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2019-10-20 02:31:04

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年5月22日

マーケットトピックス 2018年5月22日

前営業日トピックス

東京市場では、米中貿易協議で関税引き上げなどの措置を棚上げすることで合意し、両国の貿易戦争懸念が後退したことで、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。その後やや一服したものの、時間外取引での米長期金利上昇したことを受けて再び堅調な動きとなった。
海外市場では、ドイツ市場が休場だったことや、米国の主要な経済指標の発表がないことから、やや限定的な動きとなった。その中で、米長期金利が低下したことが影響し、ドルはやや上値の重い動きとなった。ただ、米中貿易摩擦の懸念が後退したことや、米主要株価が堅調な動きとなったこともあり、下値は限定的となった。一方、原油価格が3年半ぶり高値となったことが好感され、資源国通貨は堅調な動きとなった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)ムニューシン米財務長官が、テレビ番組で「貿易戦争を保留にする。関税措置を一旦保留にすることで合意した。一方、枠組みの執行は目指していく」と語ったことが材料視され、序盤からドルは堅調な動きとなった。仲値公示にかけては輸入企業などのドル買い・円売りも入り、ドル/円は111円台まで上昇した。

(2)仲値公示通過後は、ドル買い・円売り買いが一巡し、やや上値の重い動きとなった。しかし、米国債利回りが上昇したことから再びドル買い・円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

(3)米長期金利が伸び悩む展開となったことから、ドルは上値の重い動きとなった。米国市場では、主要な経済指標の発表がなく、新規材料に乏しい中、米長期金利の低下が材料視され、ドルはやや上値の重い動きとなった。ただ、米中貿易摩擦に対する懸念が後退したことや、米主要株価が上昇したこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。一方、NY原油が2014年11月以来約3年半ぶりの高値となったことを好感して、豪ドルやカナダ・ドルなどの資源国通貨は大きく上昇した。

本日のトピックス

米中の貿易懸念が一旦後退したことから、投資家のリスク選好の動きが出ており、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ただ、米国の金利をにらみながらの展開が続いており、金利に連動する形で動いている。そして、米長期金利の指標となる米10年債利回りが、先週約7年ぶりの高水準となったが、その後低下が続いており、これがドル/円の圧迫要因となっている。このことから、米長期金利などの動きには注目したい。特に、米国では2年債の入札が予定されており、結果を受けて米国債利回りに動きが出るようなら、外為市場にも影響する可能性もあるだろう。
また、イタリアの連立協議や北朝鮮、イラン情勢などの政治問題も燻っており、何か動きが出るようなら、影響を及ぼす可能性があることから、注意が必要だろう。

5/22の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

5月リッチモンド連銀製造業指数

リッチモンド連銀製造業指数は、米国の12連邦準備銀行の1つであるリッチモンド地区連銀が発表している製造業指数。1993年から算出が開始されており、NY連銀、フィラデルフィア連銀が発表する指数と合わせて製造業の景況を確認できる。管轄はウェストバージニア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州、ワシントンDCなど。管轄地域は米国内生産の9.1%を占める。
8 -3
前回は、市場予想を大きく下回る結果となり、2016年9月以来のマイナスとなった。今回は、前回からの反動が予想されている。普段は他の重要な経済指標と同時に発表されることから、当該指標に対する反応はやや限定的だが、今回は日程がずれており、単独での発表になることから、結果を受けて動きが出る可能性が考えられる。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円は、重要なラインを上抜けて一段の上昇となり、一目均衡表の雲上限ラインも上抜けている。ここから堅調な動きとなるのか、上値の重い動きとなるのか注目したい。目先は、一目均衡表の雲上限ラインを上抜けおり、一段の上昇も期待される。ただ、雲上限ラインは低下が続いていることから、雲上限ラインに沿って上値の重い動きとなる可能性も考えられる。このことから、目先の動きが注目される。

84.52と84.07を結ぶラインの延長線上を上抜けたことで、底打ちパターンが完成となるチャート形状(パターンが完成による上値目標の計算値は87.428と計算できる)であることから、延長線上を下抜けなければ、堅調な動きが続く可能性が考えられる。また、オシレーターのMACDでは、両線のクロス後に乖離幅が拡大しており、両線がゼロポイントを上抜けとなる場合には、継続のシグナルとなることから堅調な動きが続く可能性が考えられる。

上値のポイント
(1)84.26(レジスタンス)(2)84.52(重要レジスタンス)(3)84.88(レジスタンス)

下値のポイント
(1)84.00(雲上限ライン)(2)83.50(サポート)(3)83.34(前日安値)

気まぐれ投資コラム

今週予定されている一連の米国債入札に注目

米国の金利動向が先導役となり、ここまでドル/円相場を押し上げる要因となっています。特に、最近では影響が顕著に表れていることから、マーケットでは米国の金利動向が注目されています。特に、政策金利の動向に敏感な2年債利回りは2008年7月以来、米長期金利の指標となる10年債利回りが2011年7月高水準となるなど、金利の上昇が続いています。ただ、先週末からやや一服となっており、今後の動きが注目されます。

マーケットでは、米長期金利の指標となる10年債利回が3%を超えるなど、金利上昇が続いていることから、企業の金利負担増が株価の圧迫要因となるだけでなく、新興国への影響(ドル高・金利高)を懸念する声も出始めています。

そして、今週は22日に2年債(330億ドル)、23日に5年債(360億ドル)、24日に7年債(300億ドル)など、米国債の入札が予定されており、入札結果が注目されています。先々週に実施された入札では、3年債の最高落札利回りが11年ぶり、10年債が4年ぶり、30年債が1年ぶり高水準となったこともあり、入札の不調が続く場合には、金利上昇が加速し、マーケットの不安心理が高まる可能性も考えられることから、入札結果には注目です。

また、23日(日本時間24日午前3時)には、5月1-2日分のFOMC議事録が公開される予定となっており、内容次第では政策金利の動向に敏感な2年債を中心に動きが出る可能性もあることから、議事録の内容にも注目です。

※出所:データを基にSBILMが作成

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