前営業日トピックス
東京市場では、オセアニアやアジア市場の一部、欧州市場がGood Friday(聖金曜日)で休場となったことから市場参加者が少なく、日経平均株価が序盤から堅調となったものの、限定的な動きが続いた。
米国市場では、株式や債券市場が休場となり、市場参加者が少ないことから全般的に小動きの展開が続いた。序盤に発表された米住宅着工件数が市場予想を下回る冴えない結果となったものの、反応は限定的となった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)日経平均株価が上昇して始まったが、Good Fridayで多くの国が休場のため取引は低調となり、ドル円・クロス円は序盤から限定的な動きとなった。
(2)Good Fridayのため、欧州、米国市場の一部が休場となり、市場参加者が少ないことから、全般的に小動きの展開が続いた。序盤に発表された米住宅着工件数が市場予想を下回り、2017年5月以来1年10ヵ月ぶりの低水準となったものの、反応は限定的となり、ドル/円は狭いレンジ内の動きが続いた。
本日のトピックス
ドイツや英国市場は、Easter Monday(イースター・マンデー)で主要市場が休場となることから、市場参加者が少なく、限定的な動きが続くと考えられる。 また、米国市場は通常取引だが、やや薄商いとなること見られている。その中で、3月の米中古住宅販売件数の発表が予定されており、結果には注目したい。
4/22の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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23:00 | 米国 |
3月中古住宅販売件数
中古住宅販売件数は、所有権が移転した中古住宅の販売件数であり、米国の景気動向を見る上で重要視されている経済指標の一つである。所得やローン金利の動向に影響を受けることから、ローン金利動向やローン申請件数と関係も深い。
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530万件 | 551万件 |
前回は、4ヵ月ぶりの増加となり、2018年2月以来の高水準となった。最大市場の南部や西部が大きく増加したことが影響した。今回は、前月の反動から減少が予想されているが、予想の範囲内の減少に留まれば、反応は限定的だが、予想以上の減少となる場合には反応が大きくなる可能性も考えられる。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート 日足
ドル/円は、一目均衡表の雲上限ライン、基準線近辺で底固い動きとなった。その後は、年初来高値を更新したものの、やや上値の重い動きとなっている。イースター休暇などで市場参加者が少なくなるというファンダメンタルズ的な要因があったものの、ローソク足の実態の小さなチャート形状が続いている。
コマ足(実態が小さくヒゲが長い形)など、実態の小さい足形が続く場合、投資家心理として迷いを示す形状とされている。現状では、高値を更新したがこのまま上昇するほど強くない、他通貨の弱さを背景に下落する程弱くもないないというところではないか。この形状が続く場合、上下どちらかに方向性が出るケースも多いことから、今後の方向性には注目したい。
相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、現在横ばいが続いているが、直近高値の112.16を上回る場合には基準線が上向きとなることから、注目したい。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅がやや縮小しているが、両線の乖離幅の拡大や、交差にも注目したい。