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2019-12-07 05:18:56

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2016年12月6日

マーケットトピックス 2016年12月6日

前営業日トピックス

東京市場では、イタリアの国民投票で憲法改正が否決され、伊首相が辞意を表明したことで、ユーロが一時1.0505ドルまで急落し、2015年3月以来の安値を付けた。また、リスク回避の動きからドル円・クロス円も下落した。その後は、実需の動きなどもあり、値を戻したものの、日経平均株価が軟調な動きとなったことから、ドル円・クロス円は上値の重い動きが続いた。ただ、欧州市場では、楽観的な見方などから株価が堅調な動きとなり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。また、米経済指標がいずれも市場予想を上回る結果となったことから、ドルが主要通貨に対して堅調な動きとなった。しかし、米債券利回りが低下したことから、ドル売り・円買いが優勢となり、ドル円・クロス円も一段の下げとなった。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)イタリアの国民投票で憲法改正案が否決され、イタリアの首相が辞意を表明したことを受けてリスク回避の動きが強まり、序盤から円買いが優勢となった。ただ、憲法改正案の否決や、首相の辞意は、事前に予想されていたことや、大きく混乱しなかったことで、リスク回避の円買いの巻き戻しが入った。また、五十日(ごとおび)の実需のドル買い・円売りも要因となった。

(2)仲値公示後は、日経平均株価が下げ幅を拡大する動きとなり、円買いの動きとなった。

(3)イタリアに対する懸念が和らいだことや、欧州主要株価が堅調な展開となったことが好感され、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

(4)米国市場では、米経済指標がいずれも市場予想を上回る結果となったことを受けて、ドルは堅調な動きとなった。しかし、その後は、米長期債利回りが低下したことや、最高値を更新したダウ平均株価が上げ幅を縮小する動きとなったことから、ドル売り・円買いが優勢となった。

本日のトピックス

前日の海外市場では、イタリアの国民投票の結果に対してやや楽観的な見方となったことや、欧米の株価が比較的堅調な動きとなったことから、東京市場では、昨日下落した日経平均株価の動きに注目したい。株価が堅調な動きとなれば、円売りの展開も考えられる。また、前日の米経済指標結果を受けて、利上げが意識されていることも影響する可能性も考えられる。米国市場では、主要な経済指標の発表が予定されており、結果に注目したい。前日に続き堅調な結果が続く場合には、ドルは比較的堅調な動きとなる可能性も考えられる。そして、米国の利上げ期待の高まりを背景に、債券利回りの上昇や、OPECの原油減産合意で需給が引き締まるとの期待のある原油価格の動きにも注目したい。いずれも上昇となれば、ドルの押し上げ材料となるだろう。ただ、反対の結果となる場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

12/6の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

10月貿易収支

貿易収支は、米国から輸出された金額と米国へ輸入された金額の差額。米国では、輸出、輸入ともモノだけではなくサービス(運賃や保険、観光など)も含まれる。
-420億USD -364億USD
前回は、市場予想を上回る改善となり、赤字額は2015年2月以来の低水準となった。輸出が好調で、輸入が減ったことが影響した。今回は、前回からの反動に加え、ドルが上昇した影響から、赤字増加が予想されている。ただ、予想の範囲内であれば、影響は限定的だろう。
0:00 米国

12月IBD/TIPP景気楽観指数

IBD/TIPP景気楽観指数は、米インベスターズ・ビジネス・デーリー(IBD)とテクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス社がまとめて発表する消費者関連指数。ミシガン大やコンファレンスボードの消費者信頼感指数の先行指標として注目されている。消費者信頼感指数と同様に50が判断の基準となり、50を上回ると楽観的と判断する。
52.1 51.4
前回は、市場予想を上回り、2ヵ月連続で節目となる50を上回り、2015年1月以来1年10ヵ月ぶりの高水準となった。今回は、さらに改善が予想されており、米景気への期待感が高まっていることが示されるのかどうか注目したい。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 1時間足

ユーロ/円は、高値を付けた後上値の重い動きが続いている。ここから再び堅調な動きとなり、レジスタンスを上抜けて一段の上昇となるのか、サポートを下抜けて一段の下げとなるのか注目したい。目先の上値のポイントは123.20、ここを上抜ける場合には、124円台を試す展開も考えられる。一方、下値のポイントはサポートの122.05、ここを下抜ける場合には、118.75からの123.20までの上昇に対する38.2%押しの121.50、50%押しの120.97がポイントとなる。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅の縮小が続いており、両線がクロスして下向きとなる場合には、下げを示唆する形となることから注目したい。

気まぐれ投資コラム

イタリア国民投票後の注目点

12/4(日)実施されたイタリアの国民投票では、憲法改正案が否決され、憲法改正を提唱していたレンツィ首相が辞意を表明しました。これを受けて、ユーロは主要通貨に対して大きく下落しました。ただ、憲法改正案の否決と首相辞任まではすでに織り込まれていたことから、下落後は反発となっています。

イタリアの新興野党「五つ星運動」は、国民投票の結果を受けて辞意を表明したことに関し、政権に就く用意があると表明した。そして、「五つ星運動」の創設者のベッペ・グリッロ氏は、即時に選挙を実施するべきだと主張しています。「五つ星運動」は、反ユーロを掲げ、ユーロ圏からの離脱の是非を問う国民投票の実施を目指しており、世論調査では、レンツィ首相率いる民主党と支持率は互角になっています。

ここからは、イタリア政局の流動化は避けられない状況であり、当面は後任の選定や、解散総選挙に向かうのかが注目されます。また、総選挙となる場合、政権交代、ユーロ離脱に向かう可能性も不安視されます。そして、来年のフランス大統領選やドイツの総選挙が予定されており、ユーロ圏の政治リスクに繋がる可能性も懸念されています。

※出所:FX総合分析チャート 日足

※出所:FX総合分析チャート 1時間足

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