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2019-10-14 11:59:49

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2019年5月8日

マーケットトピックス 2019年5月8日

前営業日トピックス

連休明けの東京市場では、米中貿易摩擦への警戒感が再燃し、相対的にリスクが低いとされる円を買ってドルを売る動きが先行した。しかし、実需のドル買い・円売り観測もあり、ドル/円は反発する動きも見られた。しかし、日経平均株価が序盤から250円以上の下落となり、終盤には383円安となったことで、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。その後、中国の劉鶴副首相が5/9-10に通商協議のため訪米するとの報道を受けて、ドル円・クロス円は上昇する場面もあった。
米国市場では、米中の貿易摩擦の激化懸念に加え、ユーロ圏経済の減速懸念を背景に、欧米主要株価指数が大幅下落となり、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、相対的に安全な資産とされる円が買われた。ドル/円は3/28以来、ユーロ/円は1/4以来の安値を付けた。また中国と貿易上で関連が深いことから豪ドルも下落となり、豪ドル/円も1/4以来の安値まで下落した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)ライトハイザーUSTR代表が、中国の輸入品に対する追加関税の引き上げについて5/7にも通知する可能性を示したことを受けて、ドル円・クロス円はギャップダウンして始まった。ドル/円は、一時110.59まで下落したものの、大型連休明けで本邦輸入勢のドル買い観測もあり、その後110.85まで反発した。

(2)日経平均株価が序盤から下落し、一時休み前の4/26と比べ383円安まで下落し、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。ただ、通商協議継続のため中国の交渉団が訪米し、劉鶴副首相が協議に出席する見通しであることから、協議の内容を見極めたいとの思惑もあり、下値は限定的だった。一方、豪中銀が政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを予想に反して1.50%に据え置くことを決定したことを受けて、豪ドルは主要通貨に対して上昇した。

(3)劉鶴副首相が訪米すると表明したことを受けて、やや通商協議に対する楽観的な見方が広がり、ドル円・クロス円は一時上昇したが、すでに報道されていたこともあり、上昇は一時的でその後は日本や欧州の株価下落が影響し、上値の重い動きとなった。

(4)米国市場では、改めて米中の貿易摩擦の激化懸念が材料視されたことや、欧州委員会が2019年のユーロ圏成長率予測を従来の1.3%から1.2%に引き下げ、ドイツの成長見通しも従来の1.1%から0.5%に下方修正したことが影響し、欧米主要株価指数が大幅下落となり、投資家のリスク回避の動きが強まった。そのため、相対的に安全な資産とされる円が買われ、ドル円クロス円は軟調な動きとなった。ドル/円は、3/28以来、ユーロ/円は1/4以来の安値を付けた。また中国と貿易上で関連が深いことから豪ドルも下落となり、豪ドル/円は1/4以来の安値まで下落した。

本日のトピックス

トランプ米大統領が追加関税率を引き上げると表明したことや、ライトハイザーUSTR代表が関税の引き上げを5/7にも通知する可能性を示したことを受けて、米中の貿易摩擦激化への警戒感が高まったものの、中国の劉鶴副首相が5/9-10に訪米すると表明したことで、警戒感が後退したとの見方も出ている。マーケットでは、協議の内容を見極めたいとの思惑も根強いものの、米中要人の発言に加え、5/8の中国貿易収支、5/9の米貿易収支の結果が注目される。なお、本日の米国市場では、主要な経済指標の発表がないことから、前日大幅下落となった株価や金利の動きに注目したい。

一方、南アフリカの総選挙が予定(投票は日本時間5/8午後2時から、最終結果は5/11に判明する見通し)されている。与党アフリカ民族会議(ANC)の勝利が確実視されているものの、改選前から議席が減少するようなら、ラマポーザ大統領の経済政策に影響が出る可能性も指摘されており、結果に注目したい。世論調査では、ANCの得票率予想が58%となっているが、2014 年総選挙のANCの得票率が62%だったことから、60%を上回ればラマポーザ大統領の経済政策の前進が期待される。しかし、50%台前半になるようなら、南ア経済の先行き不安が台頭し、ランド相場にも大きく影響する可能性も考えられることから、結果や関連する報道には注目したい。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ドル/円は、一目均衡表の雲を下抜けており、ここから再び雲の中に入り込んで底固い動きとなるのか、一段の下げとなるのか今後の展開が注目される。

一目均衡表では、三役逆転(基準線・転換線のクロス、遅行スパンの価格帯の下抜け、雲の下抜けが揃う)の売りシグナルとなっている上、オシレーターのMACDでは、両線下向きで乖離幅が拡大している。さらに、先行するライン(MACD)がゼロポイントを下抜けており、遅行するライン(シグナル)がゼロポイントを下抜ける場合には、下げ継続のシグナルと見ることもできることから注目したい。

目先の上値のポイントは、雲下限ラインの110.315(来週末まで横ばい)、ここを上抜ける場合には雲上限ライン(本日は110.780、9日110.793、10日110.896、13日110.919、14日110.919)が次のポイントとなる。そして、雲を上抜ける場合には、(1)111.66 (2)112.00 (3)112.40 がその後のポイントとなる。一方、下値は心理的なポイントとなる110.00、3月安値の109.71、下値目標の計算値となる109.47がポイントとなる。

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