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2024-03-29 05:27:11

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2019年6月14日

マーケットトピックス 2019年6月14日

前営業日トピックス

東京市場でのドル円・クロス円は、序盤小動きとなったものの、日経平均株価やアジアの主要株価が下落したことが影響し軟調な値動きとなった。さらに、オーストラリアの失業率が悪化したことが嫌気され、追加利下げ観測の高まりを背景に豪ドル/円が1月以来の安値を更新したことも、ドル円・クロス円の下落を助長した。その後、日経平均株価が下げ幅を縮小したことや、欧州主要株価指数が堅調な動きとなったこともあり、小幅ながら反発するなど底固い値動きもみられた。
米国市場では、序盤に発表された米経済指標が冴えない結果となった一方、ユーロの対ドルでの下落を受けて、ドル円は108円台前半での底固い動きを続けた。その後、中東のホルムズ海峡で石油タンカーが攻撃されたことに関して、ポンペオ米国務長官がイランに責任があるとの判断を明らかにしたことから、米国とイランの緊張の高まりが意識され、ドル円・クロス円は伸び悩んだ。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)海外市場の堅調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から小動きの中、軟調な日経平均株価も影響し、上値の重い値動きとなった。

(2)香港の大規模デモの緊張が高まり、警官隊が催涙弾を発射するなど緊迫の報道を背景に、香港ハンセン指数が1.7%以上の下落した。日経平均株価やアジア株が全面安となったことでリスク回避の動きが意識され、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、オーストラリアの雇用統計で、失業率が予想を上回ったことで、追加利下げ観測から豪ドル円は74.78まで下落し、1/3日以来の安値を付けた。

(3)下げ一巡後は、株価が下げ幅を縮小したことや、米国債利回りが上昇したこともあり、ドル円・クロス円は値を戻した。さらに、欧州主要株価指数が堅調な動きとなったことも加わり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。

(4)米新規失業保険申請件数が約1ヵ月ぶりの高水準に悪化したことや、5月の米輸入物価指数が前月比で昨年12月以来のマイナスに低下したものの、マーケットの反応は限定的だった。IMF専務理事が、ユーロ圏経済は通商問題を背景に、低成長、低インフレの状態が続く恐れがあるとの見方を示したことを受けて、ドルは対ユーロで上昇、ドル/円も底固い動きとなった。

(5)中東のホルムズ海峡で石油タンカー2隻が攻撃されたことに関して、ポンペオ米国務長官が、イランに責任があるとの米政府の判断を明らかにしたことから、米国とイランの緊張の高まりが意識され、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米10年債利回りが2.1187%から2.0824%まで低下したことも影響した。一方、英国与党・保守党の党首選1回目の投票は、ジョンソン前外相が大差でトップとなった。

本日のトピックス

中東のホルムズ海峡で石油タンカーが攻撃されたことに関して、ポンペオ米国務長官が、イランに責任があるとの米政府の判断を明らかにしたことで、米国とイランの緊張が高まるとの懸念からリスク回避の動きが見られたが、今後の展開に注目が集まっており、積極的な売買が手控えられる可能性も考えられる。さらに、週末であることに加え、米国の利下げ観測が高まる中で、FOMCが来週に予定されていることも、様子見ムードに拍車をかける可能性が考えられる。
欧州時間には、ロシア中銀の金融政策発表が予定されている。マーケットでは、主要金利を現行の7.75%から7.50%への利下げが予想されている。昨年12月に0.25%の利上げを発表して以降、ここまで3会合連続で据え置きが続いているが、ロシア中銀総裁が先日、利下げも選択肢として検討と発言したことから、利下げ観測が高まっている。利下げとなれば、2018年3月に0.25%の利下げをして以来となることから、反応に注目したい。
米国市場では、小売売上高、ミシガン大消費者信頼感指数の発表が予想されている。前回悪化した小売売上高、ミシガン大消費者信頼感指数では2ヵ月連続で低下した現在の景況感に改善が見られるのか注目したい。

6/14の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

5月小売売上高(前月比)

小売売上高は、米国商務省が百貨店やスーパーの売上調査を基にして発表している指標である。個人消費はGDPの約70%を占めており、小売売上高は個人消費の動向を見る上で重要な経済指標の一つであり、米国経済に与える影響も大きいため注目されている。
0.6% -0.2%
前回は、市場予想を下回り、3月に付けた2017年9月以来の高い伸びから一転し、予想外のマイナスとなった。自動車・同部品、建設資材、電気製品などがマイナスとなったことが影響した。今回は、改善が予想されているが、予想通りの改善となるのか注目したい。
23:00 米国

6月ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大消費者信頼感指数は、ミシガン大学が消費者にアンケート調査を行い、現況指数(現在)、期待指数(将来)など消費者マインドを指数化した経済指標である。速報は300人、確報は500人を対象に調査を実施し、1964年の指数を100として算出する。コンファレンス・ボード(CB)が発表する消費者信頼感指数と共に消費者マインドを見る上で重要な経済指標である。
98.0 100.0
前回(確報値)は、15年ぶりの高水準となった速報値から下方修正されたものの、2018年9月以来の100超えを維持した。現在の景況感が前月、速報値から低下したものの、先行の景況感が前月から大きく上昇したことが影響した。米中通商問題への懸念が燻っているものの、株価は安値から上昇したことが影響しているのか注目したい。

気まぐれ投資コラム

テクニカル分析 ストキャスティクス(Stochastics) その3

ストキャスティクスもRSIと同様に、往来相場(上げ下げ繰り返す動き)の時は非常に有効ですが、ある一定以上に上昇や下降が続く相場の時などは、どの時点で売買するかタイミングが掴みづらいという弱点があります。

【売買のタイミングのヒント】
チャートの@のポイントでは、売られ過ぎを示すゾーンで両線が交差したことで、買いポジションを取り、Aのポイントで指数が買われすぎを示す80%に到達し、かつ両線がクロスしたことから手仕舞い売り。その後も上昇が続きますが、ストキャスティクスでは、構成パラメーターを超えていることから、有効なシグナルが出なくなります。

このような場合、短期領域を得意分野とするストキャスティクスには不向きであり、むしろ、前回取り上げたRSIの方が有効となります。しかし、@までのもみ合いの場合ではRSIで有効なシグナルが出ないことから、見極めが重要となります。そのため、2つのテクニカル指数を表示して、比べながら判断することも一つの方法です。

※出所:FX総合分析チャート

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