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2019-10-14 12:16:51

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2018年5月10日

マーケットトピックス 2018年5月10日

前営業日トピックス

海外市場の流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から小動きの展開となった。その後、米長期金利の上昇に加え、リクルートのM&Aに関する報道や武田薬品工業の大型買収合意など、日本企業の海外展開が加速する中、ドル調達の思惑からドル買い・円売りが優勢となった。上昇一巡後はやや一服となったものの、欧州勢が円売りを先行させたことから、ドル円・クロス円は一段の上昇となった。
米国市場では、序盤の物価関連の経済指標が冴えない結果となったことから、ドルは軟調な動きとなる場面もあった。その後は、米長期金利や株価を見ながらの展開となったが、全般的に狭いレンジ内の動きが続いた。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)トランプ米大統領が、イランと欧米など6ヵ国が締結した核合意から離脱すると表明したことが材料視されたが、米国の離脱は予想通りで今後の状況を見極めたいとの見方から、ドル円・クロス円は序盤から小動きの展開となった。その後、過度なリスク回避姿勢が後退したことや、リクルートが米企業の買収発表し、先の武田薬品工業の大型買収など、日本企業の海外展開を背景に、資金調達に絡む思惑からドル買い・円売りが加速した。

(2)ドル指数が年初来高値を付けたことや、米長期金利の上昇を受けて、ドルは堅調な動きとなった。その後、利益確定の動きが見られたものの、底固い動きが続いた。

(3)米経済指標が冴えない結果となったことから、ドルはやや軟調な動きとなる場面もあった。ただ、米消費者物価指数の発表を翌日に控えて、様子見姿勢も出ており、やや限定的な動きとなった。一方、原油価格が2014年11月以来約3年5ヵ月ぶりの高値となったことから、資源国通貨は比較的堅調な動きとなった。

本日のトピックス

マーケットでは、ユーロやポンドの下落が一服しており、反発の動きが続くのか、政治関連の報道や金融政策に関する発表に注目したい。特に、英国では、金融政策発表が予定されており、結果が注目される。現状では、政策金利の据え置きがコンセンサスだが、声明や議事録、またインフレレポートなどから、今後の利上げ時期に関するヒントがあるのかなどが注目される。
米国市場では、消費者物価指数の発表が予定されており、食品とエネルギーを除くコア指数が前年比で加速が予想されている。予想通りの結果なら、昨年2月以来の高水準となる。結果を受けて、米国の利上げペースに関する思惑が交錯する可能性も考えられる。

5/10の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
20:00 英国

英中銀 政策金利発表

金融政策委員会(MPC 〜Monetary Policy Committee)は、イングランド銀行に設置されている委員会であり、総裁、副総裁(2名)、チーフ・エコノミスト、エグゼクティブ・ディレクター、4名の外部委員からなる9名の委員で構成されている。毎月上旬に開催され、政策は木曜日の会合後に発表を行う。
0.50% 0.50%
前回は、市場の予想通り金利据え置きとなった。当初、利上げが確実視されていたものの、要人発言などもが影響し、利上げ期待が後退している。そのため、今回は政策金利などの現状維持が予想されている。特に、声明での利上げ時期のヒントがあるのか、また利上げを支持する委員がいるのか注目したい。
21:30 米国

4月消費者物価指数(前月比)

消費者物価指数(CPI = Consumer Price Index)は、消費者を対象とした小売やサービスの価格動向を示した指数である。特に、食品とエネルギーを除いたコア指数が重要視されている。そして、米国の金融政策を決定する上で重要な経済指標であり、為替市場への影響も非常に大きい。
0.3% -0.1%
前回は、市場予想を下回る結果となり、2017年5月以来のマイナスとなった。ただ、前年比では昨年3月以来、コアは昨年2月以来の高値伸びとなった。今回は、前回の反動から上昇が予想されており、前年比ではさらに伸び幅が拡大すると予想されている。原油価格の上昇から、3月に落ち込んだエネルギーが上昇する場合には、予想を上回る可能性も指摘されている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ポンド/円は、一目均衡表の雲下限ラインを下抜け、やや軟調な動きとなったものの、下げは加速せず、底固い動きとなり、再び雲下限ライン近辺まで上昇している。ここから雲下限ラインに沿って上昇となるのか、雲下限ラインから乖離するのか注目したい。

オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅の縮小傾向が続いており、先行するラインはやや上向きに転じている。今後、両線がクロスとなり、ゼロポイントを上抜ける展開となるようなら、ポンド/円の上昇も続く可能性も考えられる。

上値のポイント
(1)149.19(前日高値)(2)149.46(レジスタンス)(3)150.11(レジスタンス)

下値のポイント
(1)148.20(サポート)(2)147.70(前日安値)(3)147.05(直近安値)

気まぐれ投資コラム

英金利据え置きがコンセンサス、利上げを支持するメンバーはいるのか?

前回(3/22)の英中銀のMPC(金融政策委員会)では、市場の予想通り政策金利が0.50%で据え置きとなりましたが、マカファティー委員、ソーンダース委員の2名が利上げを主張していました。また、英中銀は、マーケットで5月の利上げ期待が高まっていることに言及しましたが、これを否定しなかったことで、利上げ期待が一段と高まりました。そして、金利先物市場における5月の利上げ予想確率は、発表直前の48%から70%まで上昇しました。 

その後、5月のMPCでの利上げ予想確率は一時100%まで上昇する場面もありました。しかし、カーニー英中銀総裁が、4月20日のテレビインタビューで、5月のMPC(金融政策委員会)に関して「どうすべきかまだ決めていない」と発言したことが嫌気され、利上げ予想確率は大きく低下しました。また、英GDPが予想以上に低下し、2012年以来の低水準となったことからポンドは一段の下落となり、利上げ予想確率も大きく低下しました。

金利先物市場における利上げ予想確率は、3/29の100%から5/9には11%台まで低下しています。今回、マーケットでは政策金利の据え置きがほぼ確実視されています。また、前回のMPCでは2名の委員が利上げを支持しましたが、引き続き利上げを支持するメンバーがいるのかも注目されます。そして、声明において、今後の利上げに関して言及するのかにも注目が集まっています。

エコノミスト予想では、当初5月の利上げが確実視されていましたが、ここにきて8月の会合での利上げにシフトしているようです。また、金利先物市場では、今回の利上げ予想確率が11%、6月が22%、8月が57%、9月が56%、11月が72%、12月が66%となっています。

※出所:データを基にSBILMが作成

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