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2019-10-16 00:58:49

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年11月2日

マーケットトピックス 2018年11月2日

前営業日トピックス

東京市場では、海外市場の流れを受けて、序盤から軟調な動きとなった。また、日経平均株価が下落して始まったことも影響した。その中で、メイ首相がEU離脱に関して、金融サービス関連でEU側と合意したとの報道を受けて、ポンドは主要通貨に対して上昇となった。その後は、日経平均株価が上値の重い動きが続いたことから、ドル円・クロス円も限定的な動きとなった。ただ、欧州主要株価が堅調な動きとなったこともあり、欧州市場では全般的に底固い動きとなった。
米国市場では、英国とEUの離脱交渉が近く合意するとの期待感が強まったことを受けて、ポンドがドルや円に対して上昇となり、ユーロも連れ高となった。一方、米経済指標が冴えない結果となったことが影響し、ドルは主要通貨に対して上値の重い動きが続いた。米株式市場では、米主要株価が軒並み堅調な動きとなり、3営業日続伸となった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)月末のポジション調整の動きに加え、大きく上昇していた米主要株価が上げ幅を縮小し、円買いとなった流れを引き継ぎ、序盤からドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、日経平均株価が下落して始まり、下げ幅を拡大したことも円買いに拍車をかけた。一方、英国のEU離脱交渉で、金融サービス関連で暫定合意したとの報道を受けて、ポンドが主要通貨に対して上昇した。

(2)日経平均株価が下げ幅を縮小したこともあり、値を戻したが、終盤にかけて再び軟調な動きとなり、200円以上の下落となったことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。しかし、日本の株式市場の引け後には再び円売りが優勢となり、また欧州主要株価が堅調な動きとなったことも加わり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

(3)序盤に発表された米非農業部門労働生産性が予想を上回る結果となったものの、米新規失業保険申請件数や継続受給者数が予想より悪化したことから、ドルは上値の重い動きが続いた。英国とEUの離脱交渉で、金融サービス関連での暫定合意や、国境問題でEUが妥協する可能性が一部で報じられたことから、合意が近づいたとの期待感が広がり、ポンドはドルや円に対して上昇し、ユーロも連れ高となった。さらに、カーニー英中銀総裁が、EU離脱が円滑に行われれば英国の利上げペースは将来的に早まる可能性があるとしたことも、ポンドの押し上げ要因となった。

(4)米主要株価の上昇大幅上昇もあり、ドル/円は値を戻したが、投資家のリスク志向の動きが回復したことも、逃避先となったドルが売られる要因となった。また、雇用統計などを控えて様子見ムードが強まったことも影響した。

本日のトピックス

引き続き、アジア市場や欧米の株価が注目されるが、米雇用統計を控えていることもあり、発表まではやや限定的な動きも考えられる。また、英国のEU離脱問題に関する報道を受けてポンドが上昇したが、一部で当局者により報道が否定されたこともあり、ここからの報道や要人発言には注意したい。
米雇用統計では、10/30に発表された消費者信頼感指数が4ヵ月連続の上昇となり、18年ぶりの高水準となったことから、相関性が高いことで注目されている失業率の結果に注目したい。前回の雇用統計では、3.7%と1969年以来の低水準に低下しているが、今回も一段の低下となる可能性も考えられる。一方、雇用者数の伸び幅は、前月から拡大すると予想されているが、10月にもハリケーンが上陸しており、前月同様に伸び幅が予想ほど大きくならない可能性も考えられる。マーケットでは、雇用者数の伸びの増減よりも賃金伸びが注目されており、特に事前予想では2009年以来の伸びとなっていることから、注目したい。

11/2の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

10月失業率

労働力人口に占める失業者の割合で16歳以上の男女が調査対象。失業中の場合、就業が可能な状態か、過去4週間以内に求職活動を行ったかどうかで失業者かどうか判断される。
3.7% 3.7%
前回は、市場の予想以上の低下となり、1969年以来の低水準となった。今回は、前回から横ばいが予想されているものの、失業率と相関性が高いとされる米消費者信頼感指数が3ヵ月連続で上昇となり、18年ぶりの高水準となったことで、今回も予想外の低下となる可能性も考えられる。
21:30 米国

10月非農業部門雇用者数

農業部門を除いた労働者一人当たりの生産高を示した経済指標で、企業景況や個人消費への影響が大きく、景気動向を判断する指標として注目されている。
+20.0万人 +13.4万人
前回は、市場予想を下回り、昨年9月以来の低い伸びとなった。9月に上陸したハリケーンの影響が出た。今回は、その反動から+20万人が予想されているものの、10月にもハリケーンが上陸して被害が出ていることもあり、予想程の高い伸びにはならないとの見方もある。
21:30 米国

10月平均時給(前年比)

3.1% 2.8%
前回は、市場の予想に反して低下となり、この結果がドル相場を圧迫した。今回は、+3.1%が予想されており、予想通りなら、2009年5月以来の3%以上の伸びとなる。これまで伸びが遅いと懸念されていたが、3%以上の伸びとなれば反応も大きくなる可能性も考えられる。
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