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2019-10-16 09:43:20

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年7月3日

マーケットトピックス 2018年7月3日

前営業日トピックス

東京市場では、前週末の海外市場の流れを受けて、序盤からドル買い・円売りが先行した。また、本邦実需のドル買いも入り、ドル/円は111円台まで上昇した。ただ、トランプ米政権の通商政策が落ち着くのかどうかを見極めたいとの思惑もあり、やや上値は限定的だった。その後、日経平均株価が下げ幅を拡大し、一時前週末比500円以上の下落となったことや、米長期金利の低下を受けて、ドル円・クロス円は軟調な動きが続いた。
米国市場では、米ISM製造業景況指数が良好な結果となったものの、米国の貿易問題に対する懸念が根強く、上値の重い動きとなった。その後、ロス米商務長官の発言を受けて、底固い動きとなった。また、下落していた米株価が下げ幅を縮小し、終盤にプラス圏まで上昇したこともあり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前週末の米国株の上昇や、EUの不法移民・難民流入の問題の進展が材料視され、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、ドルやユーロを買う動きが先行した。期初・月初であることから、仲値公示近辺にかけて国内の輸入企業によるドル買いも見られた。また、日銀短観で年度下期の想定レートが107.26円とされたが、目立った反応はなかった。ドル/円は、111.06まで上昇し、5/22以来の111円台乗せとなった。

(2)貿易や投資を巡る米中対立の激化に加え、日銀の短観での景況感悪化を背景に景気の先行きへの警戒感が広がり、日経平均株価が午後に入りは下げ幅を拡大したことを受けて、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。また、時間外取引で米長期金利が低下したことも影響した。また、独連立政権の一角を占めるキリスト教社会同盟(CSU)の党首であるゼーホーファー内相が、CSU党首と内相を辞任する意向を党の会合で表明したことが改めて材料視され、ユーロはドルや円など主要通貨に対して軟調な動きが続いた。

(3)新規材料に乏しく、米長期金利の上昇を受けて円が売られ、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。そして、米ISM製造業景況指数が2月以来の高水準に上昇したものの、米国の貿易問題に対する懸念も根強く、ドルはやや上値の重い動きとなった。一方、ドイツのメルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)と、統一会派を組むキリスト教社会同盟(CSU)が移民・難民政策を巡り対立したことを背景に、ユーロは欧州市場から軟調な展開となっていたが、両党がこの問題で合意に達し、対立が解消されたことから反発となった。

(4)ロス米商務長官がWTO脱退について議論するのはやや尚早との考えを示したことから、貿易問題の懸念がやや後退し、底固い動きとなった。また、下落した米株価が下げ幅を縮小したことや、米長期金利の上昇も加わり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

本日のトピックス

欧州市場では、移民・難民政策を巡り対立していたドイツの連立政権のキリスト教民主同盟(CDU)とキリスト教社会同盟(CSU)が合意に達し、対立が解消されたことから、ドイツ政局への懸念が後退し、ユーロは引き続き底固い動き続く可能性が考えられる。
一方、米国市場では、米耐久財受注の発表が予定されているものの、確報値であることから、速報値ほど反応は期待できないだろう。また、米中貿易問題に関しては依然として見通しが立っておらず、引き続き注意が必要だろう。

7/3の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

5月製造業受注指数(前月比)

製造業受注指数は、米国の製造業の新規受注など受注関連を集計した経済指標であり、設備投資などの先行指標とされている。特に振幅の大きい航空機を除いた非国防資本財受注が注目されることもある。
0.0% -0.8%
前回は、市場予想を下回り、1月以来のマイナスの伸びとなった。耐久財や資本財の低下が影響した。今回は、変わらすが予想されているが、前月に続きマイナスとなるようなら、製造業関連の先行き懸念が高まる可能性も考えられる。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ドル/円は、持ち合いレンジ上限を上抜けて堅調な動きとなっており、引き続き堅調な展開が続くのか注目したい。

コンティニュエーション・パターンのシンメトリカル・トライアングルのパターンと見るならば、上昇途中の小休止の持ち合いの上限を上抜けていることから、上値目標の計算値は、(1)114.306(上抜けポイントから) (2)113.99(アペックスから) (3)パラレルライン上と予測できる。ただ、再びトライアングル内に入り込む場合には、パターン崩れとなることから注目したい。104.63からの上昇角度を考慮すれば、目標到達にはやや時間を要する可能性が考えられる。

目先の上値のポイント
(1)111.20(レジスタンス)(2)111.39(重要レジスタンス)(3)111.50(レジスタンス)

目先の下値のポイント
(1)110.61(前日安値)(2)110.50(サポート)(3)110.37(サポート)

気まぐれ投資コラム

ドルは主要6通貨に対して2週連続の買い越し

CFTC(米商品先物取引委員会)が公表したデータによると、IMM通貨先物の投機部門のドルは主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス・フラン、カナダ・ドル、豪ドル)に対して2週連続の買い越しとなりました。ドルの買い越し額は110億3000万ドル(前週86億4000万ドル)となり、昨年5月中旬以来の大きさとなりました。また、ニュージーランド・ドル、メキシコ・ペソ、ブラジル・レアル、ロシア・ルーブルを含めた10通貨に対する買い越し額は130億4000万ドル(前週は103億8000万ドルの買い越し)となり、5月中旬以来の大幅な買い越しとなりました。

また、ユーロの買い越しは前週の3万6118枚(前週3万3904枚)、円の売り越しは3万5562枚(3万4221枚)、豪ドルの売り越しは4万0978枚(前週4万3099枚)、ポンドの売り越しは2万1581枚(前週1万9206枚)となりました。

※出所:CFTCデータを基にSBILMが作成

※出所:CFTCデータを基にSBILMが作成

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