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2019-06-18 03:37:41

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年5月15日

マーケットトピックス 2018年5月15日

前営業日トピックス

東京市場では、前週末の海外市場でドルが主要通貨や新興国通貨に対して弱含んだ流れを引き継ぎ、ドルはやや軟調となった。また、実需のドル売りも加わり、小動きながら軟調な動きが続いた。しかし、仲値公示通過後は、日経平均株価が堅調となったことや、米長期金利の上昇もあり、ドル円・クロス円は堅調な動きが続いた。上昇一服後は、上値の重い動きとなったが、米国の主要な経済指標の発表がない中、米長期金利の上昇が続いたことや、米中貿易摩擦への懸念が後退したとの見方が広がり、ドルは堅調な動きとなった。ドルは、主要10通貨の大半に対して上昇した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)110円台をトライした後、上値の重い動きが続いており、週明けで新規材料に乏しい中、序盤から軟調な動きとなった。また、仲値公示近辺にかけて国内輸出企業のドル売りが出たことも圧迫要因となった。

(2)下落して始まった日経平均株価がプラス圏に上昇したことや、その後上げ幅を拡大したこともあり、底固い動きとなった。その後、米長期金利の上昇や、全般的な株高もあり、リスク選好の円売りが出て、ドル円・クロス円は堅調となった。一方、ECB理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁が、「利上げ開始時期について、ECBが新たなガイダンスを示す可能性がある」と述べたことを受けて、ユーロは主要通貨に対して堅調な動きとなった。

(3)米国の主要な経済指標の発表がなく、序盤はやや上値の重い動きとなった。ただ、トランプ米大統領が中国大手通信機器に対する制裁緩和を示唆したことを受けて、米中の貿易摩擦への懸念が後退したことで、投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが優勢となった。また、米国債利回りの上昇を受けて、米国と他国の金利差拡大が意識されたことも、ドルの押し上げ要因となった。

本日のトピックス

欧州市場では、ドイツのGDPやフランスの消費者物価指数、英国の雇用統計など、主要な経済指標の発表が予定されている。一方、米国でも小売売上高など、主要な米経済指標の発表が予定されており、引き続き堅調な個人消費が維持されるのかどうか注目されている。また、米金融当局者の発言や、FRB副議長候補の指名公聴会なども予定されており、こちらの発言の内容にも注目が集まっている。そして、中国副首相が貿易協議のため訪米する予定であるが、それに合わせるように、トランプ米大統領が中国大手通信機器に対する制裁緩和を示唆したことから、協議は比較的良い方向に進むとの見方も出ており、関連する報道などには注目したい。

5/15の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

4月小売売上高(前月比)

小売売上高は、米国商務省が百貨店やスーパーの売上調査を基にして発表している指標である。個人消費はGDPの約70%を占めており、小売売上高は個人消費の動向を見る上で重要な経済指標の一つであり、米国経済に与える影響も大きいため注目されている。
0.3% 0.6%
前回は、市場予想を上回り、4ヵ月ぶりのプラスとなった。減税や確定申告後の税還付金で消費者の間に購買意欲が戻ったとの見方もある。今回は、前回から伸び幅の低下が予想されている。消費の改善が一時的だったのか見極めたいとの思惑もあり、マイナスに落ち込むようなことがなければ、影響は限定的だろう。
21:30 米国

5月ニューヨーク連銀製造業景気指数

NY連銀製造業景気指数は、NY州の製造業の景況感などを指数化した経済指標である。製造業に関連した新規受注・雇用・在庫など、指数化された数値が発表される。数値はゼロが景況の判断の基準となる。
15.0 15.8
前回は、市場予想を下回る結果となり、大半の関連指数が低下したことが影響した。今回は、引き続き低下が予想されている。特に、2ヵ月連続で低下となっている雇用者数や、前回大きく低下した新規受注の結果には特に注目したい。

気まぐれ投資コラム

米国のリグの稼働数が2015年3月以来の高水準

NY原油が70ドル台を突破し、2014年11月以来約3年5カ月ぶりの高値を付けるなど、上昇が続く中、米国のリグの稼働数も増加が続いています。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズ社が公表した米国内石油掘削リグ稼働数は、前週比+10基の844基となり、2015年3月以来の高水準となりました。米国の対イランへの経済制裁で、原油供給が減るとの見方が背景となっています。

石油や天然ガスの採取のための採掘装置を『リグ』と言い、米国のリグの稼働数が増加すると、米国における産油量の増加に繋がります。そのため、石油掘削リグ稼働数は、将来の生産動向を占う先行指標として注目されています。

EIA(米エネルギー情報局)は、2018年の国内原油生産が前年比+137万バレルの日量1072万バレルになると予想。また、2019年も平均で前年比+114万バレルの日量1186万バレルになると予想しています。そして、リグ稼働数の上昇が続く場合には、原油相場の圧迫要因となる可能性もあり、今後の動向に注目です。

※出所:データを基にSBILMが作成

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