前営業日トピックス
東京市場では、日経平均株価が大幅上昇となったものの、週明けで新規材料に乏しいことや、米国市場が休場となることから、積極的な売買が手控えられ、序盤から小動きの展開が続いた。その後は、中国株の上昇も加わり、ドル円・クロス円は底固い動きが続いた。
米国では、President's Day(プレジデンツ・デー)の祝日で主要市場が休場となったため、方向感に乏しくドル円・クロス円は狭いレンジ内の動きが続いた。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)日経平均株価が序盤から前週末比で360円を超える上昇となったものの、週明けで新規材料に乏しいことや、米国の休場を控えて様子見ムードが強まっており、積極的な売買が見られず、小動きの展開が続いた。
(2)日経平均株価の堅調な動きが続いたことに加え、中国株が大幅高となったことから、ドル円・クロス円は底固い動きが続いた。一方、英国最大野党労働党の7議員が、EU離脱などに対するコービン党首の姿勢を批判して離党を発表した。これを受けて、合意無き離脱回避への思惑からポンドが上昇する場面もあったが、影響は限定的だった。
(3)米国では、President's Day(プレジデンツ・デー)の祝日で主要市場が休場となったため、方向感に乏しくドル円・クロス円は狭いレンジ内の動きが続いた。ドル/円は、全日で上下幅が16銭、ニューヨーク時間では8銭と極端に狭いレンジとなった。
本日のトピックス
マーケットでは、最近の米経済指標がまちまちの結果が続いていることや、欧州の景気減速懸念を背景に、今週の指標結果を見極めたいとの思惑が強まっており、欧米の経済指標の結果が注目されている。欧州では、ユーロ圏や主要国ドイツの経済指標の悪化による景気減速懸念が高まっており、それがユーロの圧迫要因と一つとされている。本日は、ユーロ圏とドイツのZEWの景況感調査の発表が予定されており、結果を受けて敏感に反応する可能性が考えられることから注目したい。一方、米国市場では、NAHB住宅市場指数の発表が予定されており、前回2015年5月以来の低水準から改善したが、改善が続くのかどうかに注目したい。
2/19の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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0:00 | 米国 |
2月NAHB住宅市場指数
NAHB住宅市場指数は、全米住宅建築業者協会(NAHB)が加盟業者を対象にした一戸建て住宅の販売状況調査を基にした指数。50が判断の基準となり、50を下回ると住宅建設業者の多くが現況を「悪い」とみていることを示すことから、住宅市場の先行指標となる。
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59 | 58 |
前回は、市場予想に反して上昇となり、12月に付けた2015年5月以来の低水準から改善した。現況指数、半年先の見通し、購買見込客足指数がいずれも上昇となり、住宅市場の底打ちの可能性が示された。今回は、前回から上昇が予想されており、改善が続く場合には、底打ち期待も高まるだろう。 |