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2019-06-27 20:00:50

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年12月5日

マーケットトピックス 2018年12月5日

前営業日トピックス

東京市場では、日経平均株価が下落したことや、米長期金利の低下が続いたことを受けて、ドル売り・円買いが先行した。ただ、実需のドル買いも見られ、仲値公示近辺までは底固い動きとなった。しかし、米中貿易戦争は一旦回避されたが、解決に向けた議論は引き続き難航するとの見方が根強いことや、日経平均株価が前日比500円超の下落となったことから、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。
米国市場では、米中の貿易摩擦に対する懸念に加え、景気減速の兆候とされる長短金利差の逆転を受けて、米主要株価が大幅下落となったことから投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。その後、値を戻したものの、終盤まで上値の重い動きが続いた。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)海外市場の堅調な流れが一服し、序盤からドル円・クロス円は軟調な展開となった。そして、日経平均株価が下げ幅を拡大したことや、米10年債利回りが2.975%から2.935%まで低下したことが影響し、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。ただ、本邦実需のドル買いもあり、仲値公示近辺までは比較的底固い動きが続いた。

(2)仲値通過後は、ドル売り・円買いが優勢となった。また、日経平均株価が下げ幅を拡大したことや、対人民元でドル売りが活発化したことも影響した。さらに、前日の海外市場で米当局者の相次ぐハト派的な発言も材料視され、ドル円・クロス円は軟調な動きが続いた。

(3)値頃感の買い戻しもあり、底固い動きとなった。米国市場では新規材料に乏しい中、クドロー米国家経済会議委員長が、米中通商協議の合意は近づいていると発言したことに加え、米長期債利回りが上昇したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。

(4)クドロー委員長が、合意できない場合は25%の関税を課すとしたことや、トランプ大統領が「私は関税マン」とツイートしたことから通商問題に対する思惑が交錯し、株価が軟調な動きとなり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、米債券市場で2年債と5年債の利回りが逆転し、景気後退の予兆が意識されたことから株価が一段の下落となり、リスク回避の動きが強まったことから、ドル円・クロス円も下落となった。その後は、値を戻したものの、上値の重い動きとなった。

本日のトピックス

米中首脳会談で、米国の対中関税発動が先送りされたが、当初は合意に向けて進展するとの期待感があったものの、90日間では完全な合意は難しいとの見方が広がっているところに、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長や、トランプ米大統領の発言を受けて、思惑が交錯する結果となった。ただ、米債券市場で、「景気後退の予兆」とされる長短金利の逆転が見られたことのほうがマーケットでは深刻と考えられ、本日も株価の動き以上に米国債利回りの動きが注目される。
米国では、週末に死去したブッシュ元大統領の国葬がワシントン大聖堂で行われることから、米国市場は休場となる。そのため、12/5に予定されていた上下両院でのFRB議長の議会証言が中止されたことや、米国の経済指標発表も後日に延期されることから、マーケットは閑散となり、限定的な動きが予想される。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

週足ベースのユーロ/ドルでは、上値の重い動きが続いている。一目均衡表においては、基準線が転換線の上側に位置していることや、価格が雲の下側で推移していること、また遅行スパンが価格帯を下回っていることからも弱気相場が続いていると言える。

現状では、8月につけた安値の1.1301が下値のサポートポイントとなっており、10月以降終値ベースではこのポイントを上回っており、底固い動きが続いている。このポイントで底固い動きが続く場合には、底値確認となり反転につながる可能性も考えられる。そして、オシレーターのMACDでは、MACDライン(赤色)がシグナルライン(青色)を上抜ける形状となる場合には、反転のシグナルともなる。その場合の上値のポイントは、(1)1.1418(一目均衡表の転換線)(2)1.1499(過去6週間のもみ合い上限)(3)1.1532(一目均衡表の基準線、来週からは1.1515)と考えられる。特に、(3)の上抜けは重要なポイントとなる。

一方、サポートポイントを完全に下抜ける(終値ベース)場合には、約6週間続いた底固い動きという心理的な下値支えも崩れることから、一段の下げとなる可能性も考えられる。その場合、2017年11月に付けた1.1554から今年8月の1.1301を結んだ延長線上のラインが重要なポイントとなる。ここを下抜ける場合の下値目標の計算値は1.0561と計算できる。

なお、12/17の週は、一目均衡表において相場の転換、加速となり易い日柄であることから、前回、前々回と同様に動きが出始める可能性(上下共に)も考えられることから、この点にも注目したい。

気まぐれ投資コラム

米国の長短金利差に注目

昨日の米債券市場では、2年債利回り(2.795%)と3年債利回り(2.805%)が、5年債利回り(2.787%)を上回る結果となりました。長短金利の逆転は、「景気後退の予兆」とされることから、これが意識されて昨晩の米主要株価は軒並み下げ幅を拡大しています。

マーケットでは、特に米長期金利の指標となる10年債利回りと、政策金利の動向に敏感な2年債利回りの金利差に注目しています。昨晩、10年債利回りは一時2.89%まで低下し、9月上旬以来約3ヵ月ぶりの低水準となりました。一方、2年債利回りは2.84%まで上昇した後2.80%付近で推移。2年債と10年債の利回り差は一時11bpまで縮小し、逆転も意識され始めています。

これを受けて、投資家心理も悪化しており、投資家の不安心理の大きさを示すVIX指数(恐怖指数)は、不安が強まっている節目とされる20を上回って推移しました。長短金利が逆転すると、景気後退感が強まり、株価が大きく下落する傾向もあることから、今後の動向に注目が集まっています。

※出所:データを基にSBILMが作成

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