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2019-06-27 03:08:08

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年5月30日

マーケットトピックス 2018年5月30日

前営業日トピックス

東京市場では、海外市場の流れを引き継ぎ、小動きの展開で始まった。そして、日経平均株価が下げ幅を拡大したことや、米長期金利の低下も加わり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。一時、輸出企業のドル売り・円買いが観測されたものの、影響は一時的となり、ドル/円は108円台まで下落した。その後は、値頃感の買い戻しなどが入り、値を戻す展開となった。しかし、米中貿易摩擦とイタリアの政局を巡る不透明感を受けてリスク回避の動きが優勢となり、比較的安全な通貨とされる円が買われた。また、欧米の主要株価や、米国債利回りの低下も影響し、ドル/円は4/23以来の安値を付けた。一方、イタリアの政局混迷や、それを嫌気してイタリア国債が急落したことが売り圧力となり、ユーロは大半の主要通貨に対して下落した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の米国市場が休場だったことから新規材料に乏しく、序盤は小動きの展開となった。そして、日経平均株価が下落して始まり、下げ幅を拡大したことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

(2)仲値公示にかけては、輸入企業のドル買い・円売りも入り、やや値を戻す場面もあった。しかし、イタリアやスペインなど欧州の政治リスクに対する懸念を背景に、リスク回避の動きからドル売り・円買いが強まった。また、米国債の時間外取引で米10年国債利回りが低下したことも影響した。

(3)円買いが一服後し、値頃感の買い戻しもあり、ドル円・クロス円は値を戻した。

(4)中国からの輸入品への関税対象品最終リストを6/15までに発表するとのホワイトハウス声明に関し、合意に矛盾する発表だとの見解を中国商務省が示したことで、米中貿易摩擦への懸念が再燃し、ドルは上値の重い動きとなった。また、イタリアの政局を巡る不透明感が高まったことも加わり、投資家のリスク回避の動きが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。特に、ユーロは対円で昨年6/26以来、対ドルで昨年7/20以来の安値を付けるなど、主要通貨に対して下落した。

本日のトピックス

イタリアなどの政治的不安を背景にリスク回避の動きが続いており、昨日はイタリアの政局混迷を嫌気してイタリア国債が急落した。本日は、イタリアの5年国債、10年国債の入札が予定されており、結果が注目される。
米国市場では、昨晩米中貿易摩擦への懸念も再燃する場面もあり、関連する報道などには注目したい。また、ADP雇用統計、GDPの発表に加え、6/12-13のFOMCの討議資料となり、今後の金融政策の判断材料にもなる米地区連銀経済報告(ベージュブック)も予定されており、結果や内容に注目したい。ただ、最近では経済指標結果よりも貿易摩擦や欧州の政治リスクに敏感に反応する展開が続いているが、最重要に位置づけられる指標であることから、マーケットの反応に注目したい。

5/30の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:15 米国

5月ADP雇用統計

ADP雇用統計は、民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計。2200万人の支払い給与の動向に基づき算出、通常米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されるため、米国雇用統計の結果を予想する上でよく参考にされる。
19.0万人 20.4万人
前回は、市場予想を上回る結果となったものの、3月から低下となり、4ヵ月連続の低下となった。ただ、好調な雇用の伸びの目安となる+20万人は6ヵ月連続で上回っており、良好な雇用情勢が示された。今回は、+20万人を下回る伸びが予想されており、7ヵ月ぶりに+20万人を下回るのか、引き続き+20万人を維持するのか注目される。
21:30 米国

1Q GDP(前期比年率)

GDPは、一定期間内に米国内で生み出された財とサービスの付加価値の額を合計したもので、国内の経済規模を測るための指標の一つ。GDPの伸び率は、経済成長率を表す指標として重要視されている。そして、個人消費はGDPのおよそ7割を占めることから、構成指数の中では特に重要視されている。
2.3% 2.3%
前回は、市場予想と一致し、2四半期連続の低下となった。個人消費が2013年以来の低い伸びとなったことが影響した。今回の改定値では、速報値から変わらずと予想されているが、GDPの7割を占める個人消費が速報値で大きく低下したことから、上方修正があるのか注目したい。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ドル/円は、一目均衡表の雲を上抜けてから堅調な動きが続いていたが、トレンドラインや基準線を下抜けてから下げが加速する展開が続いている。ここから更に下落するのか、底固い動きとなり、再び堅調な動きとなるのか注目したい。

オシレーターのMACDでは、両線下向き継続で乖離幅の拡大が続いているため、引き続き軟調を示唆する形状となっている。この先ゼロポイント近辺で先行するラインが失速するのか、両線がゼロポイントを下抜ける展開となるのか注目したい。

一目均衡表では、価格が基準線を下抜けており、基準線・転換線がクロス間近(本日同値)となっている。また、遅行スパンは価格帯を下抜けており、雲を下抜ける形となると三役逆転のチャート形状となる。また、方向性を示すとされる基準線は上昇(横ばい含む)が続いており、当分は横ばいが続くが、108.112を下回ると下向きに転換することから、注目したい。

上値のポイント
(1)108.78(レジスタンス)(2)109.47(前日高値)(3)109.75(一目基準線)

下値のポイント
(1)108.01(重要サポート、前日安値)(2)107.66(重要サポート)(3)107.33(下値目標の計算値)

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