし、米国がイランを攻撃するかどうかとの記者の質問に対して、攻撃するかどうかはすぐにわかると発言したことを受けて、軍事衝突への警戒感から、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は、一時107.21まで下落し、1/3以来の安値を付けた。

(4)トランプ米大統領が、米国の無人偵察機撃墜は個人的なミスだった可能性もと指摘したことで警戒感が和らぎ、値を戻した。さらに、米ダウ平均株価が最高値に迫る動きとなったことや、SP500が最高値を更新するなど、堅調な株価動向も下支え要因となった。一方、英国の与党保守党の党首選は、第5回目までの投票が終了し、離脱強硬派のジョンソン前外相がトータルで首位、2位はハント外相となり、7/22に新旧外相による決選投票が実施される。

本日のトピックス

週末であることや、注目されていた米FOMCも終了したことで、やや限定的な動きが考えられる。
ただ、米国の早期利下げ観測が燻っていることや、高まっていた米国とイラン緊張が一旦やや和らいでいるものの、要人発言などで一転する可能性もあることから、引き続き注意も必要だろう。マーケットでは、来週末のG20(大阪サミット)に合わせて予定されている米中首脳会談や、それに先立って実施される実務者の通商協議の内容に注目が移っている。特に、米国の大統領選や中国経済の先行きも関連した両首脳の思惑が見え隠れしていることも影響していると考えられる。欧州市場では、ドイツやユーロ圏のPMIの発表が予定されており、結果次第ではユーロを中心に動きが出る可能性も考えられる。一方、米国市場では、中古住宅販売件数の発表が予定されており、冴えない米経済指標の結果が続いていることから、結果に注目したい。

6/21の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

5月中古住宅販売件数

中古住宅販売件数は、所有権が移転した中古住宅の販売件数であり、米国の景気動向を見る上で重要視されている経済指標の一つである。所得やローン金利の動向に影響を受けることから、ローン金利動向やローン申請件数と関係も深い。
527万件 519万件
前回は、市場予想を下回り、2ヵ月連続の減少となった。南部や北東部の伸びがマイナスとなったことが影響した。今回は、前回からの上昇が予想されている。中古住宅市場の先行指標となるNAHB住宅市場指数の5月の分の結果は予想を上回っていることもあり、改善が期待される。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ドル/円は、持ち合いレンジを下抜けて一段の下げとなりました。ここから下げ一服となり、値を戻すのか、さらに一段の下げとなるのか注目です。

オシレーターのMACDでは、両線がクロスしており、軟調な展開を示唆する形状となっています。下値のポイントは、心理的ポイントとなる107.000、そして107.000を下抜ける場合には、レンジ下限の107.817を下抜けたことによる下値目標の計算値の106.693がポイントと考えられます。一方、上値のポイントは、レジスタンスポイントとなる107.817、ここを上抜ければ、転換線、基準線の上抜けを試す動きも考えられます。

なお、方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、来週26日から低下が続き、27日-28日には下げ幅がやや大きくなることから、基準線と相場の方向性にも注目です。

気まぐれ投資コラム

テクニカル分析 MACD(Moving Average Convergence / Divergence Trading Method ) その3

オシレーターの中で比較的パラメーター(指数の構成日数)の長いMACDとパラメーターの短いストキャスティクスを同時に表示して比較すると、ここまで紹介したとおり、それぞれの特徴や弱点が現れています。MACDとストキャスティクスは、同じオシレーター系指標ですが、パラメーターが違うため、シグナルの出現のタイミングなどが異なります。それぞれに得意とする相場展開、不得意とする相場展開があることから、相場の状況を見極めて使い分けることが有効です。また、自分の投資スタイル(短期で売買する、ゆっくり1〜2週間単位で売買するなど)に合わせて使い分けをすることも大切です。そして、一つの指数だけでは判断が難しい局面でも、パラメーターの違う指数を使うことにより、相場の展開を見極めることもできます。このように、複数の指数を組み合わせて使うことで、より効果的な相場分析も可能となります。

※出所:FX総合分析チャート

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