前営業日トピックス
日本が祝日で主要市場が休場となり、新規材料に乏しい中、アジア市場では序盤から小動きの展開が続いた。アジア市場の株価が軟調な動きとなったこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。
一方、海外市場では、欧州市場でやや動きが出たものの、米国が感謝祭の祝日で主要市場が休場となったことから、限定的な動きが続いた。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)東京市場が休場となる中、前日の米国市場でFOMC議事録がハト派的な内容と受け止められたことで、ドルが主要通貨に対して下落し、序盤のドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。その後、値を戻したものの、中国株やインドの主要株価が下落したことを受けて、円が買われる動きとなった。
(2)海外市場では、米国市場が感謝祭の祝日のため主要市場が休場となったことから、新規材料に乏しく、ドル円・クロス円は限定的な動きが続いた。
本日のトピックス
休場明けの東京市場では、午後に景気関連の経済指標の発表が予定されているが、反応は限定的だろう。ただ、週末であることから、実需の売買が活発になる可能性もあり、仲値公示や引け近辺の動きには注目したい。
米国市場では、米感謝祭翌日の“ブラックフライデー”で4連休を取ることも多く、市場参加者も少ないことから、限定的な動きが続く可能性が考えられる。なお、本日の米国の株式・債券市場は短縮取引となる。
また、米大手格付け会社が南アフリカの格付け見直しを発表する予定であり、仮にジャンク級に引き下げられる場合には、ランド相場に影響する可能性も考えられる。そして、時間外の発表なら、週明けに影響が出る可能性もあるだろう。