前営業日トピックス
東京市場では、150円以上下落した日経平均株価が、一時プラス圏まで上昇したことを受けて、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、株価が再び下落に転じたことから、上値の重い動きとなった。また、週末のポジション調整のドル売り・円買いが出る一方、押し目買いも見られ、レンジ内の動きが続いた。
その後、欧州主要株価が軒並み大幅下落となったことを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、円を買う動きが優勢となった。米国市場では、原油価格の下落や債券利回りの低下も加わり、リスク回避の動きから円買いが優勢となった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
本日のトピックス
東京市場では、週明けで新規材料に乏しく、28日に米大統領の演説を控えていることから、限定的な動きが考えられる。ただ、日経平均株価の動き次第では影響が出る可能性も考えられる。海外市場では、懸念される欧州主要国の選挙に関する要人の発言や報道には過敏に反応する可能性もあり、注目したい。
また、米国市場では、主要な経済指標の発表が予定されているものの、28日にトランプ米大統領が上下両院合同会議で演説をする予定であることから、様子見ムードが高まり小動きの展開が予想される。ただ、トランプ米大統領は、SNSを使った発信もあり注意したい。
2/27の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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22:30 | 米国 |
1月耐久財受注(前月比)
米国の耐久財(耐久年数3年以上)の新規受注額を集計した指標であり、設備投資の先行指標として注目されている。特に、変動の大きい輸送用機器などを除いた受注額が民間の設備投資の先行指標として注目されている。
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1.7% | -0.5% |
前回は、市場予想を若干下回る結果となり、2ヵ月連続のマイナスとなった。ただ、変動の大きい航空機が大きく低下したことが全体を押し下げており、輸送機器を除いたコア指数はプラスを維持した。今回は前回の反動から改善が予想されているが、平均的には低い伸びが予想されている。 |