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2019-06-20 20:07:57

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年6月27日

マーケットトピックス 2018年6月27日

前営業日トピックス

前日の海外市場で米政府高官が米経済の先行きに強気な見方を示したことを受けてドルが上昇したが、上昇は一時的との見方から下落に転じた流れを引き継ぎ、東京市場では序盤から軟調な動きとなった。また、日経平均株価が序盤から下落したことも影響した。そして、米紙の報道を受けて米中貿易摩擦への懸念が強まり、リスク回避の動きからドル円・クロス円は一段の下落となった。午後には、時間外取引で米長期金利上昇したことを受けて、ドル買い・円売りが優勢となり、また欧州主要株価が堅調な展開で始まったことも影響した。
米国市場では、複数の米当局者の発言を受けて、貿易問題に対する懸念が和らぎ、ドルは主要通貨に対して上昇した。また、主要株価が上昇したことも影響し、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、その後の金融当局者の発言を受けて、ドルはやや上値の重い動きとなった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)海外市場でナバロ通商製造政策局長が、米経済に関して強気な見解を示したものの、米経済の先行き懸念を落ち着かせようとしたにすぎないとの見方から、上昇後には軟調な動きとなった流れを受けて、序盤から上値の重い動きとなった。

(2)仲値公示にかけては、実需のドル買い・円売りが見られたものの、ややフローは限定的だった。その後、中国の習近平国家主席が欧米企業幹部との会合で、米国の関税方針に対してわれわれは打ち返すと発言したと米紙が報道したことを受けて、再び米中の貿易懸念が意識され、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ただ、米長期金利の上昇を受けてドル買い円売りが優勢となった。また欧州主要株価が堅調な動きとなったことも影響した。

(3)ハセット米大統領経済諮問委員会委員長が「米国が中国とEUから関税引き下げを勝ち取る可能性は高い」と発言し、ライアン米下院議長が不公正な貿易慣行に対抗する上で「関税引き上げよりも良い手段がある」と発言したことを受けて、米中貿易戦争への懸念が和らいだとの見方が広がり、ドルは大半の主要通貨に対して上昇した。一方、米国の通商政策が欧州企業の収益を圧迫するとの警戒感を背景に、ユーロは対ドルで軟調な動きとなったことから、対円でも上値の重い動きとなった。

(4)アトランタ連銀総裁が、貿易戦争に陥ればリスクは下振れ方向にシフトする、ダラス連銀総裁が長期債の利回りは将来の弱い成長見通しを示していると発言したことなどが影響し、株価が上げ幅を縮小したこともあり、ドル円・クロス円は引けにかけて上値の重い動きとなった。

本日のトピックス

欧州市場では、ユーロ圏の政治情勢に対する懸念よりも、マーケットでは米国との貿易問題が材料視されており、EU首脳会議が始まるまでは引き続き貿易問題が材料視される可能性もある。
米国市場では、耐久財受注、中古住宅宅販売仮契約の発表が予定されており、耐久財受注は速報値であり、比較的敏感に反応することから結果が注目される。特に、予想ではマイナスが予想されており、2ヵ月連続のマイナスとなる場合には、ドルの上値を重くする要因となる可能性も考えられる。また、貿易問題に関する当局者の発言がマーケットを左右する展開が続いており、引き続き発言や報道に注意したい。

6/27の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

5月耐久財受注(前月比)

耐久財受注(Durable Goods Manufacture's Orders)は、米国の耐久財(耐久年数3年以上)の新規受注額を集計した指標であり、設備投資の先行指標として注目されている。特に、変動の大きい輸送用機器などを除いた受注額が民間の設備投資の先行指標として注目されている。
-0.9% -1.6%
前回は、市場予想を上回ったものの、3ヵ月ぶりのマイナスとなった。変動の激しい輸送機器が前月から大きく低下したことが全体を押し下げる要因となった。ただ、輸送機器を除いた指数は堅調な結果だった。今回もマイナスが予想されているが、輸送機器の除いた指数が引き続き堅調な結果となるようなら、相場への影響は限定的だろう。
23:00 米国

5月中古住宅販売仮契約(前月比)

中古住宅販売仮契約は、全米不動産業者協会が発表する中古住宅販売の仮契約を指数化したもの。2001年を100として表す。仮契約は通常1-2ヵ月以内に本契約に移行するため、仮契約指数は中古住宅市場の先行指数とされる。
0.7% -1.3%
前回は、市場予想を下回り、3ヵ月ぶりのマイナスとなり、金利上昇と在庫不足が影響した。今回は、プラス改善が予想されているが、中古住宅販売はここ2ヵ月冴えない結果が続いており、先行指標となる当該指標の結果が次回以降の中古住宅販売の結果に影響することから注目したい。
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