前営業日トピックス
日本市場が休場だったことから、新規材料に乏しく、アジア市場では狭いレンジ内の展開が続いた。その後は、米債券利回りが上昇したことなどが材料視され、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。米国市場では、米経済指標が軒並み市場予想を上回る結果となったことを受けて、ドルは主要通貨に対して上昇した。ただ、その後、米債利回りが急落したことや、上昇して始まった米株価、原油価格が下落したことも影響し、円を買い戻す動きが強まり、ドル円・クロス円は大きく下落した。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)年明けであるものの、日本市場が休場だったことから、新規材料に乏しく、アジア市場のドル円・クロス円は狭いレンジ内の展開が続いた。
(2)米債券利回りが上昇したことや、欧州主要株価が上昇して始まったことを受けて、ドル買い・円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。
(3)米国市場では、債券利回りの上昇が一服したことなどから、序盤は小動きの展開となったが、米ISM製造業景況指数が2014年12月以来2年ぶりの高水準となるなど、軒並み指標結果が良好だったことなどを受けて、ドルが主要通貨に対して上昇した。
(4)米債券利回りが大きく低下したことや、堅調な展開で始まった米株価が上げ幅を縮小する動きとなったことなどを受けて、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。ただ、終盤には株価が反発したことから、値を戻す動きとなった。
本日のトピックス
東京市場では、年明けスタートとなることから各市場の動きに注目したい。特に、海外市場で株価が堅調な動きとなったことから、日経平均株価の動きには注目したい。また、日本の経済指標の発表もなく、材料に乏しいことから、米国市場で大きく下落した原油価格や、低下した米債券利回りの動きなどにも注目したい。米国市場では、主要な経済指標の発表がないものの、先月分のFOMC議事録が公開されることから、具体的な議論の中身に注目したい。
1/4の注目材料
時間 | 国・地域 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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翌4:00 | 米国 |
FOMC議事録公表[12月13-14日分] |
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1年ぶりに利上げを決定した12月の議事録。2017年の利上げのペースに関して、具体的な議論がされたのかが注目されている。また、雇用や物価に関する見通しについての見方にも注目したい。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート 1時間足
ドル/円は、高値を付けた後に軟調な動きとなったが、サポートポイント近辺で下げ止まっている。ここから値を戻す動きが続くのか、再び軟調な動きとなるのか注目したい。下値のポイントは、サポートの117.24となり、ここを下抜ける場合には年明けに開けたギャップを埋めに行く可能性も考えられる。上値のポイントは、118.09、118.60がポイントとなる。